山岳部OB 22期の立山登山

22期の元山岳部員はほぼ5年おきに山で集まっている。2004年10月には摩耶山のシェル道でキャンプをし,2011年5月には信州田沢温泉に行き,今年(2015年)は,北陸新幹線も開通したので立山に行くことになった。みんなで立山に行くのは,高2の合宿以来52年ぶりだ。

6月9日12:30に富山駅に集合した。50年前とほとんど変わっていない地鉄,ケーブルカー,バスを乗り継いで,一面雪景色の室堂平に着いた。30分ほど歩いて,ミクリガ池と雷鳥沢との間にある雷鳥荘に投宿,さっそく,露天温泉につかったあとビールで乾杯。山小屋ではあるが,実質的には旅館で快適である。

翌朝(6月10日)は快晴で07:25出発。6月の適度にしまり適度にくさった雪の上を歩いて9時過ぎに一ノ越着。風がそこそこ吹いているが後立山から槍までよく見える。ここに来るまでにすでに遅れていた,歩くのがいやな投石と腹の出た岩田はここから引き返す。ほかの4人,いまでも日高の沢登りや山スキーをしている岸本,中年登山を着実にこなしている出雲路,自転車ツーリングとマラソンでアスリート体型の飯国,日頃乗馬で鍛えている前田は,雄山へと急な尾根を登っていった。雄山着10:40,縦走路を北へ進んだ。投石と岩田が雷鳥荘の前で昼飯を食べていると,4人が富士ノ折立の下の稜線に現れた。真砂岳の手前の大走り分岐(12:50)から下り,まっすぐに大きな雪の斜面を雷鳥沢へと走り降り,14:40に雷鳥荘に帰着した。

翌朝は一番のバスで下山し,千寿ケ原の立山カルデラ砂防博物館を見学し,富山から新幹線で信州上田まで脚を伸ばし,筑摩山地東麓の岩田の住処で反省会を開き,翌12日の朝,解散した。

下山の朝,雷鳥荘の前で.左から岩田修二,飯国泰男,投石保広,岸本正彦,出雲路敬明,前田正,左側背後の山は大日岳