伯友会

六甲伯友会のオフィシャルサイトです。

支部だより

ロサンゼルス懇親会

開催日:
2016年12月26日
場所:
Sea Empress Seafood Restaurant(ロサンゼルス郊外ガーデナ市)
参加者:
時計周りに(敬称略させていただきます)
29期 岡田健一
41期 牧野明久
10期 五明洋
15期 藤野秀樹
42期 森下秀明

今回は忘年会をかねて懇親会を開催し、各会員が近況を話しました。事務局から送っていただいた伯友69号の配布もしました。今回出た話の中から、皆様も興味を持っていただけるかもしれない話題をお知らせします。

ロサンゼルスは公共交通機関が他の都市に比べて少なく、どうしても車が必要な社会です。本日も全員車で集合しました。
今アメリカ、特にロサンゼルスでは、UBERがタクシーの代用だけでなく、新たな通勤・通学・ショッピング・観光の移動手段として使われてきています。費用もバスとタクシーの中間位で、呼ぶとほぼ5分で到着します。現金の支払いも無いので、降車後に財布を狙われる可能性も低いです。自分で車を持っている人でも、駐車料金や駐車場の出入りの時間を考えると、UBERの方が利便性に勝る場合があります。

次に、犬の躾の話で面白い話が話題になりました。犬には上下関係があるとなんとなく分かっていましたが、それは絶対的なものではなく、散歩、食事等によって、上下関係が変わるというものでした。たとえば、力が強く上下関係で上にいる犬でも、あまり食事に興味が無ければ、食事の際、下に位置する犬が力で台頭する可能性があるというものです。また、犬が人に抱きつこうとした時に人間が体を後ろにそらしてしまうと、犬はその人の空間を取った気分になり、人間より上になってしまうこともあるようです。

犬に関する詳しい話は、71号の「伯友」に牧野さんが投稿してくれる予定です。

カリフォルニアにはアメリカ生活が長い、経験豊かな卒業生がたくさんいます。留学、駐在、旅行でアメリカに来られる際は、是非お知らせください。歓迎会をさせていただきます。

連絡先: morishita@mmsystems.com 森下

よろしくお願いいたします。

森下秀明 記

ロサンゼルス支部 懇親会開催

12月26日(月)午後12時より、ガーデナのレストラン(場所未定)で懇親会を行います。

六甲の情報はもちろん、駐在、留学、永住の情報交換ができればとおもいます。

伯友69号の配布も行います。

今回参加できない方も是非ご連絡ください。次回の連絡や情報共有をさせていただきたいと思います。

詳しくは、morishita@mmsystems.com迄ご連絡ください。もしくは、フォームからお問い合わせ下さい。

中部支部報告

平成二十八年十一月十二日(土)、割烹みどりにて、第12回中部支部総会が開催されました。

当日は、古泉校長先生に加え、伯友会から濱田副会長と樋口さん、関東支部から山口代表幹事代理、また、大阪支部より2年連続で35期高山さんが、そして、中部支部から、39期兒島洋一さん、41期中村有吾さん、42期下奥正さん、58期井上晋平さんが初参加いただき、総勢26名と、昨年に続き中部支部総会始まって以来の大盛況となりました。これも、会員の方々の強い希望により、ここ6年間、毎年開催してきたことにより、会員の皆様の間で、中部支部総会が、かなり定着してきたお蔭と思っております。

総会では、支部長の33期井上洋一さんのご挨拶に始まり、ご来賓の古泉校長先生よりご挨拶いただいた後、最年長の3期坊野 稔さんに乾杯の音頭をお取りいただきました。また、恒例により、ひとりずつ近況報告を行いましたが、特に、今回は初参加の方4名の方のご参加もあり、3期から61期までの幅広い層の方の様々な話が聞け、少人数ならではのアットホームな雰囲気で、楽しい一時を過ごすことができました。

中部地区は、150名以上の会員の方がおりますので、今後も新たな参加者を集って、伯友会中部支部の輪を一層拡げていきたいと思いますので、多数のご参加をお待ちしております。

【出席者(敬称略)(期)】
<ご来賓>古泉校長、濱田伯友会副会長、樋口伯友会幹事、山口関東支部代表幹事代理
<出席者>坊野 稔(3)、赤松 宏(12)、石田 忠久(13)、箕浦 輝幸(19期)、中井 隆弘(29期)、高山浩一(35)熊谷 正樹(35)、大原弘隆(35)、山下雅司(36)、兒島洋一(39)、中村有吾(41)、下奥正(42)、井上晋平(58)
<中部支部事務局> 井上 洋一支部長(33)、武藤 淑郎(29)、山森 康雄(34)、南 正治(35)、船越 真琴(36)、福田裕章(43)、黒田隆文(55)、阪田哲史(59)、岩崎 陽介(62)  

(文責 南正治(35) )

平成28年度六甲伯歯会に参加して

失礼致します。この度平成28年六甲伯歯会の原稿執筆を仰せつかりました、63期の高端大希です。平成28年7月30日(土)に第八回目となる六甲伯歯会が開催されました。今回の会場は三宮にあるR Valentinoというイタリアンのお店で、とても美味しいイタリアンを楽しみながら会を楽しむ事ができました。

懇談会は19時より磯島吉博先生(46期)の司会により開会し、髙端泰伸(伯歯会会長、33期)の挨拶のあと、来賓の古泉 肇校長先生よりご挨拶と六甲学院の近況報告を経て、寺延治先生(20期)の乾杯の御発声により開宴しました。

今回の参加者は20期の寺延治先生から、まだ学生である67期中野誠貴君・71期木村君まで総勢20名以上の方々が参加しておりました。大先輩である先生方から若くてエネルギーのある若手まで六甲という繋がりの下に一堂に会し様々な話をお聞きする事ができて、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。

来賓である古泉 肇校長先生より六甲学院の近況報告にて学校法人が上智学院になったこと、久美浜合宿が今年で最後になること、スキー合宿の場所が北海道になったこと、強歩会がもう最後となったこと、など様々なお話をして頂きました。学校法人が上智学院となったことはお聞きしていましたが実際にお話を拝聴し、六甲学院で働かれている職員の方々もその変化に対応するために様々なご尽力をされているのだということが分かりました。久美浜合宿、スキー合宿、強歩会といえば六甲生活に欠かす事の出来ない大きなイベントでありますが、そのようなイベントにも変化があるのだなと実感致しました。久美浜合宿・スキー合宿は新しい場所で行う事が決定しているようですが、強歩会は全校生徒が31kmもの距離を走る事の出来る施設がグリーンピア三木の閉鎖に伴い近畿圏には存在せず強歩会自体の開催が難しいとの事でした。個人的には強歩会に強い思い入れがあるので少し残念な気持ちになると共に、自分が六甲生の時は職員方の様々な御配慮の下に強歩会に参加する事が出来たのだという事が理解出来ました。

今回はちょうど若手である中野君、木村君と兄の同級生でもある廣瀬 翔太郎先生(60期)、武田大介先生(60期)と席をご一緒させて頂いて頂き、様々な話題に花が咲きました。会の途中には、毎年恒例の若手から順番の自己紹介が行われました。私は伯歯会の参加は三回であり、少しずつですが伯歯会の先生方の顔ぶれが分かるようになってきました。これからも伯歯会に参加させて頂き、六甲生の先生方と交流を深められればと思いました。二次会は定番のbar「宙」にご一緒させて頂き、今回の伯歯会も夜遅くまで深く交流を深めることが出来ました。

最後になりましたが、この度の六甲伯歯会の懇親会開催にあたり様々な御配慮を頂いた幹事の先生方に厚くお礼申し上げます。

(63期 高端大希)

ロサンゼルス懇親会

開催日:
2016年7月24日
場所:
Sea Empress Seafood Restaurant(ロサンゼルス郊外ガーデナ市)
参加者:
時計周りに(敬称略させていただきます)
57期 池内信介
15期 藤野秀樹
29期 岡田健一
42期 田名部武志
42期 森下秀明

ロサンゼルス懇親会

今回は、日本からの駐在、留学でロサンゼルスに来られた田名部さんと池内さんが初参加となりました。場所は恒例の中華料理店でした。
まずは、藤野先輩の乾杯で始まり、伯友68号の配布を行いました。

池内さんはロサンゼルス来られる前に、「伯友」でロサンゼルス支部の事を知り、私を先輩として頼って来られました。

アメリカでは日本と環境が大きく変わります。多人種が一緒に住んでいるので、考え方も生き方も多種多様です。そのため吸収できる物がたくさんあり、日本の事も客観的に見ることができるようにもなりますが、一緒に来る家族には、ストレスになってしまうこともあります。そうならないためにも、アメリカ在住が長い先輩たちが、少しでもお役に立てればと思います。

カリフォルニアにはアメリカ生活が長い、経験豊かな卒業生がたくさんいます。留学、駐在、旅行でアメリカに来られる際は、是非お知らせください。歓迎会をさせていただきます。

連絡先: morishita@mmsystems.com 森下

よろしくお願いいたします。

森下秀明 記

第26回伯医会報告

本年6月11日,32期井尻慎一郎会長のもと,毎年恒例の伯医会懇親会が,神戸三宮にある中華料理店「チャイナモダン リャンヨウ」で開催されました。

第26回伯医会

第26回になる今回は,日程等の関係で参加者が例年より少なめでしたが,古泉肇校長先生にもご臨席いただいて,楽しいひと時を過ごせました。

ご多忙中参加していただいた会員の皆様方には,厚く御礼申し上げます。

私は13年前に神戸に帰ってきてからはほぼ毎年のように参加し,3年前に当時の井尻代表幹事が会長に就任してからは代表幹事を拝命し,他の幹事とともに,伝統を絶やさぬよう毎年続けてまいりました。

そしてこのたび,井尻会長が会長職を勇退され,本年から不肖ながら私が会長職を仰せつかることとなりました。

医師という仕事は,開業医,勤務医,研究医,さらには医療行政にいたるまで,科目による専門や地域での役割が多岐にわたることから,お互いの連携が極めて重要で,それが自らの仕事を潤滑に行うのみならず,何よりも患者さん,そしてひいては社会のためになります。

こうした連携を担う医師のネットワークは,卒業大学や出身医局,そして医師会が代表的ですが,高校の医学部出身者のネットワークとしての伯医会の医師500人以上のつながりは,それらに匹敵する大規模なものです。

会員の分布は関西はもちろん日本全国におよび,しかも何よりも,六甲学院出身という共通項さえあればお互いの顔を知らずとも信頼し合える,強い絆でつながった組織であると感じています。

今後とも,六甲学院出身であることを誇りに思ってこのネットワークをさらに発展させ,社会に還元していきたいと思っております。

なお,今回から代表幹事は,35期の石川二朗となります.36期岩崎幹季,45期大歳健太郎も引き続き幹事にとどまりますので,幹事団ともども,皆様のご指導ご鞭撻のほど,どうぞよろしくお願い申し上げます。

なお,懇親会は引き続き毎年行っていく予定にしておりますので,今まで参加されたことのない会員の方々も,来年以降,ぜひご出席いただければと思います。

(34期 大加戸彰彦)

南カリフォルニア伯友会懇親会

開催日
2015年12月28日
場所
Sea Empress Seafood Restaurant(ガーデナ市、カリフォルニア)
参加者
右回りに、左から(敬称略) 五明洋(10)、植村信也(10)、多木温久(12)、藤野秀樹(15)、牧野明久(8)、森下秀明(42)

南カリフォルニア伯友会

カリフォルニア在住の卒業生が、交流を深めました。集ったのは、多木さん経営のホテルの目の前にある、中華料理のレストランです。

まずは、五明さんの乾杯で始まり、参加者に全員に、事務局からいただいた伯友67号が配られました。昨今の日本ブームにより、日本食はもちろん広がりつつありますが、アメリカでは他にも、秋田犬、柴犬等の、日本犬ブームが広がっているという話題になりました。最近、展示会等で日本犬のブースを見かけます。

牧野さんは、捨てられたり怪我や病気の犬の保護、新しい飼い主を見つけるボランティアをされています。日本では、今でもペットショップで仔犬を買ってくるのが一般的ですが、アメリカでは、シェルター(日本でいう保健所)からアダプトするのが一番多くなってきているそうです。今話題のStarWarsのLuke Skywalker役のマーク・ハミルも、牧野さんの参加している団体(Doggies911)から、自分の犬をアダプトしたそうです。

カリフォルニアには、アメリカ生活が長い、経験豊かな卒業生がたくさんいます。留学、駐在、旅行でアメリカに来られる際は、是非お知らせください。歓迎会をさせていただきます。

(連絡先: morishita@mmsystems.com 42期 森下秀明)

第11回中部支部総会が開催

平成27年11月7日(土)、割烹みどりにて、第11回中部支部総会が開催されました。

当日は、初参加いただいた古泉校長先生に加え、伯友会から濱田副会長と樋口さん、関東支部から山口代表幹事代理、また、大阪支部より35期高山さん、そして、中部地区最年少の62期岩崎さんが初参加いただき、総勢26名と、中部支部総会始まって以来の大盛況となりました。

これも、会員の方の強い希望により、ここ5年間、毎年開催してきたことにより、会員の皆様の間で、中部支部総会が、かなり定着してきたお蔭と思っております。

総会では、支部長の33期井上洋一さんのご挨拶に始まり、ご来賓の古泉校長先生よりご挨拶いただいた後、最年長の3期坊野 稔さんに乾杯の音頭をお取りいただきました。

ご出席いただいた濱田伯友会副会長からも、常々、この会は人数は少ないが大変活気があるとご評価いただいておりますが、最近は参加人数も増加傾向となり、益々盛況となっていると思います。

今後も、毎年開催し、かつ参加者の皆様に楽しんでいただけるよう趣向も凝らして、伯友会中部支部の輪を一層拡げていきたいと思いますので、多数の方のご参加をお待ちしております。

第11回中部支部総会

【出席者(敬称略)(期)】
<ご来賓>古泉校長、濱田伯友会副会長、樋口伯友会幹事、山口関東支部代表幹事代理
<出席者>坊野 稔(3)、立花 昭美(10)、赤松 宏(12)、五百旗頭博治(12)、石田 忠久(13)、吉井 敏勝(15)、三宅 譲治(22)、松崎 善樹(32)、高山浩一(35)熊谷 正樹(35)、大原弘隆(35)、山下雅司(36)、岩崎 陽介(62)
<中部支部事務局> 井上 洋一支部長(33)、武藤 淑郎(29)、山森 康雄(34)、南 正治(35)、船越 真琴(36)、福田裕章(43)、黒田隆文(55)、石井 宏武(54)、阪田哲史(59)、 (文責 南正治(35) )

シンガポール伯友会懇親会報告

開催日:
2015年7月29日
場所:
文東記
参加者:
50期白川、51期田崎、56期大槻、58期北村、福嶌、59期中山、61期惣司、65期森山(敬称略)

シンガポール伯友会

シンガポールには分かっているだけで10名ほどの六甲OBがおり、2010年にシンガポール伯友会が発足してから、定期的に懇親を深めております。

これからシンガポールにお越しになられる方、あるいはご同期や仕事のつながりでシンガポールにおられる六甲OBをご存じでしたら、幹事までご一報をお願いします。

幹事:田崎 朋広 (51期) 連絡先 tomot1975@gmail.com

第25回六甲伯医会懇親会

25回六甲伯医会、写真、15-6-27

第25回伯医会が井尻会長の下、古泉校長先生をお迎えして開催され、そこに参加させて頂きました。久しぶりに参加しましたが、全員六甲出身者だという安心感と懐かしさで、すんなりと皆さんの中に入り込む事が出来ました。私は長い間大学勤務をしておりました。その間、母校をはじめ、秋田大学、滋賀医科大学、大阪大学に授業に行きましたが、必ずと言っていいくらい六甲出身者がいたのを頼もしくも嬉しく感じたのを思い出します。平成20年10月から、神戸市立医療センター中央市民病院に迎えられ、8年目を迎えようとしています。当地に参りましてからも、神戸大学をはじめ、兵庫医科大学、また神戸市内外の病院に六甲出身の先生方が多く活躍しておられ、この間、多くの先生方のお世話になって参りましたが、当地に来させて頂きました事、あらためて感謝致しております。

さて、私たちの学年は、今年六甲卒業50周年を迎え、9月には母校六甲学院に集う事になっています。記念集を発刊するという事で、拙文を寄稿しましたので以下を記載させて頂きます。皆様の益々のご発展を心から祈念いたしております!

「六甲学院の思い出」

思いもかけず、六甲学院卒業以来43年ぶりの平成20年10月から、神戸市立医療センター中央市民病院に迎えられ、8年目を迎えようとしている。しかも、病院の宿舎が六甲学院の坂の中腹に位置していようとは、神様のいたずらには驚かされた!後輩達が坂を上ってくるのを見ながら、彼らの未来に幸多かれと祈るこの頃である。

私が、静岡大学付属島田中学二年の夏頃だったと思うが、両親から六甲中学3年への編入試験を受けるよう言われ、まだ中2の勉強をしているときに、六甲中学の2年、3年の勉強を3か月でするようにと六甲中学の教科書を渡された。数学はまだしも、古文、英訳には手を焼いたのを覚えている。

滝沢君、岩永君と私が編入を許された。六中3年時に編入しびっくりしたことが有る!それは、外人神父(ドカン)が関西弁でしゃべることであった!何れにしろ、中3春から高1の教科書を勉強するので、最初の3か月は皆に追いつくのに必死で、夏休みには、補習授業を受ける科目があったと記憶している。あの頃は、晩熟で身長も低く、前から4番目ぐらいで、漸く、夏過ぎ頃声変わりし始めたのを覚えている。高校1年時の頃には178センチほどになっていた。次第に自信を取り戻し、弓道部に入部し、部活にも気合が入り、友人に恵まれ、楽しい高校生活を送ることができた。

父親の仕事の関係で、転校には慣れていた。昭和27年4月に母親の里の東京から、京都府竹野郡和田村にある保育所に、28年から同村立溝谷小学校に通っていた。雪の降りしきる夜、両親から来年4月から、芦屋市立山手小学校に転校を言われ、ようやく楽しくなってきた田舎の生活に別れを告げ、大都会の小学校に通う事になった。芦屋に来ると私より勉強のできる子が居て、親から叱咤激励を受けたように思う。その年の秋頃、また両親から転校を告げられ、昭和30年4月から静岡県島田市立第四小学校に通う事になった。しばらくは、島田に住むことになり、大井川に魚釣りに行ったり、裏のがけ山に肝試しに友達と一緒に登ったり、焼津の浜に泳ぎに行ったり、真の小学校生活を満喫できた。中学は、静岡大学付属島田中学に入ることができ、県立静岡高等学校への進学コースにいた。この頃、父親は今までの数回にわたる、無医村に近い診療所廻りの教室人事から抜け出し、島田市長の要請で、市立島田市民病院院長に就任していた。ところが、この父親は、あらぬことを考えていた。エチオピア皇帝の侍医に応募していたのだ!京都大学の恩師に報告に行ったが、将来政変の危険性があると指摘され、その思いを断念せざるを得なかったようである。既に市長に辞表を出しての決意であったらしく、新たな職場探しをしなければならず、結果として、その煽りを食って、私が六甲中学の編入試験を受けざるを得なかったわけである。私としては、ここで良き友に会うことができた訳で良かったと思っている。実は、静岡時代に神父になるように勧められた私には、武宮隼人校長、武庫和照S.J.の出会いに特別な思いがあるが、それは50年前の思い出にしたままが良いと判断した。皆様のご多幸を祈念する。

【文責:22期 北徹 京都大学名誉教授・神戸市立医療センター中央市民病院長】