2013年から始まり今回で第12回となる伯友会OB講演会を2019年6月28日(金)の6時間目に高校1年生を対象に講堂で行いました。
今回は、伯友会の常任幹事でもある33期の濱田有司さんに「神戸の建築・まちづくり行政の現場から」といった題名で話をしていただきました。
濱田さんは、神戸市役所に入庁後、教育委員会文化財課、都市計画局、住宅局等を経て、建築技術部長、建築指導担当局長を担われたのち定年退職。その後も歴史的建造物・空家空地対策担当部長として活躍されておられます。
まずは「日本の公務員とは」から話をしていただき、ご自分の経験とともに神戸市役所の組織についても説明していただきました。北野の異人館の歴史的な流れとその保存についての話や、北区の古民家の藁ぶき屋根の話、阪神淡路大震災の被害の写真とともにその後の復興についての話、そしてその際に緊急で震災復興住宅の計画策定を行った話、また現在では日本全国で7件に1件が空家になっていることや、所有者不明の土地も九州全土と同じぐらいの面積になっていることからその対策が急がれていることなど、建築・まちづくり行政の様々な点についてご自分の経験に基づき話をしていただきました。
最後に「神戸市職員採用のビデオ」により、神戸市役所職員の専門的な仕事を含めた様々な仕事を紹介していただきました。
途中、準備していただいたパワーポイントの画面が消えるハプニングもありましたが、公務員の仕事にも色々あること、企画を立ててそれを実行することによるやりがいのある仕事であることなどを生徒達にお話しいただきました。
(六甲学院中学校・高等学校 事務室 林)