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2025年度 六甲OB職場訪問 報告書

▲国土交通省(46期足立さま)から国会議事堂を背景に記念写真(2025年8月25日)

 

0.はじめに

今年も猛暑の夏となりましたが、2025年度のOB職場訪問を無事に終えることができました。気温と同じく、85期生ら参加者たちの熱意も高く、とくに東京の職場訪問につきましては、51名もの参加者を迎えることができました。

この職場訪問は、2022年度から開始され、今回で4回目となります。秋からの文理選択を間近に控え、学問の先にある職業像について考えることになります。その際、とくに自分たちより上の世代にあたるOBの先輩方がどのような仕事で社会貢献されているのかを学び、その観点から自身の興味・関心を改めて見つめ直してもらおうとする企画となります。

今回もまた、後輩たちのためにたくさんのOBの方々に訪問を快く受け入れていただきました。とくに伯友会事業委員会の岡本剣さま(46期)・青田雄弘さま(50期)には多大なお力添えを賜ることになりました。この場を借りてお礼申し上げます。

(2025年10月1日 六甲学院教諭 進路指導主任 森本 亮介)

 

▲東京大学では五百旗頭先生(最前面:49期)が気さくに生徒たちと交流をして下さりました(2025年8月25日)

 

 

1.神戸研修

 

日時:2025年8月4日(月)

訪問先:川崎重工株式会社 神戸本社(神戸市中央区)

神戸地方裁判所(神戸市中央区)

協力OB:青田雅弘さま(50期)、藤原唯人さま(50期)

引率教員:青木竜生(英語科)、森本亮介(社会科)

引率生徒:15名

 

▲青田さまによる概要紹介。工場見学も行いました

 

概要

今年度の職場訪問もまた、例年と同じく神戸からスタートしました。

川崎重工では、青田さまとスタッフのみなさまがわれわれをお出迎え下さりました。最初に大会議室でスケジュール・会社概要などについてお話をいただいたあと、作業着に着替え、工場見学へと向かいました。生徒たちの感想にあるように、重厚長大な機械の数々に圧倒されている姿が印象的でした。

 

▲藤原さまによる弁護士のお仕事についてのご講話

 

正午過ぎに工場を後にし、神戸地方裁判所横にある兵庫県弁護士会館にて、50期藤原さまと合流いたしました。藤原さまは最初に、ご自身の経歴をご紹介されたあと、弁護士のお仕事などをご説明下さりました。ある程度仕事に対する理解を深めた後に、全員で神戸地方裁判所の見学へと移りました。法廷では、裁判所のスタッフの方が付き添って下さり、実際の裁判で用いられている法廷内を自由に見学させていただきました。生徒たちは、普段テレビなどでしか見ることのない法廷で、自由に法服などを着用したりしつつ、法律を扱う仕事への理解が深まったような面持ちでした。

 

生徒たちのアンケートから

・藤原さんがどの教科も少なからず役に立っているとおっしゃったのが印象的だった。

・藤原さんがおっしゃっていた通り、いろんなことをやっていこうと思いました。

・色々な職業についている人の話を聞けて、貴重な経験になりました。

・川崎重工のジャンルの内、エネルギー(水素)について興味を持った。

・理系の方での進路の一つとして考えたい。

・実際に見学することで、その職業や仕事内容をイメージすることができてよかったと思います。

・川崎重工の技術に驚いた。

・普段は聞くことのできないOBの方々のお話を聞けたことはとても貴重だった。

・全ての企業などが社会に貢献しているんだと改めて思った。

・実際に働いている人を近くで見て自分の将来についていろんな選択肢があることがわかってよかった。

・将来あまり自分はならなさそうな職業についている弁護士の方、川崎重工の社員さんから職業選択の幅が広がった。

・法廷の中に入ったり弁護士の人に話を聞ける貴重な機会があって良い経験になりました。

・川崎重工が大きい工場を持っていることは知っていたけれど、こんなにも大きい工場だと知り驚いた。

・司法試験がとても難しいということを知れたのがとても大きいです。とてつもない努力をしないと弁護士にはなれないと知って、弁護士というのはすごい職業なのだと知りました。

・身近な場所で自分の将来に関わる事を学べて非常に楽しかった

 

神戸研修 青田さま(50期)への生徒たちからの感想

・足につけていた白いくるぶしカバーは一体何だったのだろう?

・手が不器用な僕にはできないと思っていたけれど、重工業なら楽しくものづくりができそうと感じた。

・お仕事もあるなか、わざわざ時間を割いて説明していただきありがとうございます。自分はバイクに最近はまっていてよくきく川崎さんを見てみたいと思い応募しました。予想以上にいろんな事業に手をのばしていてとても勉強になりました。

・質問を丁寧に答えてくださいありがとうございました。水素についてのお話がとても興味深かったです。

・質問:ブルー水素のお話にありましたように二酸化炭素を回収する方法を教えて下さい。将来的にブルー水素かグリーン水素のどちらが優先的に扱われるようになると思いますか。理由もお願いします。

・文理、進路選択の材料になると思います。

・水素エネルギーは鉄道や航空機にも使う予定ですか? そうならばエネルギー効率はどう変化しますか?

・実際の仕事内容についてだけでなく、ものづくりについての考え方ややりがいについても知ることができてとても有意義でした。この度はありがとうございました。

・これからも頑張ってください。

・機械を製造するイメージを持っていたが、エネルギー事業のこともされていてすごいと思いました。特に機械の設計に興味を持ちました。

・工場内を丁寧に案内してもらえて色々とわかりました。

・理系の仕事について知らないことが多かったですが、説明を聞きながらの工場見学は楽しくて興味が湧きました

・この度は川崎重工見学と貴重なプレゼンをありがとうございました。スケールが大きく、衝撃を受けました。

・川崎重工には外国の従業員の方がいてお客さんにも外国の方がいてグローバルに活躍しているのがすごいと思ったし、その方とコミュニケーションで流暢に話す青田さんを見て憧れが湧きました。

・お忙しい中時間を割いて貴重な体験をさせていただきありがとうございました。とてもいい経験になりました。

・すごく楽しそうに仕事をしている印象があったので、僕もそんな人生を送ってみたいと思いました。見学させていただきありがとうございました。

・工場の大きさに驚かされ川崎工業は何をしているのか知れて楽しかったです。

 

神戸研修 藤原さま(50期)への生徒たちからの感想

・相手と言い争うのは嫌だから性に合っていないと考えていたけど平和的に解決することができるならとても良いと思った。

・藤原さんがおっしゃっていた通り、これからいろんなことをやって自分の夢を決めていこうと思います。ありがとうございました。

・このような貴重な機会をありがとうございました。とても興味深かったです。

・質問:今まで弁護士をやってて一番しんどかった仕事を教えて下さい。

・文理、進路選択の材料になると思います。

・藤原さんは法律の欠点ってどこだと思いますか?

・実際に法廷に行くことによって裁判についてイメージすることができました。説明もわかりやすく、質問にも丁寧に答えてくださりありがとうございました。

・これからも頑張ってください。

・裁判では話す言葉の一つ一つに重みがあり責任がある大変な職業だと思った。

・弁護士や裁判官や検察官とかの仕組みについてよくわかりました。

・裁判所の中に入ることはなかなかないので興味深く、裁判官や弁護士などについて知らないことを学べてとても良かった。

・将来自分の職業の選択肢には入っていなかった弁護士というものですが、今回様々なご説明と裁判所見学を通じて、こんな仕事があり、こんなことをしているのかと感動を受けました。今回は貴重な時間を割いて職場訪問にお付き合いいただき、そしてわかりやすい説明をしていただき、ありがとうございました。

・弁護士のことについて、弁護士になった人からしか聞けないことを聞けて、とても貴重な機会でした。

・お忙しい中時間を割いて貴重な体験をさせていただきありがとうございました。とてもいい経験になりました。

・弁護士になる際のやりがいや苦労を知れて、僕の進路選択の道をより正確にできました。この度はありがとうございました。

・裁判所に初めて入ったので新鮮な経験ばかりで興奮して面白かった。

 

 

 

2.大阪研修

 

日時:2025年8月7日(木)

訪問先:Panasonicホールディングス株式会社(大阪府門真市)

アクセンチュア株式会社 関西(大阪)オフィス(大阪市北区中之島)

関西電力株式会社(大阪市北区中之島)

協力OB:宇田研一郎さま(50期)、木元由基さま(51期)、久留島聡さま(51期)

引率教員:深尾孝道(数学科、51期)、森本亮介(社会科)

引率生徒:20名

 

▲木元さまよりコンサルティングについてご説明

 

概要

大阪訪問におきましては、今年新たな試みとして、近年、就活生の間で人気の高まっているコンサルティング会社に注目をしました。訪問先を探っている中で、51期OBの木元さまがお勤めのアクセンチュア(関西オフィス)を訪問する機会をいただきました。

「コンサルティング会社」と聞いたとき、高校生はもちろん、われわれ大人にとっても、どのような活動をしているのか、今一つ漠然としているかもしれません。そのようなアクセンチュアの取り組みについて木元さまは、「時代の変化をいち早く捉え、現状理解とその変革を考える仕事」「さまざまな企業(クライアント)に価値ある提案ができるか否かが問われている仕事」などとした上で、多くの事例を踏まえながら、わかりやすく普段の取り組みをご紹介下さりました。とくに「キャリア(仕事)はマラソン。自分を持続的に高めることができる興味ある分野に出会うこと」の大切さを後輩たちに説いていただきました。併せてオフィス見学などの時間もいただき、生徒たちも刺激に満ち満ちた表情を浮かべていました。

 

▲Panasonicミュージアム前で記念撮影(宇田さま)

 

加えて大阪訪問では、職場訪問立ち上げ当初から50期宇田さま(Panasonic)と51期久留島さま(関西電力)に多大なご協力をいただいております。今年度もオフィス見学に始まり、85期生に対して励ましのメッセージをいただきました。「自分の考えを相手にきちんと伝えるために、一歩踏み出すことの大切さ」「自分が考えていることが、間違っているかもしれない、と思いすぎないこと」(宇田さま)などのアドバイスは、子どもたちの心に残ったように見受けられました。

▲関西電力で久留島さまを囲んでフリートーク

 

生徒たちのアンケートから

・Panasonicミュージアムでは、松下幸之助さんの「弱みを強みに」という言葉が心に残り、自分もそう出来るような人になりたいと思った。

・色々なことに興味をもつことを意識して生きていきたい。

・木元さんの「アンテナを常に張っておく」ということが印象に残った。また、木元さんの「安牌がない」ということも印象的だった。自分はよく安全策を取ってしまうので、とても心に響いた。

・積極的にいく事の大切さや、将来の日本の事が聞けてとても良い経験になった。

・コンサルを就職の選択肢の一つとして考えようと思う。

・Panasonicでは今のPanasonicの企業の構造を教えて頂き、今は必ずしも家電だけではないということを学べました。PanasonicミュージアムではPanasonicの歴史や今までの家電などを観れて面白かったです。

・アクセンチュアではプレゼンがわかりやすく、職業を選ぶ上のさまざまな指針を教えていただけて勉強になりました。またコンサルティングとは何かもよく分かり興味を持てました。

・関西電力では電力の供給の仕方や、実際に施設を案内して頂き、見ることのない場所だったので貴重な経験になりました。またOBの方との座談会もあり様々な個人的なことを聞けてよかったです。

・アクセンチュアの仕事場が用途によって様々で面白かった。

・似たことが学べる複数の大学で、どう選べばいいのか、ということを関西電力の方に具体的に相談できたことが一番良かったです。

・いろんな業界の人が同じ企業で働いているのは少し驚いた

・まず、宇田さんが質問はできるときにした方が良いと言っていたことが、かなり自分に響きました。元々、質問や発表などは苦手なので、変わっていかなければならないと思わされました。次に、関西電力での、OBの先輩との座談会で、今僕がしておいたほうがいいことや、何を意識して、ここからの六甲生活をしていけば良いのかがわかりました。また、アクセンチュアでの職場見学で、色々な会社はだいたいこのようにみんな働いているということを知られてよかったです。

・どんな企業でも大体、文理どっちでもいいということを知れて良かった。

・英語が必須であることや、大学で教授とコミュニケーションを深めておくと楽などの、就職に向けての重要な要素をたくさん教えてもらえたので行って良かったと思います。

・自分が将来どのようなことで仕事をするかのある程度のイメージが学べた。

・様々な会社で様々な人が働いていて、自分の将来と向き合えた。

・文系理系や色々な学部があるけど、それだけで将来の職業が決まるわけでもないから、自分が大学に行ってやりたいことをやるということも大事なんだと思いました。また、アクセンチュアの社内がすごく綺麗でいいなと思いました。

・今まで進路についてかなり悩んでいたがそのことについて考える材料になった。

・改めて社会に貢献できる仕事はいろいろあるのだなと思った。

 

大阪研修 宇田さま(50期)への生徒たちからの感想

・いろいろな就職の考え方に関することを聞けて良かったです。ありがとうございました。

・Panasonicがどういう会社なのか詳しくご説明頂き、いろんなことが出来る会社なのだと分かりました。またこれからは電池系が大事になってくると教わりいろんなことを学べました。

・宇田さんは何度か職場が移っていたと思うのですが、職場が変わって良かったこととよくなかったことを聞きたいです。

・本当にありがとうございました。この経験を活かして自分の将来について考えたいと思います。

・得たチャンスは逃さないようにしたいと思います。

・普段は入れないような会社の中の図書館や会議室を見る事ができてとても憧れがわきました。

・ありがとうございました。文理、進路の選択の材料にします。

・白物と黒物の説明ありがとうございます。疑問が解決しました。

・今のPanasonicの企業の構造を教えて頂き、今は必ずしも家電だけではないということを学べました。PanasonicミュージアムではPanasonicの歴史や今までの家電などを観れて面白かったです。これからのPanasonicの構造改革や、家電など頑張って欲しいと思っています。

・Panasonicの中やミュージアムまで見学させてもらえてありがとうございました。

・希望した部署に配属されるという話を聞き、興味を持ちました。

・会議での意見の重要性を理解できた。

・質問に答えて頂いた通り、これからの六甲生活で逃げないという事を大事に、過ごしていきたいと思いました。

・Panasonicで何を重視しているのか知れて良かったです。ありがとうございました。

・就職氷河期での生き残り方を教えてくださってありがとうございます。忘れずに将来に活かそうと思います。Panasonicグループは単にPanasonicという1つの会社なのではなく、様々な分野ごとに多くの会社に分かれているというのを初めて知りました。ありがとうございました。

・まずは貴重なお話ありがとうございました。今回Panasonicさんでは、従業員ひとりひとりを大切にしているという企業体制を知り、これがPanasonicが大企業であり続ける理由の一つなのだなと思いました。また、これから大切になることをたくさん教えていただきとても面白かったです。

・今回は見学を、そしてすばらしいプレゼンテーションをありがとうございました。

・会社の誕生や、内容を知れて楽しかったです。

・お忙しい中時間を割いて貴重な体験をさせていただきありがとうございました。とてもいい経験になりました。

・ミュージアムとても面白かったです。panasonicについて改めて興味が湧きました。

・Panasonicについても詳しく説明していただけましたし、グローバルな話も興味深かったです。さらに、こういう講演の後は自分を知ってもらうために質問をするんだということがとても心に残りました。

・質問をした際にわかりやすく回答してくれて嬉しかったです。

・とても興味深い話をありがとうございました。

 

大阪研修 木元さま(51期)への生徒たちからの感想

・アクセンチュアという会社は聞いたことがなく、どのような会社か分からなかったのですが、木元さんの丁寧な説明でわかりやすく理解することができました。ありがとうございました。

・ITについてよくわからなかったのですが、先輩の説明で興味を持つことができました。また自分は外国人と関わりのある企業に勤めたいと考えているので将来の職業について考える選択肢が増やせました。

・コンサルティングをするにあたって解決策は他にはないような独特のアイデアを考えていらっしゃると思いますが、そのアイデアを考え出すためのトレーニングとしてした方が良いとこはあるのか質問したいです。

・本当にありがとうございました。話題の提示や話の導入が滑らかで話し方が上手だと思いました。面白かったです。この経験を活かして自分の将来について考えたいと思います。

・コンサルティングの会社にいらっしゃる木元さんからしか聞けないような、高校生の僕たちへのアドバイスはとても心に残りました。

・社内の中を見学させて頂いたり、将来のためのお話しを聞けてとても良い経験になりました。

・ありがとうございました。文理、進路選択の材料にします。

・質問です。木元さんはなぜアクセンチュアに就こうと思ったのですか?

・プレゼンがわかりやすく職業を選ぶ上のさまざまな指針を教えていただけて勉強になりました。またコンサルティングとは何かもよく分かり興味を持てました。

・わかりやすいスライドで仕事について教えていただきありがとうございました。

・今まで知らない企業でしたが、とても興味を持ちました。自分の得意分野を伸ばせるような進路選択をしようと思います。

・社会の変化に気づいて対応していくのは難しそうだけどやりがいがあって良いところだと感じました。

・最初はどのような仕事だったのか、わからなかったのですが、説明を聞いていく中で、とても、おもしろい仕事だと知ることができました。また、どのような仕事をしているのかを見学させて頂き、ありがとうございました。

・コンサルタントとは何か、アクセンチュアは他の企業と何が違うかを知れて良かったです。ありがとうございました。

・オフィスの中にキーカードで開くゲートのようなものがたくさんあって、強そうな会社だという雰囲気を感じました。外資系企業のため、外国人職員さんがたくさんいらっしゃるのが驚きでした。ありがとうございました。

・とても面白く飽きないような話をありがとうございました。自分は好きなこと、興味があることを本当にやり続けて仕事になるのか? と思っていたのですが、話のおかげで自分の将来につながる一歩になったと思います。

・今まで聞いたことがなく,仕事内容も難しいものでしたが、わかりやすく説明していただきありがとうございました。

・お忙しい中時間を割いて貴重な体験をさせていただきありがとうございました。とてもいい経験になりました。

・自分の父親もコンサルティングなので、だいたいこういう仕事なんだろうなと思ってました、ですが聞いてみればすごく複雑な職業なんだなと思いました

・今までピンと来なかったコンサルについてよく理解できました。また、とてもわかりやすく要点をまとめて進路の選び方について教えていただけたのも良かったです。

・常識を覆すような講話でとても面白かったです

・とても興味深い話をありがとうございました。

 

大阪研修 久留島さま(51期)への生徒たちからの感想

・会社の話だけではなく、個人の経歴の話等も聞けて良かったです。また、文理・職業選択への理念等も聞けて良かったです。ありがとうございました。

・関西電力では文系でも出来る仕事があると知り、仕事の幅が広く就職したいと感じました。祖父母が関電で働いていたことがあり、働きやすい会社だと改めて知れました。また世界にも拠点がいくつかあり、海外のことも学べるので良いと思いました。

・海外に出張や転勤があると思いますが、そこで外国の方とコミュニケーションをしたり会議などで話し合ったりする時になにを大事にしているのか質問したいです。

・本当にありがとうございました。この経験を活かして自分の将来について考えたいと思います

・久留島さんがおっしゃっていたように、英語がいま大事なので、しっかり聞いて自分の意見を伝えられるように勉強を頑張ります。

・勉強の話や、仕事の詳しい話を聞けてとても自分の将来の事を考えるきっかけになって良かったです。

・ありがとうございました。文理、進路選択の材料にします。

・質問です。文系だったと聞きましたが、関電以外を就職先として考えていましたか?あったのなら、なぜ関電を選んだのかを知りたいです。

・電力の供給の仕方や、実際に施設を案内して頂き見ることのない場所だったので貴重な経験になりました。またOBとの座談会もあり様々な個人的なことを聞けてよかったです。

・身近な関電のことについて教えてもらいありがとうございました。

・大学で学んだことが仕事に直結すると思ってしまっていたのですが、そういうわけでもなくさまざまな仕事や役割があるとわかり、不安が一つなくなりました。ありがとうございました。

・日々何気なく使っている電気も関西電力のような縁の下の力持ちがあってこそのものだと改めて気づきました。

・英語などをもう少しやっておいたほうが良かったのとおっしゃっていたので、僕も将来後悔しないように、今のうちに学ぼうと思えました。

・これからは英語を話せないと損するということを教えて頂きありがとうございました。

・座談会で質問に答えていただいてありがとうございました。焦って将来を決める必要はないと分かり、気持ちが楽になったような気がします。また、英語が必須であるということもお話しされていて、それには非常に焦らされました。関電は完全に理系の会社だと思っていましたが、文系の人にも仕事があるというのが意外でした。ありがとうございました。

・まずは貴重なお話ありがとうございました。自分は関西電力は理系の人ばかり入っているのかなと思っていたのですが、文系の人も入っていることに驚きました。そして世の中は、それぞれの人々が得意分野を活かして働いているんだなと改めて実感しました。僕も自分の得意なことを伸ばし続けて、夢に一歩近づいていきたいと思います!

・夕方、お忙しい中プレゼンしていただきありがとうございました。普段何気なく使っているものの起源を見れて、とても楽しかったです。

・お忙しい中時間を割いて貴重な体験をさせていただきありがとうございました。とてもいい経験になりました。

・元々、どんな仕事をしているんだろうと印象はなかったですが、非常に責任感の重い仕事と思い、自分には到底無理だなと思いました

・少人数で、先輩方にお話を聞かせていただいて、とても詳しく質問もさせていただけてとても良い経験になったと思います。

・企業に対してのイメージが変わり仕事内容もわかって興味深かったです

・とても興味深い話をありがとうございました。

 

 

 

 

3.東京研修

 

日時:2025年8月25・26日(月・火)

訪問先:国土交通省(東京都千代田区)

東京大学本郷キャンパス(東京都文京区)

dip株式会社(東京都港区)

伊藤忠商事株式会社(東京都港区)

三菱UFJ eスマート証券(東京都千代田区)

協力OB:【国土交通省】足立基成さま(46期)、竹内靖さま(58期)、阪本明優さま(71期)

【東京大学】五百旗頭薫さま(49期)、小幡響さま(78期)、秋吉拓真さま(79期)

【dip】志立正嗣さま(43期)

【伊藤忠商事】小川浩二さま(50期)、森山遼さま(65期)

【三菱UFJ eスマート証券】前川直大さま(50期)、伊部隆宏さま(45期)

引率教員:青木竜生(英語科)、小泉温史(理科、64期)、深尾孝道(数学科、51期)、森本亮介(社会科)

引率生徒:51名

 

▲国交省では、足立さまをはじめ3人のOBとご挨拶

 

概要

昨年度は台風到来により実施延期を余儀なくされていた職場訪問(東京)ですが、今年はその不安も杞憂に終わりました。85期はとくに東京研修に興味を抱いていた様子で、昨年度よりもさらに多くの51名の参加となりました。2日間とも体調不良に伴う途中離脱などもなく、今年度は1泊2日の行程を滞りなく無事に終えることができました。

初日は新神戸を8:00頃に出発した後、一路、国土交通省を訪問しました。職場訪問を立ち上げて4回目の訪問となりますが、今回も足立さま(46期)を中心に、六甲OBのみなさまにご講話をいただきました。85期生のために、目の前に国会議事堂や首相官邸といった霞ヶ関を象徴する建物が見える、国交省で最も眺望のよい部屋にご案内下さり、生徒たちは興奮を隠しきれない様子でした。

 

▲70期代の六甲OBは85期との距離も近かったです

 

続いて地下鉄を乗り継ぎ、東京大学へと向かいました。東大では昨年度に続き、正門前で五百旗頭先生(49期)がわれわれをお出迎え下さりました。中央食堂で昼食を取った後、在学中の六甲OBである小幡さん(78期)・秋吉さん(79期)と合流し、法学部の大講義室にご案内していただきました。五百旗頭先生からは政治学に関するミニ講義をしていただき、また在学中のOBたちとは、大学生活や六甲時代の思い出話などに花が咲きました。

 

2日目はまず、職場訪問初めての試みとしてグループを2手に分け、伊藤忠商事とdipをそれぞれ訪問しました。

 

▲伊藤忠ではそもそも「商社」とは何か? から話が始まりました

 

 【伊藤忠商事株式会社】

伊藤忠では、現在、他の会社に出向中でお忙しい中にも関わらず、小川さま(50期)・森山さま(65期)がご対応下さりました。85期からは将来、商社に強い興味を持っている生徒数名を連れての訪問となりましたが、人数の少ない分、非常に密度の濃い交流ができたように感じています。

 

▲COO志立さま(右:43期)と司会の小松さま(左)と

 

 【dip株式会社】

職場訪問立ち上げからお世話になっているdipですが、今年度もまた、窓口の小松さまを中心に社員のみなさまとのご交流をさせていただきました。冒頭ではご多忙の折、代表取締役COOの志立さま(43期)がご登壇なさり、85期生に向けてメッセージを頂戴いたしました。その後、グループに分かれての社内見学やインタビューを行いましたが、参加生徒みな、きらびやかなオフィスと、何よりも誠実にご対応下さるスタッフのお心遣いに、驚いている様子でした。

 

 

2班が合流し、午後からは霞ヶ関の三菱UFJ eスマート証券を訪問しました。最初に前川さま(50期)がわれわれをお出迎え下さり、その後社内へとご案内いただきました。特別にこの日は、45期伊部さまもセッションにご参加下さり、自身の六甲時代から大学生、そしてそのあとのキャリアから、お仕事の魅力など、いろいろな分野にまたがり、お話をいただきました。大変興味深い内容で、85期生たちも経済学や証券を扱うという仕事の魅力を感じ取った様子でした。

 

▲三菱UFJ eスマート証券にて前川さま(左:50期)・伊部さま(右:45期)によるご講話

 

振り返りますと、今年度の職場訪問もまた、今まで以上に多数のOBの方々にご協力いただきました。六甲の財産ともいえるこうした絆に感謝しつつ、秋からの文理選択、そして将来の職業を目指す指針になるだろうと信じています。改めて多くの生徒たちをお受け入れいただき、ありがとうございました。

 

東京研修 足立さま(46期)への生徒たちからの感想

・違和感を感じたら、すぐにでも違和感を修正することが最善であるという話が非常に印象深かったです。

・国土交通省とは何をする場所かわからなかったのですが、講演を聞いて、社会で欠かせない存在であり、とても貢献なさっていることがわかりました。

・JRの事故の時にダイヤが遅延していて違和感はあったけど、それを気にしておらず、この違和感を追求してたら少しは被害を抑えられたかもしれなかったりしたのでみなさんは違和感を追求しましょうと言っていたことが、大変印象に残りました。

・国交省という場所でなおかつその中でも様々な分野で活躍されている話を聞けて良かったです。例えば、民間はルールの中でいかに何を開発するかだが、官庁は、ルールを一から作ったり、規制を緩和することによって得られることと失うことのバランスを取ってより良い国や世界を目指す場所であると知ることが出来ました。また、近畿運輸局の時の話であった、「ちょっとした違和感」ということに、いかに気づいて、もし対応できるんだったら、できる限りの最大限をすることがいかに大切なのかということもわかりました。個人的に海保の時の話にすごい興味を持ちました。忙しい中ありがとうございました。

・足立さんの仕事が日本、世界に直結していることを聞き、仕事における責任感の大事さを学べた。また、福知山脱線事故のお話で「思ったら実行しないとあとで後悔する」という言葉がとても印象に残りました。貴重なお話をありがとうございました。

・スライドは写真が多くわかりやすかったです。すごい方なのだと思いました。

・想像していた仕事よりも面白く、民間会社とはまた違う面白みがあるように思った。様々な業務があり、以前よりも興味を持ち、理系からも就くことができるので自分の将来の選択肢に入るなと思う。

・サラリーマンとかはルールに従う立場だけど、国家公務員のルールを作る立場も面白そうだと感じました

・官僚の幹部級になるとその時の首相である安倍さんとかにも当たり前のように会えるというのはすごいと思った。

・今まで官僚の方にお話を伺うことはなく、今回は貴重な体験をできて本当に楽しかったです。特に今まで行ってこられて様々な活動などについてお聞きするのがとても楽しく、このような世界もあるのだな、と知ることができました。お忙しい中本当にありがとうございました。

・国土交通省が国内事業だけではなく、海外にも展開していることに驚いた

・省庁への偏見や見方が変わりました。ありがとうございます。

・省庁で働く人が海外で働く仕組みについてのお話が印象的だった。

・人柄が優しく、またその勤勉さが、僕達に向けたスピーチに込められているのを感じた。仕事の内容については、あまりよくわからなかったが、僕達の生活にとても近く、大きく関わる仕事をしているのだなと思った。

・安倍総理とのエピソードは印象に残っています。身近な人だから知っている総理の一面などを教えていただき、興味深かったです。貴重な時間をありがとうございました。

・仕事の内容のほとんどが人と会って話すことであるとおっしゃっていたのを聞いて、社会で活躍するにはコミュニケーション力が大切だと思い、印象に残りました。

・国土交通省は僕たちとは関わりはたくさんあるけど馴染みはあまりなかったのでどんなことをやっているのかはあまり知りませんでしたが、今回の講演を聞いてとても幅広いことをやっていて、とても働きがいがありそうだなと思いました。また国土交通省に入ってから出向で他の省庁に行けるというのはとても驚きでした。

・官僚の方が毎日同じ仕事をしないというのに驚きました。また普段意識しなかった社会の土台を支える仕事の重さを実感しました。

・一般企業では出来ない体験や、安倍首相との裏話などは印象に残った。普段は批判されているが、実際は人々の生活に欠かせないことをしていると理解できたのが良かったです。週明けの朝から対応していただきありがとうございました。

・お話を聞いて印象に残ったことは、国土交通省は「国民の生活に一番寄り添った機関だ」ということです。自分達の生活に欠かせない鉄道などの交通網や貿易で必要な航路の整備を行ったという点でそのようなことが実感できました。お忙しい中貴重なお話をありがとうございました。

・国を動かしている事の責任や重大さを知ることができました。

・若い時からいろいろなとても重い仕事をしてきてすごいなと思った。また、いろんな国に行って視野を広げることが大切だと感じた。

・その役職に就くまでに積み上げたものがよくわかったこと。政府の元で働くというのがどんな感じなのかよくわかった。

・僕たちのために部屋をとって、お話をしていただいてありがとうございました。

・わざわざ僕たちのために時間を割いていただき、ありがとうございました。いろんな省庁がある中で国土交通省を選んだ理由などをお聞きすることができてよかったです。

・元総理大臣の安倍さんの官邸でゴルフの指導をした話が印象に残りました。

・お忙しい中、私たちのためにお時間を作ってもらって、部屋もとってもらってありがとうございました。私は都市開発に興味があるのもあって足立さんや阪本さんのやられているお仕事の内容に対してとても興味を持ちました。(特に都市局、整備局と鉄道局)国土交通省に入ってからたくさんの部署で働く機会があるのを知ってとてもいいなと思いました。

・国土交通省の仕事は調べてもよくわからなかったけど話を聞いてさまざまな仕事をしているからだとわかった。テレビに出てくる大臣の人と仕事ができたりするのは面白そうだなと思った

・足立さんは、自分が国交省に入ってから自分が何をしたいのかがはっきりされていて、民間に直接関わる仕事というのは、いろいろな問題が浮上してくる中で自分で上司に掛け合い自分で仕事を起こすというのはすごいと思いました。

・入社から海外に行ったことやその他色々な経験をお話ししていただき楽しく学べました。

・国交省というと道路の整備みたいな地味な仕事のイメージが多かったんですが、海の領域の問題、国の技術革新に貢献しているということにかなり驚きを覚えました。特に旅行の無人化契約の話の際、規制緩和で苦しくなる人もいる、ということを聞いた時、当たり前のようでかなり大事なことに気がつきました。ありがとうございました。

・国土交通省が何をやっているのか全くわかりませんでしたが、お話を聞いて、とてもよくわかりました。

・外国との領土や海峡など外国との関係を保つのも含めてのお仕事だということ、また日本の国内でも新幹線などとても僕たちの身近にあるものにも携わっていると知りました。

・国土交通省の場所とか全然知らなかったけれど新幹線のこととか、位がとても高い人とかも交流したり、関わったりしていて驚いた。

・印象に残ったのは、首相のそばで働いていたということです。日本のトップで働き、外国とも交流して、日本を動かすというのは、素晴らしいことだと感じました。命の危険もある中で、それでも国民のことを思い、国民のために動く行動力、忍耐力などをこれから六甲で、学んでいきたいと思いました。

・国土交通省の仕事を具体的に知ることができました。海外でも活躍されていたお話を伺いました。職種は異なりますが、私の父も長い間海外で仕事をしていてその姿を私は近くで見ていたので興味を持って話を聞くことができました。海外で働くことは大変ですが、日本で働くのとはまた違う大きなやりがいがあるということを感じました。英語の勉強をもっと頑張りたいと思います。素敵なお話をありがとうございました。

・仕事でのやりがいなどを聞けて自分がしたい仕事を決める指標になった

・国土交通省は何か硬いのがあるのかなと思っていたが、案外自分達に近く感じられた。なぜなら、自分の身の回りにあるようなインフラ設備などが整っていることが彼らのおかげであったりするから。

・国土交通省に入った直後に重大な条約の提案を任されたことにとても驚きました。

・足立さんのように一つの就職先でずっと仕事を最優先にしていたので安倍さんとの関係もあったというところに尊敬しました。ありがとうございました。

・特に印象に残ったのは足立さんの異動の多さと上の立場に立っても現場に立っておられるというところです。国民のために働いておられることがすごいと思いました。

・六甲の先輩があんなすごいところで働いていることに誇りを持てました

・忙しい中お時間を作っていただきありがとうございました。国土交通省がどのようなことをしていて、仕組みを変えると損をする人が出てきて両者の板挟みになることも多いこと、大学で学んだこと考え方はよく生かされていると仰っていたことが印象に残りました。

・国土交通省は今までニュースで「へー」という感じでしか興味なかったんですが、今回の話を聞いてとても興味が湧きました。

・国交省の仕事の中で、国際関連の仕事をしていることが、省庁ならではの仕事内容でとても面白かったです。僕は官僚という仕事は、自分の進路の一部として考えていて、今回の訪問での講演はとても参考になりました。官僚の仕事はさまざまでそこの省庁にいるということもなく、色んな場所で仕事ができることがとても魅力でした。今回講演してくださった先輩方それぞれの経歴を辿ってきていてそこも面白かったです。

・国土交通省が実際にどのような仕事をしているのか、また、文系理系で学んだことが実際にどのように活かされるのかがよくわかりました。ありがとうございました。

・国土交通省で何をしているのかも知れていろんなことをしているとわかりました。

・政府はどういうことをしていたか興味がなかったけど、足立さんの話を聞いて政府がどういうことがしているか興味をもつきっかけになった。

 

東京研修 五百旗頭先生(49期)への生徒たちからの感想

・大学の授業の難しさを痛感できました。ご講演を理解できるようになってからもう一度講演を受けたいと思いました。

・正直未熟な僕にとって本当に難しく、内容が理解できないところが多々ありましたが、どんな研究をなさっているのか知れて、また僕の世界が広くなったと思います。交流とは、自分の世界を広げるためにあると考えていますが、今回の講義は、全く知らないことを知れたので、自分の中で勉強になりました。お忙しい中ありがとうございました。

・小幡先輩とかが東大は2年ほどまた考えることができると言っていて、そういうのがあるのは知らなかったので、興味のある科目に限らず広い視野を見せてくれるなと思いました。

・大学を選ぶときはなるべく自分の学力の中で一番高い大学にしたら良いというアドバイスをくれて良かったです。

・東大という場所はすごくなにか敷居が高く難しすぎるところだと思っていました。学生の人もそれぞれが「個!!」という感じでそれぞれが硬い感じだと思っていたけれど、実際全然そんな事はなく、むしろすごく面白い場所だと気づけました。実際現地を見てその場の人と関わることがいかに大事か改めて実感できました。それでミニ講義をしていただいた内容が、すごく面白く分類を見分けていく中で、どのような状況であったのか、そしてどう時代を進んできているのかがわかることを知れたし、そうやって分類することが面白いし、興味深い世界なんだなと知れました。忙しい中ありがとうございました。

・最後の講義を受けて、「東大ではこんな難しいことを学ぶのか、他の大学ではこんなことを学べないだろうな」と東大の凄さというものを実感させられました。また小幡先輩と秋吉先輩に質問をさせていただく機会を与えてくださったこと、とてもありがたく思います。

・法学部のことも含め、いろいろな学問のお話をしていただき、ありがとうございました。

・東大に関するちょっとした豆知識と、講義(?)がよかったです。

・質問です。なぜ東大の教授になろうと思ったのですか。きっかけがあれば知りたいです。

・講演の内容は覚悟をしていたが想像以上に難しく、理解するのに苦労したが、観測された事象や規則性の背景やその裏にある理由を紐解くという学びにとても興味を持ち、おもしろいものだと思った。また、東京大学の制度を知り、大学進学してから進路を決めることができるということに他の大学にない魅力を感じた。

・昼食で声をかけてくださった時に嬉しそうに話してもらい、こうなりたいと思いました。

・とにかく難しくて、自分の教養の無さを思い知った。基礎的な知識がないと何を言っているのかさえ分からない。こういうハイレベルな授業を楽しんで受けられる人が東大に行くんだと思った。

・日本最高レベルの大学である東京大学へは初めて行かせていただきました。そこで学ぶ先輩たちのアドバイスを受けることができたり、五百旗頭先生の博識さに圧倒されたりしていました。なかなか大学の先生のお話を聞く機会はないのでとてもいい経験になりました。お忙しい中本当にありがとうございました。

・実際に見てみないとわからない大学の雰囲気などいろいろ先生のおかげで少しわかりました。あと、とても博識なところに感動しました。ありがとうございました。

・政治を歴史的に見ることで何かしらのサイクルが働いていることに驚いたことが印象に残った

・大学生のアドバイスを色々受けることができました。ありがとうございます。

・日本一の大学である東京大学の教授の講義を聞けたということがとても楽しい経験だった。とても興味深いお話をありがとうございました。

・先生の話は、まさに「あぁ、大学の先生だ」と思うような僕達にはまだ理解に程遠い話だった(笑)。でもその研究に対する熱意のようなものはとても伝わってきた。

・大学での講演は初めてで、お話いただいた戦前の首相のデータについての話は難しくもありながら、興味深かったです。貴重な時間をありがとうございました。

・レベルが高い授業体験を受けさせてもらったことによって東大の難しさを実感することができました。忙しい中時間をつくっていただきありがとうございました。

・東大といえば赤門や時計台で他にはどんな建物があるか全く知りませんでしたが今回行ってみてとても歴史のある建物ばかりでした。中でも法学部の建物はとても綺麗で大学の建物とは思えないほどでした。

・東大の説明や勉強のアドバイスなどをいただき東大の雰囲気について知ることができ貴重な経験ができました。ありがとうございました

・模擬授業をしていた時に、とても楽しそうに授業をしていたことが印象に残りました。フェローシップについても、ご指導ありがとうございます。

・模擬講義での内容は高校生の自分からすれば難しいものではありましたが、その中でひとつ感じられたことは、まずは事実からの発見と整理が大切であるということです。今回の講義でいえば、歴代総理大臣ごとの特徴を少ない項目で整理し、比較することから始まっていました。将来、大学などで研究をするにあたってこのことは非常に大切になると思います。貴重なお話ありがとうございました。

・東京大学に通うOBの先輩方も質問に答えていただき、ありがとうございました。

・東大の歴史や理念を教えていただきありがとうございました。昼食中の会話がとてもためになりました。

・今回した話はとても難しくてあまり分からなかったが、面白そうだと思った。いつかこういった話を理解できるように頑張りたいと思った。

・僕たちには少し難しい内容だったが大学の講義の雰囲気を感じれた。

・講義だけでなくキャンパス内の解説や食堂で話しかけていただいてありがとうございました。

・わざわざ僕たちのために時間を割いていただき、ありがとうございました。とても難しい講義内容でした。東大見学では東大の歴史などを知ることができて面白かったです。

・難しい話の大行列で頭が混乱していた僕らにも熱心に教えようとしてくれる五百旗頭先生の姿勢に感銘を受けました。僕たちのためにありがとうございました。

・お忙しい中、私たちのためにお時間を作ってもらい、ありがとうございました。小幡先輩、秋吉先輩の質疑応答は私にとって、とても参考になり、安心するところもあれば、しっかりとしないといけないなと思うところもありました。歴代総理大臣の内閣の体制や最後のキャンパスツアーで話されてた安田講堂のお話などもとても興味深く面白かったです。

・はじめは色で分けられたプリントは何について分類しているのかわからなかったけどその解説やお話を聞いてとても興味深いと感じた。

・五百旗頭先生は東大がどんなところであるかを教えて下しました。東大はやはり周りのレベルが非常に高く、学びが絶えないと聞きすごい面白そうな大学だと思いました。また。先生の内閣に関する模擬授業では大学の授業は自分から授業に入っていかないとダメなんだなと思いました。

・非常に専門的な分野についてでしたが思わず聞き入ってしまう様な講演でした。

・東大というとすごい堅い感じの人か、物凄く自由奔放な人が多いイメージがあって、行ってみたら思っていた通りの感じでしたが、自分の書いた記事を教材のように扱う授業には結構衝撃でした。ありがとうございました。

・東大には以前にもお伺いさせていただいたことがあったのですが、その時とはまた違う視点で東大を感じることができました。講義も少し高いレベルの話だったかもしれませんが非常に面白く、こういう見方で国や政治の動きなどを見れば何か気づきがあるのではないかと知りました。また、建物などについても説明していただき、東京大学に非常に興味が沸きました。貴重なお話ありがとうございました。

・ちょっとした授業みたいなのが難しくてわからなかったけど、体験できてよかった。

・講演ではフレンドリーな感じで、話してくれました。私は東京大学と聞くとやはり身構えてしまうところがあります。天才が集まると言うようなそんなイメージです。実際それは間違っていないと思いますが、ただ頭がいいと言うだけでなく、コミュニケーション脳力、人柄なども素晴らしいところなのかなと感じました。講義の前、食堂で話しかけてくれて、そこで話した内容を今でも鮮明に覚えています。私にとってはその会話ひとつひとつが何か特別なものに感じられました。今まで遠い存在、異国の地にあるように感じていた東京大学が憧れの存在に変わるような、そんな研修でした。勉強も学校生活も頑張ります。

・近代の日本の政治における政権の移り変わりについて詳しく説明してくださいました。五百旗頭先生の見解が直接聞けたのはとても貴重な機会でした。ここ数年の間に世界では戦争がいくつか始まりました。歴史を振り返り、いま私たちにできることは何なのかを考える機会となりました。

・自分が知らない事を詳しく聞けて非常に面白かったです

・歴史の体験授業を受けさせてもらったが、ここで歴史というものの捉え方を変えるとより面白くなることに気づいた。歴史以外でも物事を違う視点で見るともっと面白いなと思った。

・政治の話について、私は知識がなかったためあまりちゃんとは理解できませんでしたが、それでも内容が入ってきました。

・五百旗頭先生は自分のしていない分野を学ぼうとする真剣さにとても感銘を受けました。ありがとうございました。

・レベルが違うなと思った。

・最後の総理大臣の戦前までの移り変わりの講義がとても面白かったです。

・政治の歴史を辿ることの面白さを知ることができて良かったです。

・僕は政治と歴史に興味があるのですが、より興味が深まり、歴史や政治を大学に行っても学びたいと思えました。

・先生の話はとても高度な話をされていてびっくりした

・印象に残っていることは大学ではこのような講義をするのだなあと実感がわいたことです。

・あの講義によって迷っていた進路が自分の中で決めることができました。また、昼食の時間に同じテーブルで色々な進路の話や雑談をしていただき、とても楽しかったです。お忙しい中ありがとうございました。

・東大はまず賢すぎて行くことも二度とないかもしれませんが、今まで全く知らなかった東大を知ることができた。

・志望校として考えている東大で東大の先生に講義をしていただいて非常に貴重な経験になりました。内容は、やや難しい内容で大学での講義というのがどういうものかを知ることができてよかったです。五百旗頭先生の東大の案内をする時、色んなことを教えてもらって嬉しく、先生の博識さに圧倒されました。

・大学の講演がどのようなものかイメージできました。

・実際に東京大学の教室で興味深い授業を受けるという貴重な経験をさせていただけたことに感謝しています。ありがとうございました。

・正直言っていることはとても難しかったのですが、これが東大なのだと感じることができました。

・お話をしてくださりありがとうございます。僕が考えたこともない事を研究していて勉強になりました。これからは物事を考える時いろんな視点から捉えようと思います。

 

東京研修 小川さま(50期)への生徒たちからの感想

・商社というのはどんなものなのかについて知ることが出来ました。ただ品物を右から左に流しているだけのように思っていたけれど、そうではなく、ニーズを把握し、それに応じて取引をしたりシーズを掘り起こしていき更なる事業の拡大をしたりするということ。そしてそれを知るためには実際に自身で動き生の情報を得て、組織の中で共有し合い、それぞれが活かすべき点をまた事業に活かすという情報収集、分析、更なる発展というものだと知れました。その中で社会的な責任や求められていることにも対応していくという大変で仕事量の多いものでもあるとわかりました。また、お二人の高校や大学時代の話も印象的で、私立国立で変わってくることや、部活でのつながりなどがいかに活きてくるのか知れました。そして海外駐在だった時の話を聞けて小川さんだったらアジアからのアメリカでしかも1人事務所だったという中でやっぱり言語の壁や環境、文化の違いの中でどうやって仕事を進めていくかということがわかりました。さらに今後は商社だけではなくなってくると思うけれど、働きながら見ていく視野の広さ、深さというものを知ることが出来るいい機会でした。忙しい中ありがとうございました。

・少し気になっていた株価と景気の関係を知れて良かった。

・今まで見たことのなかった商社の説明のお話が印象に残った。

・先日はありがとうございました。少人数制で質問もしやすく、深く知ることができました。商社が何をしているのかを詳しく知ることができました。やはり驚いたのは、本当に色々なことに携わっていることです。海外に進出していて、交渉相手の多さや交渉の部門の多さなどについてですがとても驚きました。また、伊藤忠が持つタキロンシーアイなどに異動してゴムなどについての仕事をされていることや、ファミリーマートなどの僕らの身近なものもたくさんあると知りました。また、朝早く来て夜に早く帰る、といった制度も聞いて、興味が沸きました。貴重なお話ありがとうございました。

・経済学部を志望していることもあって、「三方よし」の精神や「利は川下にあり」などの教訓は商業関係の仕事をする際に大事にしたいと思えました。とても有意義なお話をありがとうございました。

・総合商社の人の話を聞くのは2回目でしたが、財閥流れの会社と違う雰囲気があって面白かったです。海外で働くことに興味があったので、商社で働いていた経歴を見ていると憧れを感じました。小川先輩や森山先輩は、商談が慣れているせいかとても話が上手でとても分かりやすかったです。ここの訪問で将来の進路の中に、総合商社もいいかなと思うようになりました。

 

東京研修 志立さま(43期)・スタッフのみなさまへの生徒たちからの感想

・どこのオフィスも社員の方々全員が、活気があるような会社でした。いかにもホワイト企業であると感じました

・企業を訪問するという経験はなかなか今までなかったのですが、オフィスを見ていると、社員の皆様が本当に快適そうにお仕事されているのを見て、本当に素晴らしい企業だと実感しました。グループワークでは直接社員の方々のお話を聞くことができ、良い経験になりました。

・オオタケさんは一年目は営業成績が悪かったが、そこから営業成績がとても良くなったと言っていて、その秘訣は何かと聞くと、すぐに成果に繋がらなくても行動し、人から信頼を勝ち取って結果的に営業成績にもつながったと言っていた。なので僕もまずは何か行動しようと思いました。

・正直、この訪問で1番期待値が低い企業さんでしたが、結果的に1番行って良かったなと思えました。最も感じたことは会社の雰囲気の良さです。また、社員さんと直接お話しできたことで、生活のアドバイスなども聞くことができて収穫がとても多くあったなと感じています。本当にありがとうございました。

・お仕事中なのにも関わらず僕たちに説明や挨拶をしてくださり、嬉しかったです。自分の過去の公開したことのお話やアドバイス等、いろいろなお話を聞くことができてよかったです。ありがとうございました。

・オオタさんへ。質問一つ一つに丁寧に答えていただきありがとうございました。もらったアドバイスは忘れないようにします。

・dip株式会社では深く社員の方々とコミュニケーションをすることができ、社会人とはどういうもので何かということを以前より知ることができた。また、僕たちの班を担当してくださった菊池さんは社会人で大切なことやdip株式会社の理念を、まだ未熟で世間知らずの高校生の僕たちにとても丁寧に教えて下さり、この東京研修が意義のあるものと確信することができた。この経験はこれからの高校生活の一日一日や大学進学してからも頭の中にあり続け、生きるものだと思う。

・営業とそれ以外で職場を分けていて環境づくりは大事だと考えられました

・初対面であったのにも関わらず、問答がとても盛り上がって普段から商談とかをしているとやはりそういうふうになるのだと思った。

・テレビCMなどでよく見かける「バイトル」などの会社であるdipの企業理念や社風などがとても素晴らしいものだと感じました。また、案内をしていただき、質問も聞いてくださった社員のテラオさんにはとても感謝しています。自分の進路などを選ぶ指針の一つにしようと思いました。お忙しい中オフィス見学や質問など本当にありがとうございました。

・IT企業について興味がありました。現場を見せてもらってありがとうございました。

・「職場」のイメージとは違って開放的な職場で、興味が湧きました。ありがとうございます。

・dipの社内はとても明るく、開放感があり、こんなところで働いてみたいと思った。また今回行った会社の中でも特に社員さんが、明るく挨拶をしてくれて、単純に嬉しかった。僕達のB班に付き添ってくれた社員さんも、説明はわかりやすく、質問に真摯に答えてくれて、とても参考になった。

・担当してくださった菊池さんは、3年連続営業成績1位という素晴らしい経歴をお持ちの方で、高校生活で大切なことや努力をする上での経験談などを語っていただき、今後の人生の糧となる話を聞くことができました。貴重な時間をありがとうございました。

・最初はどんな会社か知らなかったけど、会社を見学させてもらうことによってオフィスがとても綺麗なことや会社の雰囲気が良いことがわかり、印象に残りました。とても楽しい時間を提供していただきありがとうございました。

・dipさんは緑がたくさんあって、休憩室もあって、社員さんが集中できるように防音個室もあって「働きやすさ」を重視している会社だなと感じました。

・オフィスが思っていたより広かったり女性の社員が多かったのが驚きました。会社のことのみならずいろいろなことを教えてくださりありがとうございました。

・高校時代から今のことまで、何が役立っているかなども詳しく教えてくださって、ありがとうございました。

・dipの社員の方のお話を聞いて一番印象に残ったことは「好きを仕事に」ということです。人生のうち半分以上の時間を仕事に使うと考えたとき、どうせなら自分の興味のある分野や好きなことを仕事にしてしまおうという考えにはとても共感できました。自分は、あまり「好き」を前面に出さないタイプだ、と人に言われたことがありますが、将来の自分をつくる上では、自分の「好き」に自信を持っていきたいと感じました。

・社内見学ではdipの社風の自由さや、オフィスの清潔感・充実感があり、それが「自分が成長できる会社」につながっているのだと感じました。お忙しい中、ありがとうございました。

・オフィスの広々として綺麗な空間に驚かされました。

・寺尾さんへご自身の学生時代の経験に基づく話はとても参考になりました。自分の好きなことができるように進路選択をしたいと思います。ありがとうございました。

・会社がとても綺麗で、また休憩するところも充実しておりとても働きやすい環境だと思った。また、社員の楽しそうに仕事している姿が印象に残っており、将来はこんな風に働けるようになりたいと思った。

・やはり景色や内装がとても綺麗だと思いました。とても広々としてカフェルームがあったりと充実したオフィスで作業の効率があがりそうだなと思いました。

・話をしていただいた石橋さんへ。僕たちの細かい質問に丁寧に答えていただいてありがとうございました。初めはこの会社がどういう会社なのか、何をしているのかが曖昧でしたが、お話のおかげでかなりわかったと思います。それと人生の先輩としての進路のお話も必ず役立てます。

・わざわざ僕たちのために時間を割いていただき、ありがとうございました。社内をわかりやすく案内していただき、懇談会の時は学生時代の思い出などを話していただきありがとうございました。

・それぞれの班に分かれたので、他の班の人がどのような社員さんにどのような話を聞いたかは分かりませんが、僕たちがすげぇと思えるような話を聞いたのと同じく他の班の人も同じような思いになる話を聞いたと思います。とてもためになる話を聞かせていただき本当にありがとうございました。

・お忙しい中、私たちのためにお時間を作っていただき、ありがとうございました。現役の社員さんの生の声を少人数で聴くことができるというのはとても貴重な機会であり楽しかったです。私は個人的に仕事場をつくるというかデザイン、仕事環境の整備というのが興味深く、働きやすい環境というのにとてもこだわっているのが伝わりました。

・会社の中がとても綺麗で僕の中の会社のイメージよりも雰囲気が明るく、いろんな場所でそれぞれの人が会議をしていることが印象的だった。進路についての質問に細かく答えていただいて将来のことが今までよりはっきりとしてきた。

・dipはまるで僕の理想のような職場で、僕もああいう職場で働きたいと思いました。社員の方には今やっている仕事や、分離選択について幅広い質問に答えていただきとても有意義な時間でした。

・様々な質問に答えていただき文理選択やその先についてのこともお話ししていただき今後の糧にしたいと思います。

・社会に出た後であっても、その環境の中で固定されて生きていくのではなく、自分と向き合い、まだ残された選択について調べやってみるということを教えてもらって、社会の見方が増えたのでいい経験になりました。

・dipの社員の人と受験のときのこととか会社のこととかいろいろ質問や話すことができてよかったしうれしかった。

・たくさんの社員の方がそれぞれの班についてくれて、より深くdipのことを学べたと感じました。会社というのはどういうものなのか、漠然としたイメージしかない状態で、会社を訪問しました。概ね、想像通りでしたが、会社の中に休憩スペースなどが充実していることに驚きました。私は椅子に座ってパソコンを使って仕事をするというのに、どこか抵抗があります。ですが社員の皆さんは楽しそうに、時に会話を交わしながら、仕事をしていて、会社の漠然としたイメージがしっかりとしたものに変わりました。

・dipは、職場がオープンスペースになっていて「人との対話」を大切にされていました。

・私の担当をしてくださった方は、私たちを職場案内してくださっている間に仕事仲間と何人も出会い、その度に軽くお話をしながら挨拶をされていて、とても人脈が広い方でした。会社全体の雰囲気はとても良く、「人との対話」を意識しながら皆さんお仕事をされていることが良く分かり、風通しがよくて素敵な会社だと思いました。

・色んな部署の方が丁寧に対応してもらえて質問にも詳しく答えてくださってありがとうございました

・ここではお話を聞くというよりは自分達でみて聞いてディスカッションをするといった感じだったので、こういう社風なんだなと思ったし、社員の方も自分達で考えてするとおっしゃっていたため、ずいぶんと興味が出たし、普段授業とかでディスカッションをすることがこういうところに生きていくのだと思った。

・自分の頑張りや仕事量だけではなく、自分の環境に感謝をするという、人としての大切なところを教えていただきありがとうございました。

・dipの見学で特に印象に残ったのは会議室の多さや個人で集中できるスペースの多さなど、社内の環境がとても整っていて仕事がしやすい環境なのだと思いました。また、お世話になった社員の方には文理の選択の話や、自分のモチベーションの保ち方の秘訣を聞くことができてとてもよかったです。ありがとうございました。

・印象に残ったのはなんといっても広大なオフィスです。日本の上場企業はこんな大きいオフィスなのかと改めてびっくりした。そしてスピーチでは社員さんに聞いた質問のおかげでいいスピーチができたと思う

・社員さんがとても自分たちに寄り添った話をしてくれたり、自分の進路の選択を話してくれたりすることで企業に努めることの具体的なイメージができました。ありがとうございました。

・dipは職場も広く眺めも綺麗で、会社を研修の時まで見たことなかった自分からすれば、とてもいい会社だなと思いました。たくさんの質問に答えていただきありがとうございました。

・質問一つ一つに丁寧に答えてくださりありがとうございました。

・dipでは他の企業とはまた違う最近の一流ベンチャー企業の雰囲気を感じられてとても良かったです。また、社員さんの説明もとても丁寧で本当にためになりました。ありがとうございました。

・担当の人は石橋さんです。発表の時に少しテンパってしまったのですが、多くの人前で話すという点ですごくいい経験になったなと思います。ディップについてもたくさんのことを話してくれ分かりやすかったです。

・会社紹介をしてくださりありがとうございます。dipさんのおかげで「会社=堅苦しい」イメージがあったけど、「会社=明るい」というイメージに変わりました。

 

東京研修 前川さま(50期)・伊部さま(45期)への生徒たちからの感想

・金融会社ということもあり、セキュリティが頑丈だったりモニターに株価の変動が映っていたりと想像よりも大企業で圧倒されました。

・なかなか聞くことのできない話をしてくださり、1時間半の講演と長い時間だと思っていましたが、あっという間でした。三菱という会社の構成についてよく知ることができました。お忙しい中ありがとうございました。

・「高校時代は勉強をしてくださいと、そうしたら情報処理能力と目標達成力がつく」「これらは仕事でも必要な力なので高校で準備できるのでやってください」とおっしゃっていたことに納得し、これからも勉強を頑張っていきたいなと思いました。

・銀行ってどんなところなのか、金融業界ってどんな場所なのかを知ることが出来ました。ぶっちゃけ、銀行も証券もあんま変わらなくて日本の法律によって分けてるだけとかそういうことも知れました。今後の社会で必要になってくるであろう力と今すでに求められているから養っておくべき力、例えば情報処理能力であったり、目的達成意識、金融リテラシーなど。情報をどれだけ持っていてもそれを運用できる力がなきゃ意味ないし、その情報というのは金融業界であれば普通の人じゃ知りえないようなことを含め、浅いけれど幅広く知れるんだということを知れました。またやると決めたことや、やらなきゃならないことなどはできるか分からないけれどやってみるしかないし、そうでないと先に進めないことであると改めて知ることができました。そういうことを踏まえてより広い視野を自分で持てるなりに持って広く浅くの知識を持って進路を決めるなどの材料にしていきたいと思います。忙しい中ありがとうございました。

・僕は、高校時代やるべきことについてとてもいいことを学べたなと感じています。特に、目標達成意識を適切に持つということが大事だなと思いました。僕自身、自分の能力を過信して、大きな目標を立てすぎて失敗してしまうことが多いので、その改善にとても参考になりました。この度は貴重なご経験ありがとうございました。

・特に伊部さんは会社の上の方にも関わらず、僕たちに優しく話してくださり、嬉しかったです。

・自分のキャリアや文理選択に関するアドバイスなどいろいろな話を聞けて良かったです。ありがとうございました。

・企業のことだけでなく、高校生活のことも教えてくださったことを忘れないようにします。

・僕の普段の生活では全く関わりはないが、興味のある金融のお話やこれまでどのような人生を歩んだかを丁寧に教えてくださり、銀行や金融の仕事も良いなと思った。金融や銀行とはそもそもどういうものかすらわかっていなかったが、今回のお話によってイメージを持つことができたと思う。

・証券などの難しいものも噛み砕いて説明してもらってありがたかったです。報われるまで努力するのは難しそうだけど頑張りたいと思います。

・社員の方々が静かに集中して働いていて、かっこいいと思った。この環境にいたら自然と周りのレベルに引っ張られてスキルが身につきそうだと思った。

・僕はあまり金融というものにあまり触れることなく(無意識に触れていたかもしれないが)生きてきていたので、今回このようなプロの方たちから金融についてや進路についてお聞きできたのはすごく良かったです。お忙しい中本当にありがとうございました。

・宣伝の仕方がうますぎて感動しました

・証券会社と銀行の違いが知れてよかった

・最初はわけのわからない会社だなと思っていましたが、説明のおかげで大体どんな会社なのかつかめました。ありがとうございます。

・投資の仕組みについてのお話が印象的だった。会社を経営していく仕組みを聞けばよかった。

・僕の母方のおじいちゃんが、三菱重工で課長をやっていて、よく小さい頃に重工のことを話してくれていたので、特にCOO伊部さんの余談の中の三菱重工については興味深かった。

・ネット証券について詳しく説明していただき、沢山知らないことを知れました。オフィス見学も有意義な時間で、とても良い経験になりました。貴重な時間をありがとうございました。

・会社内を案内してもらっているときに「コールセンターなどの部署は数十年後にはAIに任せようと思う」とおっしゃっていたことが印象に残っています。貴重な体験をさせていただきありがとうございました。

・最近ニュースでNISAのことをよく目にしていて株や金融に興味があったけど、どんなことなのかはまったく知らなかったので今回の講演は自分に刺さる内容でした。

・金融はただ預金でもらったお金をそのまま個人や会社に貸しているだけだと思っていましたがウェルスマネジメントやサステナブルビジネスなど銀行としての役割以上のことをしているのだなと思いました。

・オフィスに休憩や会議するスペースがあったりして、仕事の環境が整っていて働きやすそうな会社だという印象を持ちました。

・会社のことにとどまらず、金融業界はどういうものか、普段では聞けないようなことも耳にすることができてとても印象的でした。平日の中対応していただきありがとうございました。

・今回の見学やお話を通して、三菱UFJという企業が、日本の経済を支えているということが実感できました。また、そのような企業に就職するには学生時代にどのようなことをすれば良いのか、ということも聞けて非常に価値のある時間だったと思います。伊部さんの三菱に関する小話も面白かったです。お忙しい中、ありがとうございました。

・三菱という企業の大きさを知れたのと同時に、大学での進路でその後の仕事が決まるわけではなく、いくらでも変えられるということを学ばせていただきました。

・前川さんの仕事内容を聞き、とても難しそうで大変だと感じたが、なんか楽しそうだと思った。また、日本の経済についての話しが面白かった。

・オフィスの見学と話をしていただきありがとうございました。お話に時々冗談を混ぜてくれてとても聞きやすかったです、特にAIでかなりの仕事に人がいらなくなるというのが興味深かったです。

・わざわざ僕たちのために時間を割いていただき、ありがとうございました。六甲時代のお話や文理選択をどうやって決めたか、お聞きすることができてよかったです。

・証券の方たちは社内を見れば分かる通り、常に忙しいと思います。それも重役の方となるとさらに忙しいはずです。貴重な時間いただきありがとうございました。

・お忙しい中、私たちのためにお時間を作ってもらい、ありがとうございました。前川さんや伊部さんの経歴を聞いて、「三菱」という世界的な企業の一つとして、いろいろな方に対して幅広く資産形成というのを支援しているのだなと思いました。また、社内見学のときに真ん中に幹部系の偉い人をおいて、同じフロアに違う部の人を置くことによってコミュニケーションが活発になりやすくするなど社内環境を大切にしているのがわかりました。

・金融とは何か調べてもなかなか理解できなかったことが多かったけどわかりやすく話してくださり興味が湧いてきました。社会人になったら投資に挑戦しようと思いました。

・自分は、銀行は漠然とお金を扱うだけの会社だと思っていましたが、お客さんのことを考える金融商品を作りなど、様々なことがあるのだと知りました。前川さんがこの仕事はお客さんをサポートする仕事とおっしゃっていたので僕もそういう仕事をしてみたいなと思いました

・社内の詳しいところまで説明しいていただき、いままで見たことのないところも知れて良かったです。

・正直目標という目標が自分の中でなかったのですが、ほんとうに大雑把なものになってしまうけど「しっかりする」ということが高校時代においてかなり大事なものだと分かりました。この、今だからこそ成長させられる情報処理力、目標達成力を磨く、そして社会の波に飲まれず貢献出来る、この社会のあり方を教えてくださりほんとうにありがとうございました。

・先日はありがとうございました。人事などについては、とても難しいことだっただろうけれど、どれを成し遂げ成功させたということに感心しました。また、これからの時代は投資が必要だということだったと思うのですが、投資を始めてみようかなと思いました。貴重なお話ありがとうございました。

・会社についていろいろ説明してくれたし、会社の中も見学できたので会社のイメージが実感できてよかった。

・想像もつかないような多さの総資産。日本を動かしているところなんだなと実感が湧きました。今は勉強を頑張れという言葉は耳が痛いですが、やはり勉強は知識、教養を深めるとともに、人間性をも形成していくものではないかと思います。社員を抱えるというプレッシャー、社長としての責任、重圧に耐えるということがいかに大変なのか想像がつきませんが、六甲生活を通して、リーダーシップを身につけることで、その力も身についていくのかなと感じました。

・銀行の支店で働いたり、建設省へ移動になったり、また会社の合併を経験されたり、激動の会社生活を送られていたお話を伺いました。先輩の「やり抜く力を身につける」「流行に流されない」という言葉が私の心に残っています。高校生になり勉強だけでなく課外活動も忙しくいっぱいいっぱいになってしまうことがよくあります。ですが今回先輩の「やり抜く力」の大切さを聞いてから、頑張ってみようという気持ちになっています。また、「流行に流されない」という話を聞いて、人と同じことをして安心するのではなく、自分の本当にやりたいことを見つけ、それに向かって努力したいと思いました。

・農学部に行って、今は銀行で働いているといったお話を聞かせてもらったが、こういう感じでいつどんな転機が来るのかわからないということに気づき、好きなことにチャレンジしていこうと思った。またここの銀行ではいろいろな事業に手を出していると知り、国の発注を受けているということに興味を持った。

・銀行に対してお金を預かり投資をする程度のイメージしか持っていませんでしたが、その投資するお金は預かったお金であるため、失敗は絶対に許されないとわかり少しびっくりしました。そして、伊部さんの仰っていた努力すれば報われるのではなくて、報われるまで努力するのだという話を聞き、この教訓を胸に勉学に励みたいと思いました。

・前川さんのように話が上手で、何があっても他人を下げるのではなく自分の糧としているところに尊敬しました。ありがとうございました。

・学んだことを言えば、大企業に勤めている人は本当にエリートなんだなと思った。

・投資の話など将来に役立つ話を聞けて良かったです。また、証券会社はパソコンがあればできるため、社内が一フロアに収まっていることにも驚きました。貴重な話ありがとうございました。

・どんどんAI化が進み社員が減るというのを聞き、さすが日本を代表する会社だなと思った

・証券会社というものをあまり理解できていなかったのですが自分にもわかるようにわかりやすく説明していただいた事で理解が深まったと思います。また、職場を見せてもらったことでどのような仕事をしている人がいて、どのように働いているのかわかりました。

・今までに興味がなかった会社でしたが話とその職場を見て、少し興味を持てた。

・金融という分野をあまり自分の進路に考えたことがなかったので、話の全てがとても新鮮でした。金融のしていることが、僕がもし起業する時や金を出資するときにすごく役立つ存在なんだと理解できました。伊部さんが、勉強しても何も損にならないという言葉が、勉強をするモチベーションになりました。前川さんの説明も非常に分かりやすかったです。

・投資、経済のことを少し知ることができました。大企業の話が聞けてよかったです。

・最近の金融、経済的な観点を絡めてとてもおもしろいお金関係の話をして下さりました。ありがとうございました。

・銀行というものがどんなものであるかわかりました。会社のメカニズムなどもしれて理系と文系を選ぶときに役立ちました。

・お話していただきありがとうございます。僕が今まで触れてこなかった事だったので凄く勉強になりました。

(文責:六甲学院教諭 森本 亮介)

10月3日関東令和塾のご案内

関東令和塾

日時:10月3日(金)

令和塾:16:00~18:00

懇親会:18:00~

場所:

・対面:東京大学本郷キャンパス 法3号館203号室(東京都文京区本郷7-3-1)

※本郷キャンパス正門入ってすぐの右手です

・オンライン:

トピック: 2025年度第2回令和塾
時刻: 2025年10月3日 04:00PM 大阪、札幌、東京
Zoom ミーティングに参加する

https://us02web.zoom.us/j/85842773927?pwd=317zEOgjbBlzC7Kiz49okS1hQk34h0.1

ミーティング ID: 858 4277 3927
パスコード:139459

今回の令和塾では、六甲フェローシップのフェローである現役六甲生(84期:高2・85期:高1)3名に中間報告をしていただきます。
今回も対面とオンラインのハイブリッドにて開催いたしますので、どちらでのご参加もお待ちしております。

(発表する学生はオンライン参加です)

六甲フェローシップとは?
六甲学院に在学する学生が自由な発想の下で探究・研究することを支援する研究助成である。選ばれたフェローは、各自が設定するテーマに関する探究活動や研究活動を行う上で必要な研究費を受給することができるだけでなく、その分野に精通したOB会(六甲伯友会)を起点としたネットワークの中からマッチングされたメンターから研究の支援を受けることができる。(「2025年度「六甲フェローシップ」(第1期生) 募集要項」より引用)

現在、六甲学院の卒業生、さらにはご興味を持っていただいた栄光学園の卒業生を含めた計6人の先輩方にメンターとしてご協力いただいております。
現役六甲生に対してOBとして何かできることは無いか、という49期 五百旗頭薫 関東支部長の思いで始まった、この「六甲フェローシップ」。
現役六甲生の姿をご覧いただけますと幸いです。

ご参加の方は、六甲伯友会事務局(office@hakuyu.jp)までお知らせください。

よろしくお願いいたします。

六甲伯友会関東支部、六甲フェローシップ実行委員会

以上

2024年度 六甲OB職場訪問 報告書

2024年度 六甲OB職場訪問

2025年3月29日

六甲学院 進路指導主任 森本 亮介

 

0.はじめに

 

2022年度から始まった六甲OB職場訪問は、3年目となりました。今年度もこれまでと同じく、東京・大阪・神戸を訪問先として選定し、各地でご活躍のOB の方々によるご案内の下、諸先輩方がその職業を選ぶにあたった経緯や仕事の魅力について、在校生たちに対してご紹介いただきました。これから 2学期において控えている文系・理系選択、ひいては将来の職業選択への指針として、大いに子どもたちの心を揺さぶる貴重な経験をさせていただいたように思います。

今回ご多忙の折、後輩たちのために訪問を快く受け入れていただきました OBのみなさまに感謝申し上げます。また、今年も学校と OBをつなぐ窓口として、伯友会事業委員会の岡本剣さま(46期)・青田雄弘さま(50期)には多大なお力添えを賜ることになりました。

この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。(森本 亮介)

▲2024年8月5日実施の大阪研修で関西電力を訪れた84期生たち

 

1.神戸研修

日時:2024年8月1日(木)

訪問先:川崎重工株式会社 神戸本社(神戸市中央区) 神戸地方裁判所(神戸市中央区)

協力 OB:青田雄弘さま(50期)、藤原唯人さま(50期)

引率教員:溝内千尋(理科)、森本亮介(社会科)

引率生徒:23名

 

概要

昨年度は5名の参加にとどまった神戸研修ですが、今年度はそれを大きく上回る 23名が参加希望を申し出ました。8:30にJR神戸駅前に集合し、一同、最初の訪問先である川崎重工へと向かいました。

川崎重工では、50期青田さまがわれわれをお出迎え下さいました。すでに会議室にはスタッフのみなさまが六甲生を出迎えるご準備をして下さっており、川崎重工の歩みや研究開発されているものについて、わかりやすくご紹介いただきました。その後、作業着への着替えを済まし、敷地内の工場見学へと向かいました。普段目にしない巨大な設備の数々に、驚いている生徒たちの表情が、印象的でした。

正午過ぎに工場を後にし、神戸地方裁判所に向かいました。神戸地裁横にある「兵庫県弁護士会館」にて、50期藤原さまと合流いたしました。藤原さまは最初に、ご自身の経歴をご紹介されたあと、弁護士のお仕事などをご説明下さりました。その後、藤原さまが事前にお手配をいただき、実際の刑事事件を傍聴する機会をいただきました。50分ほどに渡る傍聴でしたが、生徒たちはみな「自分事」として食い入るように裁判の展開を見守っておりました。ある生徒は、「実際の裁判を傍聴させていただき、また実際に弁護士として働いていらっしゃる藤原さんの貴重なお話も伺え、その実態の一部をきちんと自分の目で見て耳で聞けたことで、進路を考える上でとても参考になりました」と語っていましたが、今回の訪問で何かを学び取ってくれたように思います。

▲50期青田さまが生徒たちにいきいきと仕事をご紹介

 

▲50期藤原さまには法廷見学でもお世話になりました

 

生徒たちのアンケートから

・なりたい職業は一切決まってないけど、今後の理系文系選択の機会になれたと思う。

・圧縮機等の複雑な機械の制作現場を見学し、仕組みが非常に難しいなと感じました。

・川崎重工では、開発と経理で理系、文系どちらでも働けることが分かった。

・船やバイク、エンジンの説明を聞いた。内容がとても難しかった為、理系に進んで、同じようなことをしてみたくなった。

・神戸地方裁判所では、実際の裁判を見ることができ、弁護人、被告人、裁判官も法律を理解していて、法律のプロであった。藤原さんのご説明を聞いて、弁護士は、難関な試験を突破し、他にも苦労があり、それらを乗り越えたエリートしかなれないことが分かった。しかし、サリン事件等、自らの安全も脅かさかねない、少し危険のリスクも他の仕事よりは、大きいと思った。

・理系の会社にも人事部などの文系の人もいて、また、ほとんどみんなが自分のやりたいことを学生時代から決めているとわかった。

・川崎重工業の工場見学は概ね予想通りであったが、実際の裁判傍聴は少し驚いた。一般公開されているとはいえ、普段なかなか行く機会がない裁判の様子をこうして見学できたことはとても貴重な体験であったと思う。

・川崎重工では、世界最先端の技術力を目の当たりにし、未来を見据え、新たな技術を切り開こうという意気込みをプレゼンで感じました。神戸地方裁判所では、初めての裁判の傍聴ということもありとても緊張し、検察官や、弁護士の方の迫力で汗が出ました。貴重な体験ができ、多くの学びを得ることができたと思います。

・川崎重工の取り組みや製品などを知り、理系分野の面白さを学べた。

・自分は文系に進もうと思っていて、川崎重工には関係ないと思い込んでみたが、実際には文系も理系もさまざまな人が協力して、一つのものを作り上げているというのが面白かった。

・裁判がその人の更生を助けることを知った。

・裁判を傍聴し自分が思ってた裁判とは違い「こういった裁判もあるのか」と思った。

・今までフィールドワーク系の企画には参加したことがなかったけれど、応募してよかったと思いました。

・やはり実際に体験してみないと、その仕事の雰囲気を知ることができず、仮に体験せず、後からその仕事が合わず辞めるのでは既に遅く大変な思いをすることになるので、やはり実際に体験するということが大切だと思いました。

・午前午後の職場見学を通してどんな職業にも価値とそれゆえの責任があり、あるのは個々の向き不向きだけなのだと漠然と感じた。進路について考える際に貴重な経験になると思う。

・今までこういった学校主催のイベントに積極的ではなかったけど、今回行ってみて自分の進路が固まったので良かったです。

 

2.大阪研修

日時:2024年8月5日(月)

訪問先:パナソニックホールディングス株式会社(大阪府門真市) 北浜法律事務所 大阪事務所(大阪市中央区北浜)     関西電力株式会社(大阪市北区中之島)

協力 OB:宇田研一郎さま(50期)、覺道佳優さま(62期)、久留島聡さま(51 期)

引率教員:青木竜生(英語科)、森本亮介(社会科)

引率生徒:19名

 

概要

今年度の大阪訪問も昨年度と同じく、酷暑に見舞われました。大阪市内では最高気温 35度以上を記録しており、真夏の猛暑日でした。そのような中、門真市から大阪市内まで、数多くの職場を見学させていただきました。

最初に訪問をしたパナソニックホールディングスでは、宇田さまのスライドによる事業紹介のあと、パナソニックミュージアム(松下幸之助歴史館)の見学などを行いました。宇田さまは生徒たちの質問を受ける前に、「こういった場で最初に手を挙げる人になって下さい」と、メッセージを投げかけておられました。

続いて北浜の、北浜法律事務所に場所を移しました。覺道さまはまだ生徒たちと年齢の近いこともあり、軽妙な語り口で生徒たちをぐいぐいと引き込み、自身が弁護士になるまでの軌跡をお話し下さいました。とくに事前にご用意いただいていた「弁護士クイズ」には、生徒たちも真剣な眼差しで挑んでいたのが印象的でした。

北浜を後にし、次に中之島の関西電力に向かいました。入り口では久留島さまと高堂さま(73期)が生徒たちを出迎えて下さり、会議室へご案内いただきました。ガイダンスのあと、電気の安定供給を担う場である中央給電指令所の見学と、操作のシミュレーションをさせていただきました。またその後関西電力に勤める複数の OBが 84期生のために時間を割いて下さり、グループトークをご計画下さいました。

▲Panasonic ミュージアムで記念撮影(50期宇田さま)

 

▲覺道さん(62期)による弁護士クイズ

 

生徒たちの質問一つ一つに対し、丁寧にご回答いただきました。生徒たちにとって、非常に貴重な経験をさせていただいた 1 日だったと思います。

 

生徒たちのアンケートから

・関西電力では理系と文系が半々で運営されていることに驚きました。

・文理両方に言えることだが、いい大学に入れば選択肢が増えるということを学んだ。後、英語はとても重要。

・よく名前を聞く大企業にいけたことでそこにはたくさんの人達がいて、文系・理系関係なく楽しく働くことができるのだと知れたこと。

・関西電力で最後に行った、OBの方々とお話しできたことが良かったと思う。

・職場というものをあまり見たことがなかったので、とてもいい刺激になった。

・行くところ1つ1つが非常に可能性を感じられる職業ばかりで、とても面白かった。

・時代が進むにつれ働きかたが変わっていること

・将来就きたい仕事は全く見通しがなくて、心配していたが、OB の先輩のアドバイスにより、安心しました。今すぐ決めなくても少しずつでいいと言われました。弁護士の方の話を聞いて、とても合点のいくところが多々ありました。また、クイズはとても面白く、やはり法学系は好きなんだなーと思いました。引き続き法学系は他の職業も調べます。

・どこの企業も解放的でアットホームな印象を受けた。

・社会には様々な職業があり、さらにその中でも部によってやることが分かれていることに気付いた。また、今までは興味がなかった職業でも実際に話を聞いてみると興味が湧くものもあり自分の将来の可能性が広がった。

・パナソニック、北浜法律事務所、関電のいずれも中枢部を見学することができ、それぞれの職業の気風を知ることができた。また、関電での社員の方とのお話は自分の雲を掴むようだった悩みを言葉にすることができ、大変有意義なものになった。

・法律の問題が楽しかった

・様々な職場に足を運べたので自分がいつか働くときのビジョンが少し見えた

・それぞれの企業で施設の違いや、必要な技術が全く異なることを知れて良かった。

・勉強することがとても大切だ、ということ

・”Panasonic のミュージアム見学で昔の製品を見ている中で初めて見る物もあれば見たことあるけど最近見ない物などがあって友達と話が盛り上がりました。

・北浜法律事務所での講話の中で実際の事例をもとに罪に問われるかなど考えるのは意外と分からなくて、答えを教えてもらって時の納得感が楽しかったです。

・関電のシミュレータールームで普段できない体験ができてとても興味が湧きました。

 

3.OBの皆さんへの六甲生からのお礼

神戸研修 青田さま(50期)へ

・すごく広くて立派な会社でした

・バイクめっちゃかっこよかったです。貴重な時間と貴重な場面を見させていただいて感謝しています。

・お忙しい中、川崎重工について詳しく教えて下さり本当にありがとうございました。船や飛行機、電車だけではなく、水素エネルギーやバイクに力を入れており、重工業での技術を活かした高効率のエンジン等を開発したことにとても興味深いと感じました。

・今回は工場内に入るという貴重な体験をさせて頂きありがとうございます。

・今回の工場見学で日々の生活に重要な場所で川崎重工の製品が使われていることがわかりました

・会社のご説明や、生産品について詳しいご説明ありがとうございました。工場見学など、貴重な体験もさせていただき、勉強になりました。

・本当にありがとうございました!

・バイクや船など、まだ自分たちの身近には無いものから、日常的に使っている電車やゴミ処理施設との関係性までわかりやすく説明していただいて、とても興味深かったです。

・お忙しい中、私たちのためにお時間を割いてくださり、ありがとうございました。

・川重は船や飛行機ばかりを作っていると思っていましたが、先輩方のプレゼンや工場を見学して、電車や下水処理場など、身近なところにもカワサキの製品が使われていることを知り、とても驚きました。

・普段、学校では数学や科学といったいわゆる「勉強」を学んでいますが、今回、学校の勉強では学べない製造業のリアルを知ることができ、大変勉強になりました。今回は貴重な体験をさせていただき、本当にありがとうございます。

・今回わざわざ時間をとって僕たちのためにプレゼンなどをして頂いてありがとうございました。

・お忙しい中今回の職場訪問を企画してくださり、ありがとうございます。最初、会社内に入るときに、数回 IC カードでゲートをくぐり、まるで自分が会社に入社したような気分になりました。工場見学では、川崎重工業は日本でも数少なく潜水艦を建造していると聞いていたのですが、壁の向こうで実際に潜水艦が整備されているのを見て、仰天しました。また、各作業場の壁に、その作業場の責任者の名前などが書かれた紙が貼ってあるのが目に入り、生活感があるというか、本当に日々ここで仕事が進んでいて、自分はその仕事の裏側を実際に見ているんだなあと思いました。今回の職場訪問を通して様々な学びを得ることができました。文理選択で参考にさせて頂きます、改めてありがとうございました!

・工場見学や製品の説明を実施して下さり有難うございました

・大変貴重なお話と機会をいただきありがとうございました。自分は身勝手ながら文系に進もうと思っていたので、勝手な先入観で川崎重工様には関係ないと思っていましたが、実際には文系の方も、理系の方も皆さんで協力して、一つのバイク、船、エンジンなどを作っていることを感じられて、とても面白かったです。また物の構造などを考えることが苦手な自分でもわかるように機械の説明をしていただき、興味深く、楽しかったです。進路を決める手助けになりました。本当にありがとうございました。

・普段中々見れないような現場を見せていただきありがとうございます

・工場見学という貴重な機会を下さりありがとうございました。

・今回の職場訪問を企画してくださりありがとうございました。

・将来の自分の夢に関わった仕事を見学できて色々興味を持ち、船以外にも様々な物を作っていることを知れた。

・貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。仕事内容などを知れて興味が湧きました。

・父が一昨年まで下水処理場で働いていたので最後の話がとても興味深かったです。

・交通機関や輸送関連などの今では世界中で使用されている物の工業の会社の工場を見て、とても細部まで詳しく行なっており、すごく感激しました。そして今でも引き続きもっと上を目指すという方針で、やりがいもかなり感じているようで、とてもいい会社だと思いました。そして、社員の声も本社に届き、採用されているようで好感を持てました。

・この度はお忙し中、このような経験をさせてくださりありがとうございました。そして、参加したそれぞれが何かしらの学びを得られ、自分自身もとても得られて本当にいい経験になりました。

・度々にはなりますが、本当にありがとうございました。

・工場見学から色々な説明までとても興味深かったです将来就職したいとまで思うようになりました。貴重な体験ありがとうございました。

・平日の忙しい時間であったにも関わらず私たちのために準備していただきありがとうございました。この度の職場訪問、特に工場の見学は大変印象に残りました。金属製の足場が架けられた頭上から器具が所狭しと並ぶ足元まで至る所で響く機械音は、この職業の意義の核心を肌で感じさせてくれました。この体験は秋の文理選択や将来の進路選択に際して大いに参考になってくれると確信しています。繰り返しになりますが快く私たちを迎えてくださりありがとうございました。

・工場見学の際は文系の自分にも分かるように噛み砕いて説明してくれて助かった。

・シャツとタオル愛用してます!!

・カワサキの工場内を見学するなどの貴重な体験が出来てよかったです

 

神戸研修 藤原さま(50期)へ

・お忙しい中、司法機関について詳しく教えて下さり本当にありがとうございました。裁判における裁判官、検察官、弁護士のそれぞれの役割や手順を踏まえた上で、裁判の状況を正しく理解することが出来たことで、文理選択を決定する良い経験となりました。

・今回は貴重な体験をさせて頂きありがとうございました。

・法廷の中に入ることはとても楽しかったです。

・ざっくばらんなお話で、すごく分かりやすいご説明でした。大阪府知事と同期であることには、驚きましたが、文理選択だけでなく、社会勉強にもなりました。ありがとうございました。

・本当にありがとうございました!

・ 裁判の構成や手順を詳しくまとめていただいて、とても分かりやすく裁判を聞けました。

・弁護士として、人の罪に関わっていて辛かったり、やめようと思ったことはないのですか?

・お忙しい中、私たちのためにお時間を割いてくださり、ありがとうございました。実際の裁判を傍聴するとは事前に聞いていなかったので、少し驚きました。

・普段、裁判の様子はテレビやドラマで見る機会があり、知っていることも多いと思っていましたが、実際の裁判を見て、まだまだ知らないことがあると気づかされました。とても驚くと同時に、大変勉強になりました。

・私はこれまで理系分野に主に興味があったのですが、先輩のお話を伺い、実際の裁判を傍聴しているうちに、法律にも少し興味がわきました。今回は貴重なお話と体験をさせていただき、本当にありがとうございました。

・お忙しい中、実際の裁判を見させてもらったり、見学をさせていただいたりして、有意義な時間になりました。ありがとうございました。

・お忙しい中今回の職場訪問を企画してくださり、ありがとうございます。今まで他人の裁判を無料で傍聴できることなど聞いたことがなかったので、初めての傍聴となり、とても新鮮な体験でした。裁判中はやはり被告人の方、そのご家族の境遇や苦難を想像してしまい、耳を塞ぎたくなってしまう時もありました。しかし、社会でそういったことは実際に起きていて、自分たちがその問題としっかり向き合い、社会をよりよくしていく必要があるとも思いました。今回の職場訪問を通して様々な学びを得ることができました。文理選択で参考にさせて頂きます、改めてありがとうございました!

・刑事裁判の傍聴や法廷内を見学する機会を与えてくださり有難うございました

・大変貴重なお話と機会をいただきありがとうございました。自分は弁護士や法律に携わる仕事にとても興味を持ってはいたのですが、実際にその分野に関わっている人が身近にはいなかったので、その実際の様子などは分からずにいて、なかなか進路を考える上では漠然とした憧れのままだったのですが、今回の OB 訪問会を通して、実際の裁判を傍聴させていただき、また実際に弁護士として働いていらっしゃる藤原さんの貴重なお話も伺えて。その実態の一部をきちんと自分の目で見て耳で聞けたことで、進路を考える上でとても参考になりました。また裁判の傍聴の後にその裁判で知っておいた方がいい点として「検察官、弁護士、裁判官の全員がこの人(被告)がよくなるように考えて動いていた」とおっしゃられた時に、なんて素敵な職業だろうと思いました。貴重な体験とお話をありがとうございました

・多くの質問に答えていただきありがとうございます

・裁判を傍聴させて下さりありがとうございました

・裁判でもテレビで見るような物もあれば今回傍聴した裁判など色々な種類があることを知り、また多くの人が裁判に関わっていることがわかった。

・一つ疑問に思ったのが裁判所に入る時手荷物検査をしたがどういった物が持ち込めないか気になった。

・貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。実際に法廷の中に入ることができたのが、とても嬉しかったです。

・裁判でこれからの再犯対策を話し合っていたのが意外で驚きました。

・法学関係には個人的に興味があり、今回実際に裁判を傍聴するという機会が得られて良かったです。そして個人的に思っているよりもっと静かで、言葉で表すのが難しいような空気で、自分にとっては少し苦しかったです。この時に自分はこの仕事を楽しくやっていけるような気もせず、やはり実際に体験してみないとわからない部分も多く、今回体験でき、本当に良かったです。ただ、まだ時間はあるので、他の法学関係のものを調べ、向いているものがないか探してみたいと思います。

・この度はお忙し中、このような滅多にない経験をさせてくださりありがとうございました。そして、参加したそれぞれが何かしらの学びを得られ、自分自身も人生でもう二度とないかもしれない経験ができ、とても充実した時間になりました。

・度々にはなりますが、本当にありがとうございました。

・普段経験や見ることのない法廷への招待や法定見学後の質問会含め全てが新鮮でした。

・大人になり時間があれば法定見学に行きたいなと思いました。貴重な経験ありがとうございました。

・私たちのために平日にも関わらず時間を割いていただきありがとうございました。実際の裁判を傍聴席から見る体験は秋に迫った文理選択の貴重な判断材料になりました。法廷には被告人を追及する検察官と弁護する弁護士の争う場、という先入観がありましたが、それだけという訳ではなく、被告人を検察と弁護士が共同で正しい道に戻す場所という性質もあることを知ることができ、法学に対する印象も変化したように思います。繰り返しになりますが快く私たちを迎えてくださりありがとうございました。

・藤原さんがお話されていた「被告人がどんな人間であれ、法の下に平等に接する」という言葉が凄く心に残った。

・将来、法学部に進学することに興味が湧いてきた。

・お話とても参考になりました。

・元々法律系の学部に進学したいと考えていましたが、これから勉強をする時、目標とするものが藤原さんのおかげでより一層定まりました。

・ありがとうございました。

・裁判の傍聴など滅多に出来ない貴重な体験が出来てよかったです。

 

大阪研修 宇田さま(50期)へ

・お忙しい中、企業理念について詳しく教えて下さり本当にありがとうございました。パナソニックでは最先端の技術を用いた研究のみならず、お客さんを招いての、オープンなオフィスの重要性に気付き、対話を通じた次世代の開発体制に感銘を受けました。

・職場訪問ではありがとうございました。僕は最初 Panasonic では、開発職しかぱっと思いつきませんでしたが、話を聞いて他にもいろいろな分野に分かれているということを知れてよかったです。

・100 年を超える老舗のブランドでありながら常に未来を見据え最先端を走り続ける姿勢に驚かされました。

・貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。私はものづくりイズム館に興味が湧きました。機会があればまた行ってみたいと思います。

・とても職場に興味深いものがあり、小さな箱庭社会みたいで面白かったです。

・正直あんなところで働いているのがとても羨ましかったです!

・Panasonic が行おうとしていることや、それを実現するためのラボ自体の設備などの解説がわかりやすかったです。ありがとうございました。

・僕たちのために時間やお部屋などを貸していただきありがとうございました。

・今まで思っていたパナソニックさんとはいい意味で違うなと思いました。

・グリーンインパクトなど知らなかったことを伺え、将来役に立つと思います。

・パナソニックの商品は日頃からよく使わせていただいており、今回どんな会社なのかみたいと思い、いくことにしました。施設の多くは木でできており、自然を味わいつつ、落ち着くような空間した。そのように他の部屋でも鑑賞植物を置くことなど様々な工夫が施されておりとても良かったです。また、作った製品は実際に社員さんが試し、問題がないなら、実際に採用するというのはとてもいいと思いました。そして、実際に社員さんが使ってもっと良くしたり、改善できるのが良いと思いました。多くの社員さんが使えば使うだけ製品の質も高くなるので。個人的にとても理想的な空間で良かったです。

・この度はお忙し中、このような経験をさせてくださり、ありがとうございました。そして、今回参加したそれぞれが何かしらの学びを得られ、自分も今回製品を作るにはこれぐらいお客さんに寄り添い、試行錯誤する必要があるのだとわかりました。

・多くの部屋を案内してくださったり、様々な質問に答えていただきありがとうございました。

・お忙しい中ありがとうございました。パナソニックは大企業ということもあり、会社の中でも様々な仕事があるのだと分かりました。家の中を見るとパナソニックの商品があり、日々支えられているのだと実感しました。

・平日の忙しい時間であったにも関わらず準備してくださりありがとうございました。自分の家にもあるパナソニックの製品が生み出される場所を実際に見ることのできる機会はとても貴重なものになりました。私も最初に質問できる人間になることを目指して勉強を頑張っていこうと思います。

・Panasonic のことを教えて下さってありがとうございました。

・先日はありがとうございました。会社の創業から今後の指針まで教えてくださり、Panasonic がどういう会社なのか、貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。

・色々な考えの人の意見を聞くためのスペースを作っていたり、会社の中で実験的なことをするスペース、AI を使って空調を操作していることなど、とても興味深いお話でした。

・この度はとても貴重なお話をいただきありがとうございました。僕自身は文系に進む気でいるのですが、宇田さんのどの道にすすんでもいいから今はアクセルを踏む時期だというお言葉を聞いて、迷わずに考えて文系に進みたいのでしっかり勉強しようという気になりました。今回は大切なお時間いただいて誠にありがとうございました。

・家にある家電の多くが Panasonic 製品で、それが作られている現場を見ることができてよかったです。

 

大阪研修 覺道さま(62期)へ

・お忙しい中、弁護士について詳しく教えて下さり本当にありがとうございました。法律のクイズがとても難しかったですが、微妙な情景を汲み取り、正しく判断することが大切であると思うと共に、法律が意外と面白いなと感じることが出来ました。

・職場訪問ではありがとうございました。僕は最初理系に進むつもりだったので、あまり意味がないと思っていました。しかし、話を聞いたり、クイズ形式で解説してもらい、弁護士というまた違う職業について聞けて面白かったです。

・自分が法律に興味があるということもありましたが、弁護士本人から話が聞けてとても勉強になりました。

・貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。法律のクイズ、面白かったです。

・大学や弁護士のリアルな話を聞けて本当に面白かったです。訪問中行っていた通り一緒に訪問にいった双子の弟は法学部を目指しているので、一緒に目指すのもありかなと思いました。

・弁護士が実際に受けた事象のクイズというのはなかなか目にすることのない内容で、法律にも興味が湧きました。ありがとうございました。

・貴重な時間とあの大きな部屋とクイズや分かりやすい解説ありがとうございました。

・文系には興味があまりなく、弁護士とかも授業で習ったことぐらいしか知らなかったので、とてもためになりました。

・法学関係の職業はとても気になっており、そのためかクイズを考えるのはとても楽しかったです。ただ、自分は裁判の際の静かな空間が苦手だったので、それ以外の法学関係の職業に自分の合うものがあるか探そうとおもいます。そして、今回行かせていただいた事務所はとても清潔で綺麗でまた大阪を一望できとてもいい施設でした。

・この度はお忙し中、このような経験をさせてくださり、ありがとうございました。そして、今回参加したそれぞれが何かしらの学びを得られ、自分も今回クイズを通して、過去にあった事件と比べる大切さがよくわかりました。このクイズをする際になんか似たようなことがあり、殺人罪になってたなーと思ったので、そちらを選びました。直感でもそれなりにわかりましたが、やはり根拠は大切なので根拠を考えた結果わかりました。

・度々にはなりますが、本当にありがとうございました。

・話を通じて法学部に少し興味を持つことが出来ました。ありがとうございました。

・お忙しい中ありがとうございました。元々自分は法律というものがとても複雑で分かりにくいものとして捉えていました。しかし、実際にお話を聞いてみると意外にも自分の勘が当たっていたりと法律を身近に分かりやすいものとして感じました。

・平日の忙しい時間であったにも関わらず時間を割いていただきありがとうございました。出題された 3 つの裁判の判決内容は自分の考えていたものとは異なる意外なもので、法律の面白さと難しさを感じました。特に1問目の窃盗罪の適用の是非については自分の感覚と法律の乖離に驚きました。物事を丁寧に考えるきっかけになりました。ありがとうございました。

・実例を用いて問題を出す問題がとても面白かったです。ありがとうございました。

・先日はありがとうございました。私たちが取っ付きやすい面白いテーマのクイズを用いて説明してくださり、弁護士という仕事が少し想像しやすくなりました。

・貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。

・仕事についてだけでなく、学歴で就職の幅も変わることなどのお話も、OB 訪問に行かないとあまり聞けないお話でした。

・今回はとても貴重なお時間割いて頂き誠にありがとうございました。僕は法学部に進みたいと考えているのですが、実際にどこの大学に行こうか、どのくらい勉強しようかなど悩んでいるときに、とにかくいい大学に行った方がいいというような言葉を聞き、とりあえず今やれる勉強を精一杯やろうという気になりました。この度はとても貴重なお話をいただきありがとうございました。

・ありがとうございました。

・法律事務所に入るの自体が初めてですごく綺麗な場所にあってすごいと思いました。

・法律についてもあまり知らないことが多く、それをクイズ形式でわかりやすく教えていただけてよかったです。

 

大阪研修 久留島さま(51期)へ

・お忙しい中、電力供給の仕組みについて教えて下さり本当にありがとうございました。電気を蓄えることが出来ないからこそ、需要と供給が等しくなるよう絶えずエネルギーを作り出していることを知って、生活の基盤になっているのだと実感出来ました。

・職場訪問ではありがとうございました。スライドや動画で説明するだけでなく、実際にシミュレーション体験をしてどういう仕事をしているのかわかりやすかったです。また、OB の先輩方と進路について話せて、文理選択や何学部にするのかについてある程度は決めることができました。

・文系・理系関係なく一緒に楽しく働くことができる大切さを改めて分かったような気がしました。

・貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。莫大なデータを操っていることが分かり、難しそうだなと思いました。

・貴重なお時間を割いて懇談会まで開いていただきありがとうございました!

・今のじぶんの悩みなどをたくさん聞くことができて、将来のためになったのはもちろん、今の自分に活かせるものをたくさんいただきました!

・ご縁がありましたらまた会いましょう!

・まず、さまざまなもてなしをありがとうございます。関電が実際に配電を行っている所を見た時はどう言う仕事内容なのかいまいち分かってなかったけど、その後の体験が非常にわかりやすいもので、興味を持って聞くことが出来ました。ありがとうございました。

・貴重な体験をさせていただきありがとうございました。

・個人的には、最後の先輩方との懇談会が一番ためになり、濃密な時間でした。

・普段当たり前のように使っている電気ですが、裏では微調整をしており、そし1 分1 秒を競う大変な業界だなと思いました。そして夜景とか夜当たり前のように生活できるのは電気会社さんのおかげなんだなーと当たり前の事ですが恥ずかしながらその時に気づきました。この会社で働く人がいなければ、イルミネーションや夜景などの感動を味わえないどころか、夜の生活もできないと思い、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。そしてこの仕事はとてもやりがいがあると感じました。直接的に感謝されることは滅多にないだろうが、仕事終わりに電気を見てやりがいを感じることができるのはとてもいいと思いました。

・今回参加したそれぞれが何かしらの学びを得られ、自分も最後の質問の時には将来についての話をして、自分の今後やるべきことが徐々にですが、わかってきました。

・シミュレーター室に案内してくれるなど、リアルな状況を体験できて、面白さと同時に仕事の大変さを知ることができました。ありがとうございました。

・お忙しい中ありがとうございました。いつも当たり前のように使っている電気はどのようにして家まで送られてくるのか疑問でした。でもそれまでの過程は自分が想像していたことよりもはるかに複雑で大変な作業だと思いました。

・平日の忙しい時間であったにも関わらず快く私たちを迎えてくださりありがとうございました。以前立山に行った際に見た黒部ダムから電力が流れていることをモニターで知って、関西の電力供給を一手に担う職務の重みを肌で感じることができました。また、社員の方とのお話では自分でも漠然として言葉にできなかった悩みを言葉にすることができました。ありがとうございました。

・進路について相談に乗って頂いてありがとうございました。参考になりました。

・先日はありがとうございました。すごくやりがいを持って仕事をされているのが伝わりました。たくさんのデータを用いた仕事で大変興味深かったです。

・貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。

・実際にやられている仕事のシミュレーションを体験させて頂けるなど、貴重な体験をありがとうございました。

・今回はとても貴重なお時間割いて頂き誠にありがとうございました。僕は OB に相談する時間で、進路について、大学についての質問をしたのですが、その際に今からどこそこに行くと決めるんじゃなくてどこへでも行けるように勉強しなさいというようなお話を聞いて、しっかりと勉強しようというモチベーションがかなり奮い立たされました。この度はとても貴重なお話をいただきありがとうございました。

・電気の運搬(?)管理をしている現場を見るのが初めてで、秒単位でさまざまなことを考えないといけないのを知ってすごいなと思いました。

 

4.東京研修

日時:2025年3月10・11日(月・火)

訪問先:国土交通省(東京都千代田区) 東京大学本郷キャンパス(東京都文京区) dip 株式会社(東京都港区)      丸紅株式会社(東京都千代田区)

協力 OB:足立基成さま(46期)、五百旗頭薫さま(49期)、志立正嗣さま(43期)、福田大貴さま(71期)

引率教員:安達英二(体育科)、小幡龍之介(国語科)、深尾孝道(数学科)、森本亮介(社会科)

引率生徒:39名

 

概要

当初8月下旬に計画されていた東京研修ですが、台風接近に伴い中止となりました。研修を心待ちにしていた84期たちの思いを汲み、OB のみなさまに再度、訪問のお伺いを立てたところ、快くお受け下さりました。改めて訪問先のみなさまに感謝申し上げます。初日はまず、国土交通省を訪れました。すでにこの東京研修を立ち上げて3度目になりますが、今回もまた46期の足立さまが事前のお手配から実施までセッティングして下さいました。当日は58期OBの福嶌さまも駆けつけて下さり、ご準備いただいたスライドを元に、国交省のお仕事についてお話し下さいました。天候もよかったので、終了後は足立さまの誘導により、霞が関周辺をご案内いただく機会をいただきました。

続けて地下鉄に乗り、一路東京大学(本郷キャンパス)を目指しました。ちょうどこの日は同大学前期試験の合否発表とも重なっておりましたが、そのようなご多忙の折にも関わらず、大学正門のところまで五百旗頭さまが一同を出迎えて下さいました。また本校のニューヨーク研修においてもお世話になっている 52 期の佐野さまも特別に加わって下さりました。

▲東京大学では、4人の先輩 OBに囲まれました。

 

中央食堂で昼食を採ったあと、全員で講義室に移動し、佐野さまと五百旗頭さまのご講話を拝聴しました。その際偶然にも、キャンパスを集団で行動していた六甲生たちを見つけ、80期の神田泰誠くん・鈴木律紡くんがわれわれにお声かけ下さりました。2人はちょうど84期が中学1年生のときに、中1指導員としてご指導いただいた先輩にあたります。講義室では彼ら憧れの先輩方との交流が実現し、思いもよらない機会に恵まれました。

ホテルに到着後、自由行動を経て、夜にミーティングを行いました。その際に、安達先生のご紹介により、70期の喜多川俵多さま(ANA)が、そして 75期の山田祐育さま(一橋大学大学院在学中)が会議の冒頭に顔を出して下さり、生徒たちへ若い OB 世代からの温かいメッセージを投げかけてくれました。

2日目の最初には、六本木の dip 株式会社を訪問しました。こちらも 3 度目の訪問となりますが、今回は大変多忙なところ、到着後すぐに代表取締役 COO の志立さまが直接ご登壇下さり、生徒時代における六甲の思い出を交えながら、後輩たちへのメッセージを投げかけていただきました。その後、事前に決めていた 4 名程度のグループに分かれて、社員のみなさまが社内をご案内下さり、職業に関するフリートークの時間を設けて下さりました。社員のみなさまが生き生きと仕事の遣り甲斐についてお話しされている内容を、熱心にメモを取っている生徒たちの姿が印象的でした。

東京研修の最後に、丸紅株式会社を訪問しました。最初に「商社とは何か」についてのご紹介に始まり、その後社内見学を経て、OBのみなさまによるフリートークの時間を汲んで下さりました。

50期の宇佐美さま、62期の神澤さま、71期の福田さまらが登壇され、六甲時代の思い出・仕事に関するさまざまなことを、ユーモアを交え生徒たちに語って下さりました。

今回の東京訪問は、これまで実施した 3 回の中でも、最もたくさんの OBのみなさまと交流ができる機会になりました。上は 40期代から下は 80期代まで、世代を超えて六甲のネットワークが広がっていることを、肌身に感じた 2 日間でした。今回参加した生徒たちの中から、数年後に後輩となる六甲生たちを迎える側として参加してくれることを、強く期待しています。

▲丸紅では六甲 OB3名によるご講演のあと、記念撮影をしました。

 

生徒たちのアンケートから

・先輩たちが社会でものすごく活躍されているんだなと実感しました。将来先輩たちと同じように活躍できるよう今最大限に努力しようと思います。

・皆さんが自分の後輩だからということでお忙しい中時間を作ってくださったことにまず感謝しなければならないことに気付かされた。また面白い話をしてくださった中からなにか先輩方に「上手だな」とひしひしと感じた。きっと自分が想像しているより遥かに勉強してきなのだろうと思った。自分も将来企業に入りこのような機会があったら積極的に受け入れようと考えた。

・今回訪問させていただいたことで、ほとんどの OB の方で「自ら、一層興味深く感じたことに専念し、目指していく」という共通した意識を持っておられている、ということがわかりました。その為にはやはり、日々の勉強が大前提なんだと強く再認識させられた機会でした。

・いろいろな方面で活躍されている先輩方のお話を聞けて本当に良かったです。国交省では官僚が何をしているか、ルールを変えることの難しさについて、東大では佐野さんからは再構築について、五百旗頭さんからは物を書く時の心構えについて、dipや丸紅では社員や顧客のニーズを大切にしているというお話が印象に残りました。普段なら行くことがとても難しいような場所に訪れることができる機会を作っていただき本当にありがとうございました。

・どこの職場に訪問しても必ず六甲生としての繋がりの話が出てきたことが印象に残っています。

・東京というまだ海外に比べると身近だけれども自分から見るとすごく高い位置にあるような学校や企業があるところを見ることで今までより目指すべきものがより明確になったと思います。このような機会を設けていただいてありがとうございました。

・とにかく充実していた。今になって考えると、どこへ行っても「厳しさ」を垣間見る機会がなかった。しかし、それは存在しないのではなく、実力故に自然と隠されているものなのだと思う。東大へ行ったのに、勉強を感じなかった。五百旗頭先生の仰った「自ら学びに、教授の門戸を叩く人は厚遇される」というのは大学に限らず、将来仕事でも同じなのだと思う。おそらく高校でも変わらない。自ら学んで、高次元な世界に身を投じることが大切だと知った。

・一番印象に残ったのは、六甲生の繋がりの強さだが、他にも職場の雰囲気や内容に触れて、より一層将来のことについて考えるようになった。

・省庁や東京の大きいビルのオフィスというのは自分に縁のないかけ離れたものだと思っていましたが、自分の学校の OB が務めているというのを見て、自分ももしかしたら目指すことができるのではないかと思うことができました。そのためにも、今自分のやるべきことを最大限やろうと思います。

・印象に残ったことはどこで働いている OB の方々も口を揃えて、学生時代あまり勉強していない、不真面目であったと語っていたことです。東京大学や京都大学に行っていた方々も自分の実力を過信することなく日々着実にやるべき事を積み重ねてきたということがお話を伺って伝わってきました。

・学びになったことは必ずしも道はひとつでは無いということです。自分が目指した職に将来つける人というのは大分限られており、むしろそうでなく途中で目指す道を変えた人の方が多いという事を実感させられました。もちろん自分の目指した道に対して一生懸命努力することはすごく大切なことですが、万が一上手くいかなかったからといって、今まで培ってきたものは無駄になるわけではなく、新しく再構築し、また自分のやりたいことを見つける事が大切なのだと今回の研修に参加し学ぶことが出来ました。

・出てくる先輩が皆、当たり前のように東大や京大であって驚きました。より一層学業に励みたいと思いました。また、普段では目にすることさえ出来ない企業の深層部に触れることができ、様々な刺激をいただきました。

・OB の方々の話を伺い、仕事へのやり甲斐、一生懸命な中に遊び心があり、勉強だけではなく、後輩に気さくに話せる柔軟性をひしひしと感じ、私も将来後輩を笑顔で迎える側になれるよう努力しようと感じました。

・指導員の先輩と再会できて、貴重なアドバイスをもらえた。また東大の見学や、色々な先輩方からの分かりやすい助言などをいただけて、モチベーションの向上につながった。他にも先生との会話の中で進路についても再度考え直し、今回の OB 職場訪問を通じて自分は東大での講演や国土交通省、dip、丸紅などの見学で、公務員や学者、社員などのあり方を知ることができました。

・dip と丸紅の二つの企業については社会貢献について知ることができました。この2つの企業は自社の利益だけを求める在り方ではなく、その活動によって社会に貢献する在り方を推進しており、そこに自分が将来目指すべき社会人としてのあり方があるように思えました。次に国土交通省についての話では、考えるということに対して新たな学びを得られました。足立さんの仕事の話では既存のルールの中で何か案を模索するだけではなく、既存のルールそのものを作り変えていくというものが多く見受けられました。例えばシーレーン確保のために他国との条約の案を考えだしたりといったものです。このような仕事では、ルールそのものの見直しをする以上、思考の柔軟さが必要になってくるのだと思います。なので自分も、ルールを「つくる」「変える」立場の人になったら、このような思考の柔軟さを身につけていきたいです。そして東京研修では五百旗頭先生から「父の遺稿について」のご講演をいただきました。「父の遺稿について」での話では五百旗頭先生の歴史学者としての五百旗頭真 氏の死に対しての向き合い方を聞かせていただき、五百旗頭先生の学者としてのあり方の一端を知ることができたと思います。今回の東京研修では公務員や学者、会社員さんたちと、直接会って話を聞くことでそれぞれのあり方を知ることができたので、将来自分がなりたいものの選択に役立てたいと思います。

・今回の訪問を通じて、勉強へのモチベがとても上がり、本気で勉強に取り組んで今からでも少しでも将来への選択肢を増やそうと思った。今回訪ねたところにはそれぞれの良い所があり、特に自由度の高い dip と丸紅は魅力的でした。このような機会があり、本当に良かったです。思っている以上に得られるものが多く、参加費以上のものを得られたと断言できるほどでした。

・どの職場も全て本当に就職したいと思うほどいいところだった。今のうちから勉強を頑張っておくことで、将来が広がることがよく分かった。六甲の縦のつながりを大切にしていきたいと思いました。

・日本国内はもちろん、海外まで OB 同士の繋がりが続いていて、驚きました。

・訪問先 4 つとも普段は訪れる機会が無いところばかりですごくためになりました!このような機会を作って下さりありがとうございました!

・丸紅や dip が本当に印象に残っていて、会社の自由度であったり社員のコミュニケーションの大切さを痛感しました。dip(丸紅も同様だと思います)は「次世代」の会社であり、書類を通しての会話ではなく、社員という直接的に人との会話を行う事が大切であると言っていました。次世代の会社の在り方というものが自分の学びとして心の中に残っているんじゃないかなと思います。

・大学合格がゴールではなく社会へのスタートであることを認識できた。

・どんな企業に勤めようがそれぞれが信念を持って仕事をなさっていることを感じてそのことに憧れを抱いた。

・丸紅で急遽きていただいた六甲の OB の方が話していたように大学受験で失敗して就職で 5 回失敗しても努力を続けていれば報われることがあるということ。こういうものだと勝手に自分の中で決めつけていた今までのイメージや考えがかなり変わったことを自分でも実感できた。また、都内に出て働くということに抵抗があり不安な要素の1つであったが実際に話を聞き、質問をして辛いこともあるが今の仕事が楽しいと話しているのを聞いて親からも言われていたように一度くらいは都内に出てみようと思うようになった。

・みなさん自分がしたい仕事を、誇りを持って取り組んでいると感じ、自分もそうやって働ける仕事をしたいと思った。自分の将来を考える上で、東京という遠地に思い切って飛び立ちその判断材料を色んな方々から得られ、かつ自分の悩みの小ささを実感する良い機会となりました。

・かっこいい先輩たちのために自分のやるべきことをまずやらなければならないと思いました。勉強をしっかりとできていないので、目指す土俵にも立ってないことが非常に悔しいなと思いました。まず様々なことに触れながら勉強などしないといけないなと思いました。

・先輩たちの背中を見て、自分の将来について深く考えられるように、なりました。

・特に五百旗頭さんが、僕たちが東大の正門前で待っている時に走って駆けつけたのが、1 秒でも多く僕たちと対話、ディスカッションしたいと思っているのだと印象に残りました、難しすぎて今の自分に役に立つかは正直わかりません。しかし、大人になった時ふと今の話を思い出してためになる場面が必ず来ると思うので大変将来の役に立ったと思います。

・国土交通省や東京大学、dip、丸紅など、日本を代表し、世界とも取引をする会社の方々とお話できて、自分も将来このような所で働きたいと思った。一流企業で働くには良い大学を出なければならず、良い大学に行くには、勉強が必要で、まずは目先の勉強に取り組もうと思った。

・官庁、大学、商社などのさまざまな職種で活躍する先輩方の職場を訪問することで、自身の将来の方向性の見通しが良くなって、視野が広がった気がした。東京は良くも悪くもいろんな人がいる。非常に貴重な経験を積めたことを嬉しく思う。

・会社訪問だけでなく、電車移動や自由時間でも東京を実感しました。神戸にいるだけでは絶対に得られない貴重な体験ができました、ありがとうございました。

・国家間のルールを決めたり、会社の中で自分のしたい仕事に転向したりできる仕事を見たり、一つの会社の中にも色々な役職、仕事があると知って仕事に関する視野が広がった。

・色々な人の話を聞いて学部とあまり関係のない会社に入る人が多くて驚きました。なので将来の仕事を気にしすぎず、もちろん東京研修で学んだことを視野に入れて今自分が立てた目標に向かって日々努力していきたいと思います。

以上

(文責:六甲学院 進路指導主任 森本 亮介)

バスケットボール部OBの皆様へ

今年も秋のOB総会を開催します。 ぜひ、ご参加ください

日時:2025年10月25日(土)16:50開場 17:00開始

*開始時刻が昨年より 1時間 早くなっています。

場所:明賢荘(昨年と同じ会場です)

https://meikensousannomiya.gorp.jp

神戸市中央区北長狭通1-6-5 アルプスビルB1~2F

会費:5000円

参加いただける方は本投稿にご返信いただくか、事務局柳さんまでご連絡ください。

→柳さんメールアドレス yahnagi62@docomo.ne.jp

よろしくお願いいたします。(文責:44期 渡辺 喜弘)

<ご報告>44期坂野さんが外務大臣表彰されました

僕が一番最初に担当した卒業生の福島君(58期バスケ部)から連絡がありました。

 

福島君は国交省勤務で、一時期カンボジア:プノンペンに赴任していて、

本校カンボジア研修で大変お世話になっている坂野さん(44期音楽部)と面識があります。

 

その彼が、坂野さんが外務大臣表彰を受けられたと連絡をくれました。

以下の外務省のHPに詳細記載されていました。個人表彰者の68番に先輩のお名前が記載されています。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/pressit_000001_02653.html

 

 

僕の方でFacebookの六甲学院OBグループには共有しましたが、

早速いろんな方々からの反応もあり、坂野さんご自身からの反応もありました。

ご本人はFacebookに

「石崎先生、ありがとうございます。私がカンボジアに来るきっかけを作ってくださったのは、退職された吉村信夫先生と現名古屋教区司教の松浦悟朗神父です。1992年に初めてカンボジアに来てからすでに30年以上が過ぎました。1998年からは、日本の法整備支援事業に関わり、民法、民事訴訟法及び関連法令の起草、立法、法曹養成等の活動を行ってまいりました。2010年に一旦カンボジアを離れ、ミャンマーでの法整備支援に従事した後、2018年からは、当地の司法省のアドバイザーに任ぜられ、現在に至ります。今回の表彰は、私の名こそ挙げられていますが、これまでカンボジアの法分野の発展に様々な形で関わった多くの方々を僭越ながら代表させていただきお受けすることにしたものです。全ての方のお名前を挙げることはできませんが、故森嶌昭夫教授をはじめとする民法起草作業部会の先生方、故竹下守夫教授をはじめとする民事訴訟法起草作業部会の先生方、法整備支援事業にお誘いいただいた故チャエム・スグオン司法大臣、故イ・ダン司法省長官、四本健二神戸大学教授、弁護士の矢吹公敏先生、さらには、アン・ヴォンワッタナ前司法大臣(現国民議会議員)、ヒー・ソピア現憲法院委員長、ユー・ブンレン現憲法院委員、チャン・ソティアヴィ現上院議員、モン・モニチャリヤ現トゥボウンクモム控訴裁判所長をはじめとするカンボジア側の起草委員会の元委員の方々、法整備支援プロジェクトの歴代の専門家の方々、法務省法務総合研究所国際協力部の方々、独立行政法人国際協力機構の歴代の担当者の方々など、のべ100人以上の方々、そしてそれを支えるより多くの方々が今回の表彰の真の受賞者です。当初遠慮しようかと思ったが、カンボジアの発展に関わったすべての人々の代表として頂くことにした」とコメント下さいました。

よろしくお願いいたします。

(文責:六甲学院教諭 48期 石崎 裕二)

事務局のお休みについて

伯友会事務局は

8月9日(土)~8月24日(日)

夏季休暇となります。

よろしくお願い致します。

「作曲家 本田周司プロジェクト(仮)」について

(2011年伯友会懇親会にて。本田先生(左から二人目)と50期生メンバー。筆者は左端)

 

1 はじめに

作曲家 本田周司先生(以下「本田先生」という。)の作品を蒐集・整理し、後世に向けて保存する「作曲家 本田周司プロジェクト(仮)」の立ち上げをお知らせします。

本田先生は、1955年(昭和30年)から1989年(平成元年)までの間、六甲学院中学・高等学校において音楽教諭として教鞭をとられました。この30数年間、六甲学院において唯一の音楽教諭であり、全学年の音楽の授業を担当されました[1]

本田先生は音楽教諭であったのと同時に、作曲家でもありました。その作品は、生徒向けの唱歌、管弦楽、吹奏楽、ピアノ曲、合唱曲など多岐にわたっています。我々伯友会会員になじみが深いのは、《六甲学院讃歌》でしょう。現在においても在校生に歌い継がれています。

この《六甲学院讃歌》をはじめとして、『六甲歌集』に収録された歌の数々を作曲されたり[2]、音楽部のために吹奏楽作品を書かれたりするなど、自ら「教材」を提供されたほか、楽壇最高の登竜門として知られている「日本音楽コンクール」の作曲部門においても複数回受賞されています[3]。また、《交響曲「三つの像」》は、総理府(現在の内閣府)主催の「21世紀の日本」において管弦楽部門総理府長官賞を受賞し、この曲は六甲学院創立30周年の記念演奏会において京都市交響楽団によって披露されました[4]

また、本田先生は京都府福知山市の福知山成美高校(私立)の校歌の作曲者でもあり、同校が甲子園に出場し校歌が斉唱された際、作曲者として本田周司の名が映し出され、伯友会会員の間で話題になったことがありました。この校歌は六甲学院に勤務するよりも前に作曲されたということです[5]

これらの作品の中で圧巻とされるのは、日本二十六聖人殉教をモチーフにした《長崎への道》シリーズでしょう。中でも《交響的序曲 長崎への道》は第一番から第三番を擁し、それぞれ演奏時間が30~45分にわたる大曲になります。同第一番及び第二番はそれぞれ1983年(昭和58年)と1984年(昭和59年)の夏に当時の音楽部によって初演されました。特に同第二番は本田先生ご自身が「私の作品中白眉とも言うべき力作であり、後世に残る傑作であるという自信があった」と述懐されており[6]、初演の年の12月に当時の六甲学院講堂において再演されました。また、後述の通り1987年(昭和62年)の夏にも音楽部によって演奏されました。

同第三番は1987年(昭和62年)11月14日に六甲学院創立50周年記念式典において京都市交響楽団により初演演奏されました[7]。現在の講堂の杮落としとなったものです。

また、本田先生ご退職後の1997年(平成9年)3月19日には京都コンサートホールにおいて日本二十六聖人殉教四百年記念演奏会[8]が開催され、《交響的序曲 長崎への道 第三番》が再演されました。

しかし、筆者が調査した限り、この演奏会を最後に本田作品が公の場で演奏された記録がありません。

後述するように、本田作品は楽曲としての壮大さ、美しさもさることながら、日本人がキリスト教的な主題を楽曲において表現することを試みた作品群という、現代音楽史上の意義を見出すことができます。同時に、本田作品は中高生にも親しめる間口の広さも兼ね備えています。すなわち、芸術としての価値が余すところなく詰め込まれているわけです。

とはいえ、造形芸術と異なり、音楽は演奏されてこそその魅力に触れることができ、また後世に伝えられるという宿命を帯びています。最後の演奏から30年近くがたつ今、このままでは素晴らしい作品群が埋もれてしまうという危機感を抱かざるを得ません。

そこで、本田作品の収集・整理し、後世に記録として伝えるべくプロジェクトを立ち上げようという思いに至ったものです。

 

2 本田周司先生ご経歴

(1)本田周司先生は1927年(昭和3年)2月[9]、三重県天白村(現在の松阪市)において代々神主であった家の三男として生まれました。長兄がヴァイオリンを弾くなど、家庭内に音楽環境はあり、幼少期より音感のよさを家族から見出されていたものの、習いごとなどを含め特段の音楽教育を受けることはなく、子ども時代を過ごしました。楽譜も読めなかったということです[10]

その後、海軍に入隊するものの、18歳のときに終戦により復員しました。出撃しようにももはや日本軍には乗る船が無かったということです。戦中までは国家により目標がはっきりと定められていたものの、これが無くなり空虚な日々を送っていたところ、芸術ならば裏切られることがないと考えたのが音楽の道に進もうと思ったきっかけになったというのが本田先生の言です[11]

とはいえ、楽譜すら読めなかった青年が作曲の道を志すというのは、いくら戦後の混乱期であったとはいえ飛躍を感じるというのが率直なところです。いかにして自己の才能に気付き、勉強を開始し、これを職業にしようと思うに至ったのかは杳として知れません。1991年(平成3年)に当時の在校生によって実施されたインタビュー[12]でもこの点は曖昧なままです。なお、本田先生自身は自己の学歴を「独学」とされ[13]、経歴等において師事者として野口源次郎や外山道子[14]といった大阪音楽大学で教鞭をとった作曲家の名が挙げられています。

(2)本田先生が、音楽の勉強を続ける中で出会ったのが、フランスの作曲家アルチュール・オネゲルであり、オネゲルとの出会いが六甲学院につながります。

オネゲルの作品、中でも《交響曲第3番「典礼風」》に大きく感銘を受け、オネゲルの精神性を理解するためにカトリックの世界に関心を持つようになりました。本田先生ご自身は、動機としては不純と述べています[15]

当時の本田先生は宝塚歌劇団で音楽の仕事を得ていたところ、ある休日に六甲山にハイキングに行った際、帰りのバスの車窓からたまたま六甲教会を見つけました。こんなところに教会があると思い後日改めて六甲教会を訪ね、当時在籍していたブラウン神父に出会いました。最初はスコアに記されたラテン語の言葉の意味を尋ねること程度の関心しかありませんでしたが、同神父にさらに勉強することを勧められ、教会に通うようになりました。進駐軍が六甲教会に来ていた時期ということなので、1952年(昭和27年)以前のことになります(同年にサンフランシスコ平和条約が発効した)。そうするうち、六甲教会で六甲学院の武宮隼人初代校長に出会い、音楽教諭としての就職の話が持ちかけられたものです[16]

(3)ここから30数年にわたる六甲での教員生活が始まります。

その間、上記の通り多数の作品を生み出されました。大きなモチーフになったのは、日本二十六聖人です。豊臣秀吉の治世であった1597年(慶長2年)に起こった、日本で最初のキリスト教弾圧の殉教者で、京都で捕らえられたキリシタン24名と途中で加わった2名が山陽道を長崎まで連行され、長崎の西坂の丘にて磔刑に処せられ殉教した事件として広く知られています[17]

新聞の連載小説がきっかけで二十六聖人に関心を持った本田先生は[18]、同じ道を歩いてみようと思い立ち巡礼を始めました。まずは巡礼というものを知るために「四国八十八箇所巡り」を体験し、この結果を踏まえて1977年(昭和52年)に自ら京都から長崎まで踏破されました[19]

この巡礼の旅が創作活動の原点になり、上記の《交響的序曲 長崎への道》シリーズ、これに先立つ《パッサカリア》《巡礼の為の狂詩曲》など、多数の作品が生み出されました。ピアノ曲も存在します。

六甲学院をご退職後は「長崎への道事務局」を主催し、巡礼者の世話をされていました。上記の通り1997年(平成9年)3月19日に日本二十六聖人殉教四百年記念演奏会が開催されました。

現在、御年98歳、ご存命ということです。

 

3 作品の魅力

(1)私事で恐縮であるが、筆者は1987年(昭和62年)つまり六甲学院50周年の年に中学1年生として入学しました。音楽教諭は本田先生でありその独得の授業を楽しんだ世代です。のみならず同年夏に行われた音楽部のサマーコンサートにおいて演奏された《交響的序曲 長崎への道 第二番》に深く感動し、本田先生の音楽世界に惹きこまれました。

同年11月の五十周年記念式典において、京都市交響楽団によって《同 第三番》が初演され、好評を博しました。続いて、生徒向けに翌1988年(昭和63年)4月にやはり京都市交響楽団による演奏会が開かれました。上記の通り筆者は《第二番》にうちのめされ、さらにこの《第三番》でも大きく心を揺さぶられました。筆者の人生において「この人は天才だ」と思った最初の人物であったことに間違いありません。筆者は小学生のころからピアノを習い、実は50歳になった今でもピアノ演奏者として音楽活動を続けています。中学生男子というとそれまでの習い事としての音楽を止めがちなタイミングですが、本田作品との出会いがあったことで、ピアノを継続することになりました。本田作品が、今に至る音楽活動の「延命」に寄与したことは疑いがありません。

50周年当時の校誌をみるに、46期の鎌谷朝之氏が解説文を記しているように[20]、この楽曲に感銘を受けた在校生は多数いたものと思われます。

(2)では、本田作品の魅力は何なのでしょう。その魅力の考察の仕方は多岐にわたりますが、なぜ中高生にも感銘を与えることができたのかという視点から、《交響的序曲 長崎への道》シリーズを題材に検討したいと考えます。

まずもって作品そのものの、いい意味での「わかりやすさ」が挙げられます。

モチーフが日本二十六聖人殉教という、教科書にも写真付きで出てくる日本史上の事件になります。誰もが知る事件をモチーフにすることで、必ずしも音楽的素養がない人や宗教的な関心のない人であっても、間口のハードルを下げることができます。

この間口をくぐれば、楽曲におけるわかりやすさがあります。《交響的序曲 長崎への道》シリーズは、いずれも主題のメロディラインがはっきりしているのが特徴です。容易に口ずさむことができるし、歌詞をつければ歌にもなるでしょう。また、そのメロディラインがきわめて日本的な短調のメロディであり、より親しみやすくなっています。誤解を恐れずいえば、時代劇主題歌や演歌のようなノスタルジックな入ってきやすさがあります。

そしてこの主題が繰り返される(それゆえ演奏時間が長くなる)という点が最大の特徴です。よって、嫌が応でも主題が耳に残ります。この主題の形式も、基本的な型(A)、その発展型(A’)、展開型(B サビと呼んでもよかろう)の3種類の任意の組み合わせになっている点でも共通しています。よって、聴いていて次の展開が読みやすく、意表を突かれることなく音楽にひたれることができます。

以下、<譜例1>及び<譜例2>は、《第二番》及び《第三番》の主題部分になります。

<譜例1>

《交響的序曲 長崎への道 第二番》の主題 基本的な型(A)

<譜例2>

《交響的序曲 長崎への道 第三番》の主題 基本的な型(A)

併せて、特異な和音を使わず、基本に忠実な和音進行を用いていることからも、とっつきやすさがもたらされています。さらに変拍子も使われていません。長い楽曲であるが、ずっと4分の4拍子が継続しています[21]。これは徒歩による旅の単調さを表現するものとも思われますが、聴く側に安心感をもたらすことになります。現代音楽においては、不協和音や変拍子で奇をてらうことが一種の現代性とされる場合もありますが、それとは一線を画する態度がみえます。

(3)次に表現が非常に写実的であるという点も挙げられるでしょう。この点も「わかりやすさ」に寄与していると言えます。

《交響的序曲 長崎への道》は、二十六聖人が長崎に連行された道を徒歩で歩く巡礼行為がテーマになった楽曲です。

歩くという行為自体は実に単調です。ただ、単調な歩みであっても、目的地を目指す歩みというのは、疲れはもたらすものの、決して退屈をもたらしません(どこか目的に向かって歩いているときに退屈という感情はあまり浮かばないだろう)。むしろ単調であればこそ、街道の様子、空や木々が示す季節感のほか、道端でふと目にとめた何気ない地元の人たちの生活のひとこまが、却ってインパクトをもたらしてくれます。観光名所などを訪れる旅にはアクセントがありますが、アクセントがない旅は、ない故のディテールへの気づきが期待できます。

また、単調な行為のなかで、様々な思いが去来するでしょう。それは400年前に同じ道を歩いた二十六聖人の姿や、その心持ちへの想像かもしれないし、同時に今自分が歩いている行為そのものが果たして意義あるものなのかという疑問かもしれません。

こうした、旅の情景や去来する思いが、「わかりやすく」楽曲として表現されているのが《交響的序曲 長崎への道》シリーズです。

上記の通り主題は3通り(A、A’、B)を組み合わせて繰り返し、徒歩による旅の単調さを表現します。しかし、同じ主題の繰り返しであるからといって、退屈させません。たとえば、バッキングを多彩に変えたり、リードをとる楽器を変えて新たな表情を出したりと、巧みなアレンジにより、同じ主題の繰り返しであっても決して飽きさせない工夫がみられます。また、上記3通りの主題と主題の間に別の旋律をはさむことで、徒歩による旅の表現に対して、足をとめて見上げた空やそのときに去来した思いなどを表現し、巧みに場面転換を図っています。そのため、繰り返される主題を聴きつつも、その先に明確な目的地があり、音楽をもってそこに誘導されているという気分になってきます。単調であっても退屈するわけではない、徒歩による旅が巧みに表現されているわけです。

また、こうした主題とあわせて、街道の様子が写実的に描かれます。たとえば、空の様子であり、祭りの様子であり、夜明けから太陽が昇る様子などです。

一例として<譜例3>として、主題と主題にはさまれる旋律を挙げます。主題=歩みからふと足を止め、見上げた空の様子やその際に揺れ動く心情を表現しているのでしょうか。後述するように本田作品は三連符の用い方が巧みですが、ここでは三連符が場面転換の効果を発揮しています。

 

<譜例3>《交響的序曲 長崎への道 第三番》主題と主題にはさまれる旋律

他方で、殉教者のモチーフが楽曲の冒頭と末尾に描かれます。殉教者らは耳を削がれ裸足のまま京都から長崎まで連行されたわけですから、筆者のような信仰がない者の視点としては、単に痛くて辛くて嫌だという感想しか出てきません。その一方、なぜ殉教者が苛烈な責め苦に耐えられたかというと、これに耐えることにより「永遠の生命」が与えられるという確信があったためとされています[22]

もっとも人間であるがゆえにそこに迷いがあったかもしれないし、後世に伝えられるような立派な話ばかりではなかったかもしれません。たとえば、殉教者はキリストと同じようになることであり、殉教とは喜びに溢れる行為とされ、迫害者はむしろ「神に奉仕している」と捉え、殉教者は迫害者に「感謝し心から許しを与える」とされています[23]。私のような信仰がない者としては、理屈としての納得のしかたはその通りであろうが、人間の感情としてそこまで割り切れたものだったろうかと疑問を抱きます(信仰という内心の問題について、感情より理屈の方が親和性を持つという一見不思議な現象です)。

こうした苛烈な弾圧の実態、それに対する殉教者の心象風景が、実に写実的に楽曲として描かれています。ひとつ三連符の効果を指摘できるでしょう。本田作品の特徴として三連符の使用が巧みであるということが挙げられますが[24]、三連符による表現は前後のフレーズとの相対的な位置関係によって、あるところでは脅え、あるところでは迷い、他方で、あるところでは強調、あるところでは前進など、ややもすれば相反するかのような多様な概念が表現されています。

<譜例4>は、《交響的序曲 長崎への道 第三番》 冒頭において、「殉教者への挽歌」が歌い上げられるところ、そのバックで奏でられる旋律群である。「殉教者への挽歌」は、殉教の苛烈さを示しているところ、その恐怖、不安を間断ない三連符の連続で表現している。

 

<譜例4> 《交響的序曲 長崎への道 第三番》冒頭の「殉教者への挽歌」のバックで奏でられる旋律群の一例

次に、<譜例5>はクライマックス=殉教の地に向かう緊張感の高まりが表現されています。この旋律は、この部分に先立ち演奏されている「勝利のラッパ」の旋律の変奏になっています。すなわち、「勝利のラッパ」=「永遠の生命」を示す旋律の変奏によって、そこに至るまでの不安、緊張、恐怖などが表現されていると解釈することができるでしょう。

 

<譜例5> 同 終盤で奏でられる旋律

弾圧そのものは恐怖そのものであり、そこに一人一人の殉教者に迷いも生じたものと推測します、しかし迫害を受けたとしても結果的には「永遠の生命」につながると信じることこそが信仰でしょう。楽曲の末尾には上記例のような苛烈な表現が通り過ぎたあと、まさに天に昇らんとするような神々しい旋律、殉教碑讃歌が出現します。最終的に至ることができた「永遠の生命」の本田先生流の表現であったと考えます。

なお、楽曲の最終盤において、《交響的序曲 長崎への道 第三番》では、いわゆるアーメン終止、Ⅳの和音からⅠの和音への進行が存します。つまり楽曲という形での壮大な祈りの終わりが表現されています。他方で《交響的序曲 長崎への道 第二番》の締めくくりは、Ⅳの和音が聞こえることによりⅠの和音に移行してアーメン終止になるかと思いきや、別の和音に移って楽曲が終わります。まだ壮大な祈りは終わらない、次回に続くという暗示であり、本田先生の遊び心とも捉えることができそうです。

(4)もっとも、本田作品の全てが「わかりやすい」というわけではありません。

《交響的序曲 長崎への道 第三番》はあくまで「わかりやすく」することを意識して創作されたものと思われます。その曲目解説において、本田先生ご自身が「作曲家としてその芸術的表現・・・よりも、愛する六甲学院の生徒諸君、それも特に中学生諸君が、この曲をどう感じてくれるか?、それが最大の関心事」と書かれていたように[25]、意識して「わかりやすく」創作されたものであることは間違いありません。

しかし、あらゆる専門分野に通底することですが、高度な思想性を「わかりやすく」表現することほど難しいことはないことは、伯友会会員諸兄なら理解いただけるでしょう。

他方で、たとえば本田作品のピアノ曲である《カプリスNo.8》[26]は、言わば現代曲らしい現代曲となっています。明確なメロディは少なく、変拍子が使われていたり、不協和音によって理論通りではない和音進行が用いられたりしています。《交響的序曲 長崎への道 第三番》において「現代音楽の持つ高踏的芸術的難解さを意識的に避け」たと記されているところ[27]、裏を返せば「現代音楽の持つ高踏的芸術的難解さ」を持つ一例となるでしょう。

ただ、この《カプリスNo.8》は写実性という点はむしろ明確に打ち出されています。巡礼路の一部、備中国分寺(岡山県総社市)近辺の風景をモチーフにしていますが、同寺の五重塔を表現する旋律、塔を見上げた際はオクターブを上げて表現するなど、写実性が示されている。そのほか、川がよどみながら流れる様子、路地裏で遊ぶ子供たちから新幹線が走るさままで表現されています。もっとも、筆者において一般化できるほど、多数の楽曲を分析できているわけではありません。

 

4 本田周司プロジェクトの活動について

以上述べてきましたが、プロジェクトとしては満足な活動は行えていないのが率直なところです。数名のOBにお声かけし、方向性についてご快諾をいただいたものの、何か成果を出したかというと何もなせていません。最大の理由は日々の忙しさにかまけているせいですが、忙しさを理由にしていては何もできません。

25期久保憲一氏及び中谷仁美氏が、六甲歌集に載せられた曲を中心に、ボーカロイドに歌わせ、動画データとしてYouTubeにおいて公開されています[28]。当時音楽部が体育祭で演奏するために、本田先生が提供された《オッコロマーチ》(ROKKOを反対から読んだもの)を楽譜演奏ソフトによって演奏した動画も同様に公開されています。

また、本稿でもご指摘した先輩方から情報提供をいただきましたが、数多の作品群のほんの一部にしかアプローチできていません。

今後なにより、楽譜そのものの蒐集、さらに望むらくは演奏例の蒐集が必要です。本田先生ご家族のご協力も必須でしょう。

楽曲の蒐集のうえでの整理・編集もさることながら、楽曲のさらなる分析のほか、巡礼という行為をいかに楽曲上に表現したかの考察、カトリック作曲家としての表現と日本的表現との融合など、研究テーマはいろいろと考えられます。

もし伯友会会員諸兄のなかに、何か本田先生及び本田作品に関する情報をお持ちであれば、どんな小さなことでも結構なので情報提供いただけると幸いに存じます。Wikipediaも開設しました[29]。六甲が生んだ天才作曲家の偉業を後世に伝えるため、ご協力をお願いします。

50期 藤原唯人 連絡先 E-mail:tadato00@gmail.com

 

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[1] 本田周司(2012年)「『六甲歌集』誕生秘話」 『伯友』61号16ページ

なお、『伯友』57号(2010年)44ページにおいて、本田先生の経歴紹介として「音楽担当教諭として六甲学院に1957年~1990年奉職」という記載があるが、こちらは誤りと思われる。

[2] 六甲歌集は、六甲学院創立20周年記念(1957年時)に初版が発行。平成25年10月10日に復刻版が発行された。

[3] 具体的には、いずれも作曲部門で、第23回(1954年)室内楽曲 入選、第25回(1956年)管弦楽 2位、室内楽曲 入選、第26回(1957年)室内楽曲 2位、第27回(1958年)室内楽曲 入選 作曲部門

日新聞社「日本音楽コンクール 入賞者一覧」 https://oncon.mainichi-classic.net/winners/ (令和7年5月4日閲覧)

[4] 「三十周年記念式典」『六甲学院新聞』昭和43年4月28日号

[5] 本田周司(2010年)「老いの繰り言 わが心の師・故武宮校長先生を偲んで」 『伯友』57号42ページ

[6] 本田周司(1987)「二十六聖人記念碑の建立」『六甲』第37号 57ページ

[7] 『六甲学院創立50周年記念 京都市交響楽団演奏会』パンフレット(1987年11月14日)

[8] 1997年3月19日に、京都市コンサートホールにて、京都市交響楽団 黒岩英臣指揮により、《交響的序曲 長崎への道 第三番》のほか、その前年に作曲された《コンポジション第2番 Martyres, Ora pro nobis》が演奏された。この際の《第三番》は初演時より短縮されたバージョンであった。

[9] もっとも、目黒三策(1970)『音楽年鑑(昭和45年度)』株式会社音楽之友社 229ページには、昭和4年生まれと記載されているが、誤記であろう。

[10] インタビュー記事(1992)「神様にお任せ、くよくよするな 『長崎への道』を歩む本田周司先生に聞く」『六甲』第42号 27-28ページ

[11] 前掲『六甲』第42号 29ページ

[12] 前掲『六甲』第42号 16ページ以下

[13] 六甲学院五十年記念誌編集委員会(1987)『六甲学院 五十年のあゆみ』学校法人六甲学院 149ページ

[14] 本田周司(1987)《交響的序曲 長崎への道 第三番》長崎への道事務局157ページ

[15] 前掲『六甲』第42号 31ページ

[16] 前掲『六甲』第42号 32-33ページ

[17] 文献は多数存する。たとえば、ルイス・フロイス著 結城了悟訳(1997)『日本二十六聖人殉教記』聖母文庫

[18] 前掲『六甲』第42号 33ページ

[19] 長野宏樹(2022)「日本二十六聖人『長崎への道』巡礼友の会」 『家庭の友』2022年6月号 サンパウロ 4-5ページ

もっとも最初に歩いたのは1975年(昭和50年)という記述もある。本田周司(1987)『交響的序曲 長崎への道 第三番』スコア 長崎への道事務局 5ページ

[20] 鎌谷朝之(46期)(1988)『交響的序曲 長崎への道 第三番』『六甲』第38号 133ページ

[21] 《交響的序曲 長崎への道 第二番》は、一部4分の5拍子による旋律展開がある。

[22] ルイス・フロイス著 結城了悟訳(1997)『日本二十六聖人殉教記』聖母文庫 181ページ 二十六聖人のうちの一人ルドビコ茨木が棄教と引き換えに助命を促された際、「つかのまの生命と永遠の生命を交換するのは意味のないことです」と答えたとされる。

[23] 結城了悟著(2002)『二十六聖人と長崎物語』聖母文庫 10ページ

[24] 前掲『六甲』第38号 133ページ 三連符の重要性が指摘されている。

[25] 『六甲学院創立50周年記念 京都市交響楽団演奏会』パンフレット(1987年11月14日)

[26] 1975年3月15日の日付が入っている。38期牛瀧文宏氏より譜面をご提供いただいた。やはり二十六聖人殉教をモチーフにした楽曲であり、岡山県総社市辺りから広島県福山市辺りまでの旅程が描かれている。

[27] 本田周司(1987)『交響的序曲 長崎への道 第三番』スコア 長崎への道事務局 5ページ

[28] https://www.youtube.com/@rok2557

[29] https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AC%E7%94%B0%E5%91%A8%E5%8F%B8

 

 

 

(文責:50期 藤原唯人)

第8回体操部OB会報告

 

日時: 2024年10月12日(土)17:30~19:30

場所: 香港海鮮料理 椰林(ヤーリン)

参加者:野見山元伸(11)、角田嘉宏(13)、滿野(村上)光(14)、高橋庸一郎(18)夫妻、慶野雅彦(19)、角田正治(21)、木村勝彦(23)、小野誠(25)、中村奉修(26)、山下(小林)泰三(26)、濱田謙三郎(26)、濱田誠剛(27)、姫野靖彦(28)、山本芳邦(28)、浅香晃一(29)、築森元(32)、値賀成昭(33) (敬称略)

新型コロナが5類に移行し集会の自粛も無くなり、ようやく第8回体操部OB会を開くことができました。今回の会場は阪急御影駅北東の御影ガーデンシティ2階にある香港海鮮料理の「椰林(ヤーリン)」で、18名が集い大いに盛り上がりました。なお、この素晴らしい会場はいつもグルメ指南をして頂く13期角田嘉宏氏から教えて頂きました。ありがとうございました。

今回は、11期から33期まで幅広い年代の方々が集い、六甲生時代の体操部の思い出話から現在のご活躍まで盛り沢山の様々な話題で、楽しい時間を過ごしました。

初参加で大先輩11期の野見山氏からは「脳内革命」のお話がありましたが、いつまでも学び続ける姿に感じ入りました。14期滿野(村上)氏は86歳の現在も一級建築士として現役でご活躍とのこと、氏のバイタリティーに一同驚かされました。

25期小野氏から六甲体操部の歌をご案内頂きましたので、食事の合間に皆で視聴しました。懐かしい写真付きの動画です。https://youtu.be/q6F1jpaMCrw

また、今回は32期築森氏・33期値賀氏の若手2名の初参加もあり、「楽しかった」との感想を聞き、幹事はホッと一息(笑)

 

また集う日まで、皆様、健康に留意されお元気にお過ごしください。

 

体操部ホームページ(https://sites.google.com/site/rokkotaisobu/home )が手違いで消失しましたこと、皆様にお伝えします。新たに再構築を目指す考えです。

なお、体操部OB会報告は初回から全て伯友会ホームページ(https://www.hakuyu.jp/)の「投稿記事」にて閲覧できます。

 

(文責:第8回体操部OB会幹事 29期浅香晃一、rokkotaisobu@gmail.com)

著書「高みをめざして ~六甲精神の源をさぐる~」購入受付


このほど、六甲学院の前校長である古泉肇さん(30期)が、初代校長の武宮隼人先生の理念と事績を中心に六甲学院誕生の物語をまとめられた「高みをめざして~六甲精神の源を探る~」という本を上梓されました。佐久間さんという名前のほうが馴染みぶかい方もおられるでしょうが、古泉さんは、1967年に30期生として入学、1977年から数学教員として母校で勤務された後、2015年に第9代校長に就任そして2021年に退職されるまで、長きにわたり六甲学院とともに歩んでこられました。

本の内容は、六甲学院の教育理念に始まり、武宮先生の名言を紹介し、六甲精神のルーツが語られるほか、学校生活や六甲学院の伝統などについてもわかりやすくまとめられています。(詳しくは目次参照)

巻頭言の中で古泉さんは「私はこの本で「原点に帰る」、すなわち「創立時の六甲に遡ること」、そして武宮隼人初代校長先生が実際に行った(目に見える)教育を通じて、目指していた(目に見えない)教育を探求することで、「六甲精神とは何か」「六甲らしさとは何か」を皆さんと共に考えていきたいと思います。」と述べられています。
六甲学院は80年以上の歴史を有し、時代の変遷や社会の変化とともに、各期の卒業生がイメージする六甲精神もそれぞれ異なったものとなっていることでしょうが、この本によって、あらためて考えなおしてみるきっかけになるのではないかと思います。

六甲学院誕生物語
高みをめざして ~六甲精神の源をさぐる~

A5判 247ページ 2022年3月19日発行
編集・著者 古泉肇(こいずみはじめ)

※ご希望の方には1冊2000円(送料込み)で古泉さんより頒布されます。
伯友会では販売しておりませんのでお間違いなきようお願いします。
※下記のフォームよりお申し込みください。古泉さんより振込先案内とともに現本が送付されます。(振込手数料等はご負担ください)
※なお申し込まれた各自の情報は古泉さんにお伝えしますのでご留意ください。

    メールアドレス:

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    粟本神父様訃報

    六甲伯友会名誉顧問(第3代六甲学院校長)パウロ粟本昭夫神父 が7月17(木)午前4時5分に、老衰のため、東京のロヨラハウスで帰天されました。98歳でした。
    通夜は、7月21日(月・祝日)午後7時30分より、葬儀ミサ・告別式は7月22日(火)午後1時30分より、いずれも東京の麹町(聖イグナチオ)教会主聖堂で執り行われます。
    葬儀ミサのライブ配信用のリンク、QRコードは下記の通りです。

    【略歴】

    1927年2月12日 広島県安佐郡(現在の広島市安佐北区)に生まれる

    1951年3月30日 イエズス会入会

    1962年3月18日 司祭叙階

    1964年~1982年 六甲中学校・高等学校で化学を教える

    1970年~1975年 学校内の修道院院長

    1975年~1982年 六甲中学校・高等学校校長

    1982年~1987年 イエズス会日本管区長

    1988年~1989年 浄水通教会主任司祭(福岡)

    泰星中学高等学校で化学を教える

    1989年~2010年 聖イグナチオ教会助任司祭

    2010年~2015年 聖イグナチオ教会協力司祭

    2015年~2021年 司牧活動 (SJハウス)

    1983年7月~1986年3月、1989年4月~2001年3月 泰星学園理事長

    1989年6月~1990年5月、1997年6月~2001年3月 六甲学院理事長

    2021年1月26日 ロヨラハウス

    2025年7月17日 帰天