伯友会

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OB講演会

2学期OB講演会【三木伸介氏(33期)】

2013年度から社会で活躍されておられるOBの方々に講演をお願いしています。今回で第5回目となる2学期の講演会を11月27日(金)の6校時、高校2年生全員を対象にザビエル講堂で行いました。

◎三木 伸介 氏(33期)による講演会

三木伸介氏(33期)

三木伸介氏(33期)

三木氏は防衛大学校から海上自衛隊に進み、潜水艦乗組幹部の資格を取得、防衛庁長官(現在の防衛大臣)の副官、潜水艦「せとしお」の艦長、ニューポートの米海軍大学にて勉強したのち、海上幕僚監部、潜水艦司令部幕僚長等を経て、大湊地方総監、呉地方総監までつとめられました。現在は川崎重工業のストラテジック・アドバイザーとしてご活躍されております。

講演の題は「しつけ教育と奉仕の精神を学んだ六甲から潜水艦乗りに」でしたが、途中からは「潜水艦よもやま話」と題したパワーポイントを使って話をしていただきました。自衛隊幹部として部下を統率していく際に、六甲での経験が大いに生かされたそうです。また、湾岸戦争・911テロ・東日本大震災と、ここ20年余りの間で自衛隊の出動機会が増えたことにより、正しく評価されるようになってきたとの話です。

次に日本の安全保障についての話がありました。日本の存続のためにはシーレーンの確保が重要、そして平和であることが必要で、そのために潜水艦が隠密行動でシーレーンを守っているとのことです。また、パワーポイントを使っての話の中では、潜水艦の仕組みや能力、近隣各国の潜水艦配備の状況、空母と比べた時のコスト、潜水艦の隠れ方と他国の潜水艦を探し出す方法などとともに、魚雷の威力を示す動画による説明もありました。

三木伸介氏(33期)

最後に「中国から日本を見た地図」をベースに海上防衛について話をしていただきました。

(林 豊)

OB講演会

濱名 篤 氏(32期)による講演会

32期 濱名 篤 氏

2013年度から社会の現場で活躍されておられるOBの方々に講演をお願いしております。今年度は1学期の講演会を6月26日(金)の6校時、高校1年生全員を対象に講堂で行いました。

◎濱名 篤 氏(32期)による講演会

「六甲で培ったリーダーシップと『高大接続という課題』」についての講演会を行いました。濱名様は学校法人濱名学院理事長・関西国際大学学長としてご活躍中ですが、文部科学省中央教育審議会の臨時委員や、独立行政法人大学入試センター運営審議会副議長等もつとめられております。

前段では、六甲学院での強い信念をもった先生や個性の強い友人との出会い、大学選びにあたり考えたこと、上智大学進学後の経験及びその後の進路を考える際のできごと、大学教員、学長、理事長としての大学づくりから運営にあたるまで等のお話がされました。六甲学院では、他で見られない力のある先生や生徒が多く、自らも「何か他より優れるもの」を見つけることの大切さについての話もされました。

本題の「高大接続という課題」については、今後行われる大学入試制度の変更が、戦後・明治以来の大改革となる可能性があること、これからの時代は「知識・技能」だけでなく「考える力」をつけ、それを「表現する力」がこれまで以上に求められていること等が話されました。

終了後の質問に答える際には、今後の大学の3種類の方向性(世界最高水準の教育研究、特定の分野での世界的な教育研究、地域活性化の中核)についても話がなされ、自分のやりたいことをよく考えて、それに合った大学を選ぶべきとの話がされました。

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