シンガポール伯友会プチ懇親会

コロナ禍の令和2年の夏に、シンガポール、日本、

六甲伯友会のオフィシャルサイトです。

コロナ禍の令和2年の夏に、シンガポール、日本、

初回放送日: 2023年8月12日 23時30分~0時00分 NHK総合にて放送
六甲学院の伝統「総行進」が女優上白石萌音さん語りによりTV放映されます。是非お見逃しなく!
決して忘れることのない青春のひとときを見つめる青春応援
ドキュメント。今回は兵庫県・六甲学院中学・高等学校の体育祭伝統「総行進」。10代が本気で挑む汗と涙の日々! 決して忘れることのない瞬間を見つめる青春応援ドキュメント「青春100K」。今回は兵庫県・六甲学院中学・高等学校の体育祭伝統「総行進」に密着!▽大迫力!総勢1000人の大行進▽6列交差に図形・幾何学模様…行進が描く美しさに注目!▽足並みをどう揃える?中1から高3までをまとめる実行役員たちの試行錯誤の日々▽変えるべきか?守るべきか?伝統と改革のはざま▽10代が本気で挑む汗と涙の日々▽語り:上白石萌音


2023年8月5日(土)、軟式庭球部OB会による『稲垣先生の卒寿をお祝いする会』を開催いたしました。軟式庭球部は近年人数減少により休部となっていますが、稲垣先生にお世話になった30期代~40期代を中心に年に1~2回のOB会を継続して実施しております。ここ数年はコロナ禍の影響により開催できておりませんでしたが、今回稲垣先生の卒寿のお祝いを開催させていただくこととなりました。
当日昼間の猛暑の中でのテニスでは、33期~50期までの壮年のOB達が名(迷?)プレーを披露し、稲垣先生にもテニスを観戦いただきながら当時の思い出話などをお聞かせいただきました。
また、夕刻からは33名というOB会史上最多人数によるお祝い会を開催。各期のOBから当時の思い出話を披露しつつの祝辞や稲垣先生から怒られた話など、あっという間の2時間半でした。
稲垣先生は御年91歳になられますが、非常に元気。会の最後にはスピーチをいただきました。参加したOBの思い出話では当時の情景をありありと思い出させるような面白いお話しをいただき、最後は『次は白寿(はくじゅ)を飛び越して百十(ひゃくじゅう)まで頑張ります!』との力強いお言葉で締められ、場が大いに盛り上がりました。
残念ながら軟式庭球部からは新しいOBが出て参りませんが、テニスは歳をとっても続けることができる生涯スポーツですので、今後もテニス+宴会という伝統のOB会の形式を保ちながら、稲垣先生に負けないよういつまでも元気でい続けたいと皆で誓いあったOB会でした。
稲垣先生、いつまでもお元気で!そして白寿、百十と先生をお祝いさせてくださいね。
(50期 青田雄弘)
六甲伯友会事務局の夏季休暇は下記の期間になります。
8月7日(月)~8月18日(金)
よろしくお願い致します。
2023年度 第1回目 6/14 伯友会ジュニア@三宮

伯友会ジュニア第1回目は三宮のお好み焼き「てつ」にて開催しました。
49期小林紀方先輩、50期青田・大谷・東田・善野・山本・藤枝の参加で、
2次会からは59期金君も参加いただき、昔ばなしから六甲OBによる在校生サポート(修学旅行・海外研修・国内での職場訪問研修)の話、男の子を持つ親たちは最近の中学受験事情の話、我々にとっての六甲とは?等々話は尽きず、2次会につながっていきました。後ろ髪引かれる思いで終電に飛び乗りました。
伯友会ジュニアという歳でも無くなりつつあり、間もなく50歳という年齢で伯友会ジュニアを任されているのですが、後輩をもっと呼び込まないといけないねと、まじめに反省する場面もあったおじさん達でありました;
2023年度 第2回目 7/8(土) 伯友会ジュニア@水道筋

本日は六甲伯友会幹事会でありました。その裏時間からこの伯友会ジュニア第2回は宴が始まっておりました。幹事会出席組の中には坂を駆け下り宴に参加しました。
場所は阪急王子公園駅から徒歩10分くらいの水道筋のど真ん中、「エニシバ」というイタリアンバルという感じのコンパクトなお店でした。そこにおっさんの団体様が所狭しに座り、熱い話をしておりました。
オテルド摩耶の総料理長のお店というだけあって、出てくるお料理はどれも非常においしく、おっさんたちにはもったいないお料理の数々でした。
ちょっと見つけにくい所ですが、一度足を運ばれてはいかがでしょうか?
上記の人数以下でないと入れませんが;
さて、参加者はと言いますと、再びのご参加49期小林紀方先輩、50期藤原・青田・山本・梶木・藤枝、55期水口君、56期小松原君・寺川君・椋野君、66期荒木君も参加してくれて、久々に伯友会ジュニア的な感じで若さを感じました。
これだけ人数がいるとそれぞれ3人4人ずつでの会話になり、メインは来年の56期幹事の懇親会の話題でした。50期はすぐ六甲大祭りのときは。。。というのが口癖なのできついところもあったと思いますが、先輩としてはフレッシュな後輩に失敗して欲しくないという老婆心というか爺心で一杯、後輩本人たちは何とかなるだろうという感じを思っている、そんな絵面ではなかったかと思います。来年はポートピアホテルでの開催ということで幹事たちへの負担は軽くなるのかなと思われます。ただ、何かとお節介焼きの先輩としては、何かやってあげたくなる、そんな一幕でした。おいしい料理に楽しい話に先輩後輩と一つの目標に向かって何かをやって行く、こんな幸せなひとときがあるでしょうか。次の代は57期、58期・・・その辺りまで徐々に加わって欲しいと願う、ぎりぎり伯友会ジュニアの一六甲OBの願いであります。
さぁ、第1回・第2回と連続して開催しまして、第3回の日程が気になる所でございます。またぎりぎり伯友会ジュニアの50期中心に、近々開催したいということで、お楽しみにして下さい!是非ご参加ください! (山本・藤枝記)
「医師として、外交官として、海外で働く ~六甲中学・高校で学んでおいてよかったこと もっと勉強しておけばよかったこと~」
7月11日(火)、期末試験の答案返却授業後、全校生がザビエル記念講堂に集まりました。壇上には46期卒業生の後藤浩也氏。自衛隊で医官として活躍され、現在は外務省医務官として在ジブチ大使館で勤務。今春、スーダンからの邦人待避に際して、健康管理・調整活動に携わりました。このときの報道映像に後藤さんが登場したことがきっかけとなり、緊急講演会が企画されました。
後藤さんの夢は医師と外交官でした。通常、このふたつは全く違う職種と思われますが、現在後藤さんは外交官パスポートを持つ医師として活躍しています。後藤さんの夢はどのようにして実現したのでしょうか。
後藤さんは東大をめざすも失敗、防衛医大を経て、医官として自衛隊に入隊。アメリカに派遣されて医師として研鑽を積むとともに、米軍司令部でも勤務しました。2010年のハイチ地震に際しては、南部マイアミで、自衛隊緊急援助隊の連絡調整にあたり、翌2011年の東日本大震災では、米軍による「トモダチ作戦」受入れに際し、調整役を務めました。そして2022年外務省に移り、在ジブチ大使館医務官として現在に至ります。このような後藤さんの経歴をみると、豊富な海外経験や対外調整活動の実績が、二兎を追う夢の実現につながったといえるでしょう。
ジブチは海外で自衛隊の拠点がある唯一の国ですが、他に数カ国の軍隊が駐屯し、共同で海賊対処行動を行っています。海賊といっても、漁船のような小舟で航行する巨大なタンカーに乗り付け、乗組員を人質にとって身代金を手に入れることが目的で、通常流血の惨事にはならないそうです。各国の軍隊の役目は、海賊船がタンカーに近づかないよう、空と海から監視することです。
外務省医務官としての後藤さんの仕事は、医務室での勤務(医療活動)、現地の医療事情把握(各国軍の医療関係者との情報交換や、近年拡大しているマラリアに関する情報収集など)、邦人保護(コロナの重症患者のチャーター機による搬送)です。これらの仕事すべてに、医療知識とコミュニケーション能力が必要だと、後藤さんは語ります。そしてその基礎を作ったのは、六甲の学びだったというのです。
まず六甲がカトリックのミッションスクールであること。海外では宗教色を帯びた儀式に参列する機会があるけれども、その際に相手の気分を害さない配慮ができることは、立派なコミュニケーション能力であり、六甲でのミサ経験が役に立ったそうです。また古文・漢文は異文化理解に役立ち、現代国語や数学は論理的思考につながったとのこと。化学の知識は、後藤さんの専門である眼科で役立ち、六甲であまり勉強しなかった物理も、光学器機を理解するために、学び直したそうです。また英語、特に文法の知識は、現在のフランス語学習に大いに役立っており、地学の知識は、ジブチの風土(アフリカ大地溝帯や塩湖など)の理解に資するところが大きかった・・・。六甲の学びが、後藤さんにとっていかに有用で大事なものだったかを強調なさいました。そしてみなさんも六甲でよく学び夢を実現してほしいと、後輩たちにエールを送ってくださいました。
これほど興味深い講演会は初めてだと、終了後の交流会に駆けつけた生徒がいました。大きな身体と大きな声で、気さくに後輩たちに語りかける後藤さんの姿は大変印象的で、後藤さんの背中を追って、医療や外交の道に進む生徒が現れるかもしれません。
(40期 山岸禎一)

2016年10月発行の伯友No.69掲載の同期会だよりにて、我々31期還暦同期会の報告をさせていただきました。その中でご紹介した同期会「31CLUB」は「Club31」と名を替え、またコロナ禍のために何度か中断したこともありましたが、その後も随時開催され続けております。
なお誰の発案なのか、開催日は期の数字に合わせて基本31日に開催と決めております。即ち1年間に7回の開催予定となりますが、12月31日だけは諸般の都合によりありません。
今ではゴルフ好きが集まって「ゴルフClub31」、山歩きを好む有志にて「伯母野山Club31」など、飲んでおしゃべりだけ以外の有志による会も発足し、時には奥様もゴルフに同行など、それぞれ順調に活動を広めております。
さてコロナ禍が落ち着いて来たタイミングなので、いよいよ六甲卒業50周年記念31期同期会の実行委員会が、関東在住メンバーを中心とした有志にて立ち上がりました。早速来年9月14日(土)開催に向けて始動したのを皆様にご報告がてら、しばらく途切れていた同期会「Club31」から5件分のご報告をします。(31期 板倉 徹)
1.開催日: 2022年11月1日(月)
場 所: 三宮「肝胆亭」
参加者: 種田 大竹 苅田 古志 小見山 阪本 杉江
立石 筒井 林 藤本 山本博 板倉 13名
コロナ禍明けでしばらく途切れていた上に、会場を梅田から三宮へ変更して初めての開催で、数名迷子になって遅刻にはなりましたが、13名の参加でした。神戸酒心館福寿の「純米大吟醸 麗峰 六甲」という我々に相応しい名の美酒を古志君が差し入れてくれたこともあって、最後は全員立ち上がっての校歌斉唱となり、久しぶりに大変盛り上がりました。


2.開催日: 2023年1月31日(火)
場 所: 三宮「肝胆亭」
参加者: 種田 小見山 阪本 杉江 立石 筒井 信川
長谷川 林 藤本 山本博 板倉 12名
コロナ禍の収束状況をろくに考えもせず盛り上がり過ぎた前回の反省で、あまりはしゃぎ過ぎないようにと努めました。また4月23日開催の伯友会総会・懇親会の出席の勧誘に、幹事担当の55期のお二人が宴会冒頭に参加されました。
お二人の説明と意気込みに感動した我々31期の面々は、「まず今日参加の12名は必ず参加!?」との確約をしました。
現に伯友会総会当日では、幹事の55期生の26名に次ぐ11名と参加者数は第2位でした。
さて今回はおとなしい会でした。


3.開催日: 2023年3月31日(金)
コース: 阪急岡本駅→保久良神社→金鳥山→本庄山→
風吹岩→荒地山→なかみ山→風吹岩→
万物相高座の滝→JR甲南山手駅→森温泉
参加者: 伯母野山Club31(山歩きの会)
種田 大歳 北野 杉江 森本 5名
今回の山歩きの会は、夕方からの飲み会に合流すべく、これに合わせた日程で計画されました。お花見も兼ねて保久良神社から、金鳥山〜風吹岩〜荒地山〜風吹岩〜高座ノ滝という初めて参加されるメンバーにも配慮した一般的なプランです(でした)。
残念ながら新規の参加者は今回は不参加となり、参加者は常連の5人。その結果?夜の会までの時間調整も兼ねて?万物相にも…、最後は地獄谷まで…

4.開催日: 2023年3月31日(金)
場 所: 三宮「肝胆亭」
参加者: 種田 大竹 大歳 北野 古志 小見山 阪本
杉江 立石 長谷川 林 板倉 12名
山歩きの会のメンバーと通常の飲み会のメンバーと、会場に合流して開催されました。
季節は春めいて来て、なんかウキウキした気分で、みんな楽しい時間を過ごしました。

5.開催日: 2023年5月31日(水)
場 所: 三宮「肝胆亭」
参加者: 種田 北野 古志 小見山 阪本 杉江
筒井 林 三宅 山本 10名
いつものように話が盛り上がって、あっという間に2時間が過ぎてしまいました。翌日ゴルフの予定の入っている人も居たようで、二次会は行かずに体調管理したそうな。

(大歳和法、小見山洋一、板倉 徹 記)

5月15日(月)、第16回OB講演会が行われました。講師の山脇岳志氏は朝日新聞社でジャーナリストとして活躍され、現在はスマートニュース社でメディア研究所所長を務めています。六甲時代のよかったこととして、よい仲間、先生との出会いを挙げられました。山脇さんがジャーナリストの道に進むきっかけとなったのは、故室田先生(国語科)に文章を褒められたことでした。また、外国人の神父が何人もいる学校で教育を受けたおかげで、海外アレルギーがなくなり、異文化理解にも役立ったそうです。
本題に入ると、最初にフェイクニュースを見分けるクイズがあり、会場は大いに盛りあがりました。実はフェイクニュースを見破ることは非常に難しく、写真や動画を観て、私たちはつい騙されてしまうことも多いのです。それを防ぐためには、たとえば「だいじかな(だれ、いつ、情報、関係、なぜ:情報の発信源やコンテキストを理解する)」法、「横読み(さまざまなサイトを開き、情報を横断的に確認する)」法など、いくつかの方法があるそうです。
良くない知らせもあります。いま流行りのAI技術を駆使すれば、ディープ・フェイクと呼ばれる虚構情報を簡単に流布することができます。話題のChat GPTを用いれば、「不自然でない」フェイク情報を量産できるでしょう。さらに歴史学者のユヴァル・ノア・ハラリ氏はこう言います。「私たち人間は、虚構の物語を創作して、それを信じる能力のおかげで、世界を征服した。したがって、私たちは、虚構と現実を見分けるのが大の苦手だ」と。続けて彼は「人類が文明を築けたのは『虚構』を信じるようになったから」とさえ、指摘するのです。いったい私たちはどうすればいいのでしょうか。
最も大切なのはメディアリテラシーを身につけること、と山脇さんは語ります。そのためには、①すべてのメッセージが「再構成」されていることを理解すること、②ときどきCritical Thinking(吟味思考)を行うこと、③メディアの仕組みを理解することが必要なのだそうです。
リンカーンの「意思あるところに道がある」という言葉を六甲生に贈って、山脇氏の講演は締めくくりとなりました。質疑応答の時間では、フェイクニュースに関する質問とともに、山脇さんも所属していたマスメディアのあり方について、厳しい質問が寄せられました。それらの質問に丁寧に答え、終始穏やかな表情で六甲生に語りかける山脇さんの姿が、とても印象的でした。
(40期 山岸禎一)

2022年10月3日(月)、第15回OB講演会は東京大学大学院法学政治学研究科教授の五百旗頭薫氏(49期)を講師に開催されました。
『歴史を学ぶ・活かす・伝える』と題された今回の講演では、まず歴史家の道を選んだ理由が述べられました。「弱さ」というキーワードが印象的でした。在学中、運動部で十分に力を発揮できず、退部したことから自分の「弱さ」を感じ、同じ間違いを繰り返す人間の「弱さ」に興味をもち、人間の営みを研究する歴史学に関心が向いたそうです。
五百旗頭さんにとって幸いだったのは、米ソ冷戦が終結し、互いに絶対的正義を主張し合うイデオロギー対立の時代が終焉を迎えたことでした。当時観ていたアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」は、絶対善や絶対悪を描かない、まさに冷戦後の世界を反映した作品でした。この作品にも励まされて、五百旗頭さんは研究を進めることができたそうです。
講演の後半は、現代政治に話題が及びました。KADOKAWA社から『学習漫画日本の歴史第16巻』の監修依頼が舞い込み、その編集作業が大詰めの2022年7月、安倍元首相が暗殺されます。この事件により、第16巻のカバーすべき時期は2022年参院選まで延長され、編集スケジュールは非常にタイトなものになりました。最終ページの構成をめぐり、編集部と真剣な対話を繰り返したとのことです。なお講演後の10月13日、第16巻は無事刊行とのこと、お疲れ様でした。
五百旗頭さんは生徒の質問に、「いい質問ですね」「本質を衝いた問いですね」と当意即妙な答えを返し、「六甲生は優秀で活気がある」と、喜んでくださいました。穏やかな中に芯の通ったお話しぶりが、生徒の反応を引き出したのでしょう。
五百旗頭薫さん、サポートくださった委員長岡本剣さんをはじめ伯友会の皆様に、心より御礼申し上げます。
六甲学院教諭 山岸禎一(40期)