伯友会

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クラブOB会・同好会

2023年度 六甲学院山岳会総会報告

 

六甲学院山岳会(山岳部OB会)の総会を10月29日に開催しました。参加者は12期から34期までの12名。

まず、長峰墓地で2002年12月3日に帰天された故阪上秀太郎先生(1期、オッサン)を追悼しました。六甲教会の中村神父さま(15期山岳部)の司式で、厳かに故人の安らかな眠りを祈ったのち、在りし日の思い出を語り合い、会員の近況を報告しました。

次いで、席を阪急六甲駅近くの「愛蓮」に移し、総会・懇親会を実施。30期塩村会長が夏の立山など本年度の山行を総括し、「来年も引き続き山でお会いしたい」と力強く挨拶。28期中家氏は会計報告で、総会や懇親会の際にいただく寄付などで滞りなく会の運営が出来ていることに謝意を表しました。

コロナ禍のもと、会食は野外でのバーベキューやすき焼きが続いていましたが、今回は久しぶりの屋内。有志による早池峰山などの東北山行が紹介されたほか、12期小島氏による同期藤原氏の追悼、31期須藤33期今井両氏を偲ぶ会の報告を行い、あっという間に時間になりました。

街中での開催は、山岳部らしい野趣には欠けるものの、高齢化が進むなか、集まりやすさという点では悪くない、というのが幹事としての感想です。登ること・歩くこと中心から、ヤマメシなどに関心の幅を広げ、来年も会の健在ぶりをご報告します。

(34期 佐藤俊介記)

2022年度 六甲学院山岳会総会報告

六甲学院山岳会(山岳部OB会)の総会を10月30日、長峰墓地にて開催しました。参加者は8期から34期までの14名(出席者は写真参照)。

まず、六甲教会の中村神父さま(15期山岳部)の司式で、2002年12月3日に帰天された故阪上秀太郎先生(1期、オッサン)を追悼。在りし日を偲び、思い出を語り合いました。次に、2003年から昨年まで18年の長きにわたり、山岳会の会長を務めていただいた森川列氏(8期)に感謝状と記念品を贈呈。会計報告、ウェブサイトの改訂報告を行いました。さらに、場所を近くの谷間に移し、バーベキュー、部歌斉唱などで懇親を深めました。

プレイベントとして、前日29日には6名のメンバーで武庫川廃線跡をハイキング。トンネル内ではヘッドランプを点け、ちょっとした探検気分。鹿と猪の串揚げでビールを飲み干しました。

「山岳会を挙げての行事は会員の高齢化によりなされていませんが、有志によるハイキング、摩耶山近辺での鍋集まりや、関東でも有志による登山が結構な頻度でなされています。歳取れば歳取ったなりの山の楽しみ方もあると感じています。引き続き山でお会いできればと存じます」(30期塩村会長メッセージ)。

34期 佐藤俊介記

六甲学院山岳会ウェブサイト

オッサンの人となり、山岳部員とのきずなについては、以下、「伯友」記事をお読みください。


長峰墓地にて。数字は期

武庫川廃線跡ハイキング:左から16北村、21春木、25前田、34藤原、34佐藤、28中家(数字は期)

山岳部OB会 2021年度総会 阪上先生墓参報告

六甲学院山岳会(山岳部OB会)の本年度総会は、新型コロナウィルス感染症拡大防止の観点から、昨年同様、屋内での会合を自粛。毎年欠かさず行っている阪上秀太郎先生(2002年12月3日帰天、通称オッサン、1期)の長峰墓地のみ実施しました。

10月31日(日)、8期(89歳)から34期(62歳)までの会員15名が参集。六甲教会の中村健三神父さま(15期)の司式で、オッサンだけでなくすべての物故会員、オッサンのお隣で眠っておられる鈴田克介先生はじめ、お世話になった諸先生方のために祈りを捧げました。

今回を機に、8期の森川列会長が退任され、新会長には30期塩村仁さんが就任されました。

墓参後は近くの山中で、有志すき焼き会を実施。肉の確保に必死になるあまり、乾杯の音頭をすっかり忘れ、だいぶたってから慌てて19期五百旗頭さんにご挨拶をお願いする一幕も。入部以来、半世紀以上たってもいっこうに衰えないサバイバル精神が、還暦を越えても山歩きを楽しもうという意欲を保つ秘訣かもしれません。

(墓参出席者)8期森川、15期中村、16期北村、18期名村、八代、19期五百旗頭、24期佐伯、25期前田、26期小根田、山田、28期中家、29期矢野、32期三浦、33期竹田、34期藤原、佐藤

(34期 佐藤俊介記)

 

墓参風景

阪上先生、鈴田先生は並んで眠っておられます

山中すき焼き会

六甲学院山岳会(山岳部OB会)2020年度総会 阪上先生墓参報告

六甲学院山岳会(山岳部OB会)の本年度総会は、新型コロナウィルス感染症拡大防止の観点から、屋内での会合を自粛。毎年欠かさず行っている阪上秀太郎先生(2002年12月3日帰天、通称オッサン)の長峰墓地墓参のみ実施しました。
10月25日(日)、素晴らしい晴天のもと、16期(80歳)から34期(61歳)までの会員18名が参集。六甲教会の中村健三神父さま(15期)の司式で、祈りを捧げた後、前川さん(23期)、小根田さん(26期)がオッサンを偲んで思い出を披露。パタゴニア遠征(1968年~69年)で氷河から流れ出る冷たい川を褌ひとつで渡ったオッサンの勇姿、社会科準備室で山行計画の指導を受けた様子などが語られました。
パタゴニア遠征は六甲学院創立30周年記念行事として、1968年~69年に阪上先生(1期生)を隊長とする山岳部OB5名で実施しました。未踏の氷床をチリからアルゼンチンに横断し、未踏峰リソ・パトロンに登頂しています。遠征の概要は本山岳会ウェブサイト「パタゴニア遠征」、上記エピソードなどは、同「追悼 阪上先生」でご覧頂けます。
http://rokkoh.web5.jp/open/top/

中村神父さま(中央)の司式で祈りを捧げる

後列左から18期村田、奈良、15期中村、29期矢野、26期山田、30期塩村、村田、33期竹田、28期中家、34期佐藤、16期北村。前列左から18期八代、名村、23期前川、34期藤原、25期南川、19期仁居津、26期小根田

山岳部OB会、創部80周年総会を開催

2019年10月26日~27日、六甲学院山岳会(山岳部OB会)は創部80周年行事を盛大に執り行いました。

第一部:物故者追悼ミサ

カトリック六甲教会にて、25名が参加。物故会員66名のみならず、武宮校長先生、シュトルテ先生(天狗さん)など、お世話になった方達すべてへの感謝と追悼の祈りを捧げました。12期藤原さんが共同祈願で先唱されたように、山岳部員は「山や自然との触れ合いを通して、創造主の御業と力を知り、登山を通して苦しみと喜びを学ぶことができ」「ともに喜び、助け合う力を尽くすことの大切さを証された」。中村神父様(山岳部15期)はお話の中で、自らの体験を基に「山岳部は命がけのつながりがある」と指摘、故阪上先生の人柄を偲びつつ、「私たちの学びがこれからの人生を生きる力、道しるべとなるように」と祈られました。

第二部:故阪上先生墓参(於:長峰墓地)

参加24名。マイクロバスで長峰墓地に移動。墓前に中村神父様が祈りを捧げられた後、皆でお焼香をしました。

第三部:総会・懇親会

参加27名。六甲山上あるYMCAにて開催。8期森川会長の挨拶、28期中家さんの会計報告、13期稲富さんの乾杯の発声でバーベキューを開始、あちこちで昔話に花が咲き談笑が絶えませんでした。満腹になったところで、一人一人が近況報告。焚火をおこし、部歌を皮切りに、行進曲や立山の歌などの大合唱が始まりました。日帰り組が帰途についた後、会場を宿泊棟の大広間に移し、二次会をスタート。すでに数名は沈没しているようでしたが、先輩諸兄より昔話を色々聞かせて頂き、楽しい時間を過ごさせて頂きました。日付が変わった頃にお開きとなりました。

第四部:ハイキング

主に、摩耶山を経て新神戸、ハーブ園へ。コーヒーや昼食にたっぷり時間をかけて、絶好の晴天を楽しみました。

【各種行事参加者】 延べ31名(敬称略)
8期 森川 列、9期 中村芳男、11期 五十嵐恒夫、12期 藤原 泰、13期 稲富武二
16期 山名晴次郎、北村 豊、杉本静哉、
21期 春木康秀、稲吉資史、22期 岩田修二、23期 嘉治井崇、前川弘幸、田中達吉、佐伯邦治、
24期 佐伯 健治、石原 存、25期 南川博茂、26期 小根田一郎、山田 昇、28期 中家一郎
29期 矢野恵司、山下誠三、野網 裕、鍛冶義和、宮本 篤、30期 村田真澄、清水真也
33期 竹田安広、34期 藤原浩司、佐藤俊介

六甲学院山岳会ウェブサイト
http://rokkoh.web5.jp/open/top/

34期 佐藤俊介記

六甲教会にて、追悼ミサ参加者

六甲教会にて、追悼ミサ参加者

阪上先生の墓前で祈りを捧げる中村神父様

阪上先生の墓前で祈りを捧げる中村神父様

BBQ参加者記念写真

BBQ参加者記念写真

たき火を囲んで大合唱

たき火を囲んで大合唱

布引の滝へのハイキング

布引の滝へのハイキング

山岳部OB会、総会で活発な山行を報告

山岳部OB会(六甲学院山岳会)では、毎年秋、オッサン(故阪上秀太郎先生)の墓参を兼ねた総会を催しています。今年は11月8日に開催しました。
当日は、長峰墓地に直接向かった会員たちに、前夜からキャンプでたき火を楽しんだグループ、早朝登山組が合流しました。その後、六甲学院生徒研修所で場所を移し、8期森川列会長の挨拶で総会をスタート。国内はもとより、北欧や南米のトレッキングのスライドや動画を楽しみながら総勢21名で会食しました。最後に、会計の28期中家一郎さんが母校立山ヒュッテに魔法瓶を寄贈した旨を報告。次なるターゲットとして、12月の大菩薩山行に期待膨らませながら散会しました。

総会を終えて

総会を終えて

以下、主要山行の報告です。
【南米トレッキング】
17期黒山明彦さんは1966年、南米最高峰のアコンカグア(標高6,960m)南壁の世界第2登に成功。以来、南米に魅せられて、ブラジルに居住されています。
2012年は、1月12日から2月4日まで、名古屋大学山岳部時代の友人とパタゴニアトレッキングに行かれました。
パタゴニアは、六甲学院創立30周年を記念して、1968年12月~69年3月にかけて六甲学院山岳会が遠征隊を派遣。未踏の氷床横断に加え、リソ・パトロン峰を初登頂するなど、会員憧れの地です。登頂者の一人、23期前川弘幸さんも懐かしそうにスライドを見つめました。(同遠征は、山岳会ホームページご参照。
「風の大地」と言われるくらい、強風が名物のパタゴニアですが、天候に恵まれ、ペリトモレノ氷河や鋭い岩峰フィッツロイの眺望を楽しまれました。
また、2013年にブラジル・ペルー・ボリビア・アルゼンチンにまたがり、マチュピチュ、チチカカ湖、ウユニ塩湖、サンタクルス谷と大旅行された折のスライドも披露。
サンタクルス谷トレッキングでは、大雪崩による土石流の現場跡地で、雪崩の威力を実感。地球温暖化により、アンデスのみならずヒマラヤ他でもこうしたリスクが高まっていると思われる、という興味深いレポートを拝聴しました。

ボリビア・アンデスのタウリパンパにて。右が黒山さん

ボリビア・アンデスのタウリパンパにて。右が黒山さん

【北欧トレッキング】
26期小根田一郎さん、30期塩村仁さんは、ここ3年、夏はスウェーデン(ラップランド)のトレッキングを楽しまれています。2013年は王様の散歩道といわれるクングスレーデン沿いにトレースするFjallraven Classicに参加、2014年はスウェーデン最北部のKatterjokkからDossagevaggi谷に沿ってUnna Allakasに至り、Kebnekaise山まで、今年2015はPadjelantaledenを歩かれたとのこと。今年の模様は、小根田さんのプログで紹介されています。
http://rtjacho1.blog92.fc2.com/blog-entry-256.html
総会では、iPodで撮った動画で披露されました。オッサンは8ミリフィルムのカメラで合宿撮影を楽しんでおられましたが、こんな便利な道具ができたんか、と天国でびっくりされているかもしれません。

【八ガ岳山行】
10月9~11日の3連休、23期から34期までの会員が家族も含め総勢17名で北八ガ岳を楽しみました。
六甲時代に南八ガ岳での冬山合宿を経験した会員が多いものの、北八ガ岳は意外な盲点。初日は天狗岳、蓼科山と2パーティに分かれて活動。10日は雨のなか、白駒池へ。深い森と苔が醸し出す独特の情感に全員で浸りました。11日は、ロープウェイを利用し、北横岳と縞枯山に登山。温泉や蕎麦などを楽しんで帰路に着きました。
ところで、山岳部と切っても切れないのが六甲歌集。キャンプの夜はたき火の周りで、雨の日はテントの中で、部歌・部行進曲・立山の歌などで蛮声を張り上げたものです。
今回、皆で囲んだ六甲歌集は、8月に急逝された33期今井啓介さんが大事にされていたもの。今井さんは、大学進学後も山岳部で活躍され、北アルプスや富士山樹海で人命救助にも尽されました。今井さんを偲びながらの熱唱に華を添えたのが、33期辻井俊彦さんの知人、プロのピアニスト・桑山 (緑川) るみさんのピアノ伴奏。辻井さんは、勤務先の都立大塚病院で、患者さんのやすらぎ緩和ケアの一助にと合唱団を立ち上げていますが、その師匠がるみさんです。桑山夫妻や合唱団の安木良博さんも加わったバーベキューも、また良い思い出になりました。
山岳部は34期で廃部になりましたが、家族や知人などにも輪を広げ、今も有志で山を楽しんでいます。

ピアノ伴奏付き六甲歌集大合唱

ピアノ伴奏付き六甲歌集大合唱

(34期 佐藤俊介)

山岳部OB 22期の立山登山

22期の元山岳部員はほぼ5年おきに山で集まっている。2004年10月には摩耶山のシェル道でキャンプをし,2011年5月には信州田沢温泉に行き,今年(2015年)は,北陸新幹線も開通したので立山に行くことになった。みんなで立山に行くのは,高2の合宿以来52年ぶりだ。

6月9日12:30に富山駅に集合した。50年前とほとんど変わっていない地鉄,ケーブルカー,バスを乗り継いで,一面雪景色の室堂平に着いた。30分ほど歩いて,ミクリガ池と雷鳥沢との間にある雷鳥荘に投宿,さっそく,露天温泉につかったあとビールで乾杯。山小屋ではあるが,実質的には旅館で快適である。

翌朝(6月10日)は快晴で07:25出発。6月の適度にしまり適度にくさった雪の上を歩いて9時過ぎに一ノ越着。風がそこそこ吹いているが後立山から槍までよく見える。ここに来るまでにすでに遅れていた,歩くのがいやな投石と腹の出た岩田はここから引き返す。ほかの4人,いまでも日高の沢登りや山スキーをしている岸本,中年登山を着実にこなしている出雲路,自転車ツーリングとマラソンでアスリート体型の飯国,日頃乗馬で鍛えている前田は,雄山へと急な尾根を登っていった。雄山着10:40,縦走路を北へ進んだ。投石と岩田が雷鳥荘の前で昼飯を食べていると,4人が富士ノ折立の下の稜線に現れた。真砂岳の手前の大走り分岐(12:50)から下り,まっすぐに大きな雪の斜面を雷鳥沢へと走り降り,14:40に雷鳥荘に帰着した。

翌朝は一番のバスで下山し,千寿ケ原の立山カルデラ砂防博物館を見学し,富山から新幹線で信州上田まで脚を伸ばし,筑摩山地東麓の岩田の住処で反省会を開き,翌12日の朝,解散した。

下山の朝,雷鳥荘の前で.左から岩田修二,飯国泰男,投石保広,岸本正彦,出雲路敬明,前田正,左側背後の山は大日岳

下山の朝,雷鳥荘の前で.左から岩田修二,飯国泰男,投石保広,岸本正彦,出雲路敬明,前田正,左側背後の山は大日岳