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吉村先生ご退職記念の会

去る2月22日、大阪梅田の新阪急ホテルにて、吉村信夫先生を慕う有志が集い、「吉村先生ご退職記念の会」を開催いたしました。

吉村先生は北海道札幌市のご出身、上智大学をご卒業後、社会科の教員として六甲に39年間奉職され、本年3月をもって惜しまれつつご退任なさいました。カトリックの信者でもあり、在任中は教鞭を執る傍ら、「人生教育」の一環として在学生向けに「人生探検部」(通称、『人探(じんたん)』)、保護者向けには「保護者のためのカトリック研究会」などを主催されました。特に前者は、42期から79期まで参加者数は200名以上にのぼり、先生の薫陶を受けた生徒は数多く、各界で活躍しています。また、人探参加者ならずとも、先生の授業開始時の「よし、はじめましょう。はいどーも、」や、「お~まえさ、」、「だ~まれだまれだまれだ~まれ~、」など、独特な節回しを今も覚えているOB諸氏も多いのではないでしょうか。

当日は本会に先立ち、16時半より、東京からお越しになった外川直見神父(14期・第4代六甲校長)山内保憲神父(49期)の共同司式により、一部在校生も参加しての記念ミサが執り行われました。その後18時より、六甲校歌の斉唱とともに感謝会本会がスタート、外川元校長の挨拶に始まり、参加者代表として、太田匡彦氏(46期)五百旗頭薫氏(49期)(ともに東京大学大学院法学政治学研究科教授)、三浦太郎氏(66期)(三井物産株式会社勤務)、佐伯壮一朗氏(73期)(大阪大学大学院医学研究科所属)の四氏によるスピーチ、吉村先生が定期的に説教を受け持たれている神戸新生バプテスト教会(御影)の代表者や、保護者のためのカトリック研究会の方による挨拶、加えてカンボジアの復興にご活躍中の44期坂野一生氏から寄せられた温かいメッセージの朗読など、約3時間にわたる大変盛大な会となりました。会の最後には吉村先生の奥様からの一言、お二人への花束・記念品の贈呈、そして先生のご子息らも壇上に招いてご家族の写真撮影も行われ、先生にとっても思い出深い日になったことと存じます。なお、本会にご参加いただいた方々は約100名で、六甲OBを中心に在職の先生方、生徒保護者、神戸新生バプテスト教会の皆様など多岐にわたりました。皆様にはこの場をお借りして深くお礼申し上げます。

吉村先生は当面の間、関西を拠点にキリスト教・カトリックの布教活動に引き続き携わられるとのことで、六甲退職は残念ですが、今後より一層のご活躍を祈念しております。

「吉村先生ご退職記念の会」
実行委員
42期 片岡 功一・藤原 和隆
58期 岡本 信秀
66期 荒木 建人